文章の書き方

あなたの文章が読まれない本当の理由

文章を書いていて、アクセス分析のデータをチェックしていると、「自分の文章がいかに読まれていないか」を痛感します。例えば

「ブログを書いていても文章が読まれていない」
「問い合わせがない」
「反応がない」

です。その結果ブログを書かなくなるのです。

以下の話は文章を書くときの「基本中の基本」ですが、これを意識して書くことによって文章が読まれるようになり、反応が取れるようになります。そして、問い合わせが増えるようになります。

特に職業柄、塾の先生と言うのは少なくとも先生の話を聞きに塾に来ている子が多いわけですから、

「自分の話してる内容が聞いてもらえる」
「自分の書いた文章が読んでもらえる」

と思って書いたり、話をしたりするわけです。

ですが、現実は厳しいです。ほとんどの人は生活の中で何かをしながら、あなたのブログを読み、あなたの文章を読むわけですから、決して「さー、これから読もう」と構えて読んでくれているわけではないのです。

例えばブログでしたら何百とあるブログから、あなたのブログのタイトルを「ちらっ」と見て、面白そうだったら読むのです。だから基本的には読まれないのです。読んでもらえないと前提で書くべきなのです。

文章を書くときには、最低限の次の3つを意識して書くことによって反応が取れます。

それは何かと言うと「3つのNOT」を意識した書き方をするのです。これは「広告の神様マックスウェル・サックハイム残した有名な言葉」です。「サックスハイムの3つの原則」と呼ばれるものですが、それはこんなことです。

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読まない(Not Read)
信じない(Not Believe)
行動しない(Not Action)
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今回は、最初の「読まない」を解説します。先ほども書きましたが塾の先生というのは「自分の話が聞いてもらえる」とか「読んでもらえている」と思って話をしたり、書いたりしています。

ですがスクリーンの向こうの人には、基本的に読んでもらえないのです。相手がトイレの中でスマホを触っているかも知れません。電車の中で退屈しのぎに読んでいるかも知れません。
だから、よほどそのブログに価値があったり、内容が役立ったりとか、文章に価値があってファンがいれば読んでもらうこともあるでしょう。

また、エンターテイメント性があって面白くないと読んでもらえないのです。少しイメージしてもらえればわかるのですが、アメーバブログがあります。その中にたくさんの人が記事を更新しています。
しかも相手は通勤時間中。または家事の合間に。そんな中にたくさんの中からあなたは文章だけを選んで選んでもらうことは可能でしょうか?

あなたの記事を読んでもらっている人はあなただけの文章を読んでいるわけではありません。サイトに中にあるたくさんの記事からあなたの記事を選ぶ理由です。
逆の立場で言えばあなたは読者から選んでもらう記事を書かないといけないわけです。ではどうするのか?

「相手が読まないと思って、読んでもらう文章を意識して書く」

のです。

私のタイトルがたまに、センセーショナルな内容にしているのもそのためです。決して相手は読まれないので、読んでもらうような工夫をするのです。

具体的な例を話ますと、タイトルを「今話題になっているものと絡めたタイトル」すると反応率がアップします。

以下私が実際に行ったものですが、野球の「清原選手が覚せい剤使用の話」がワイドニュースでも話題になったときがあります。そのときにした話が以下のタイトルです。

「清原逮捕」と朝顔←クリックするとブログに飛びます。

これは何を意識したのかと言うと2つのテクニックを使っています。1つは「清原逮捕」という当時の旬の話題をタイトルにしたこと。今話題になっていることと言うのは読者の頭の中を占めています。

ですから、この今話題のタイトルを書くことによってクリックされるのです。もう1つが「認知的不協和」です。「清原逮捕」と「朝顔」というのは全く関連性のない内容です。

関連性のある内容としては「男と女」とか「美女と野獣」と言うのは正反対のものを比較していると意味では関連していますので、想像ができます。これだとしっくり来てしまうので、タイトルだけで終わりです。

タイトルでわざと「清原逮捕と朝顔」と全く関連してないものを並べているのです。そうすることによって相手が「なぜだろう」となってクリックされるわけです。

こういったタイトルの付け方を工夫することによって読まれる確率はぐんと上がります。もちろんテクニックを多用しても中身がなければそのときだけに終わってしまいます。

もちろん一番重要なのは文章の中身「コンテンツ」です。そのコンテンツがしっかりできていれば、あとはタイトルを工夫することによって読まれる率は上がるのです。

あなたの文章は

「読まれないことを前提に文章を書いていますか?」

あなたの文章は「決して読まれない」そう思って書くことによって読まれる文章が出来上がっていきます。

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