塾倒産 経営の考え方

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インターネットで集客した塾は順調でしたが、それは大きな欠点を含んだ塾でした。それは

「辞めやすい塾」

というものでした。私は

「塾をやっている」

つもりでしたが、当初の会員の方にとっては

「通信教育に入会した」

感じだったのかも知れません。イメージしてもらえればわかりますが、「進研ゼミ」何かもそうですよね。

「自分でがんばる」

と言いながら、やらない。CMでは

「15分でできる」

と言われていますが、それでもやらない。たまる添削。結局やめてしまいまよすね。そんな感じでした。

そして、私が会員さんに電話してわかったのが

「親が子どもに教えるストレス」

でした。つまり

「会員さんが困っている問題」

がわかったのです。FAX指導でわからない問題は母親がそれを教えていたのです。だから、お母さんにとってはストレスだったのです。

「これだ」

と思った私は何とか「電話を使って指導する」という方法を考えました。そして、「導入する決定」を下したのです。

ただ今回は違っていました。それまでの私は、自分の頭で考える。良いと思ったら一度に「ドバーッ」とお金を使って失敗していました。

オフラインの塾でも立地を真剣に考えないで

「ただ以前に住んでいたので知っている場所」
「駅から徒歩1分でよい場所なのに家賃が安い」
「人に勧められたから」

とあまり深く考えないで

「200万円の投資」→「失敗」

でした。ですが、大きな失敗をしてからは今度は次のようにしていきました。

リサーチ→テスト

です。これを繰り返しました。保護者に悩みを聞いて(リサーチ)、実際に少ない人数(テスト)でやっていくのです。

それで私がやったことは

「無料テレビ電話で私が直接指導する」

というものでした。今から17年前の話です。今でこそ様々なソフトがあります。

Skype ZOOM

といった簡単にできるものがありましたが、当時はまだそれほど普及していません。

「出来るだけ無料」

と思っていたものの、当時は高額な月会費を払わないとけいないものばかりでした。

さらに問題があってそれは

「通話が切れやすい」

というものです。今でこそ国内であれば通話が切れることはほとんどないですが、当時はやはり切れることも多かったのです。

そして、ずっと毎日

「無料テレビ電話」

で検索していました。そして、出てきたきものであればドンドン試していったのです。

もちろん、「有料」でもです。今まででも11社以上試しています。そして、

「1社有料」

の物を使ってスタートさせたのです。そして、その後はまた、大きな事件が・・

ただ、今回は以前と全く違っていました。今まであれば

「すぐに全員に導入」

と決定していましたが、今度も繰り返し

「リサーチ」→「テスト」

です。

「無料のテレビ電話」

をスタートしたときも、いきなり

「全員に導入」

ではなく、最初はテスト的のスタートという形でスタートしました。

 一度の会員さんにするのではなく、比較的コミュニケーションの取れていて、クレームのこないだろうと思われる会員さんにお願いして

「半月間テスト」

したのです。もちろん、その間もいろいろなトラブルがありました。

最初は

「導入が出来るのかどうか?」

です。というのは、私の場合は

「パソコンのスペック」
「回線の速度も一応高いレベル」

であったとしても

「会員さんがすべて同じ状態ではないから」

です。また、

「会員さんのパソコンに関する知識」

もバラバラなので

「導入も簡単に出来なかった」

のでした。もちろん、使用する会社によっては

「導入をサポート」

してくれる会社もありましたが、それも

「平日の昼間だけ」

と普段親御さんがいない時間しかサポートしてくれないときもあります。

また、私と時間を調整しても

「導入できない」

ということで

「3時間も一緒にやった」

にも関わらず

「導入できない」

ということもありました。さらに問題は

「途中で通話が切れる」

ということが頻繁に起こりました。

私 「ここにXを代入して」
生徒「はい」

私 「それからyを出します」
生徒「・・・」

私 「わかる?」
生徒「・・・」

私 「聞こえる?」
生徒「つーーーー」

そんな感じでした。その度に

「時間の延長」
「振り替え授業」

をやっていました。

 ですが、トラブルはあったものの

「生徒が退塾する」

ということは減っていったのです。

「直接指導と近い形」

にしたことで、ドンドン生徒は続いていったのです。

 そして、さらに

「追加の指導を」

ということになって指導時間も増えていったのです。

 そして、塾の方も順調に伸びていった
のです。

「自分さえがんばれば」

ということでドンドン仕事時間は増えていきました。

 そして、また問題が出来てしまったのです。

続く

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