もう嫌

塾経営をしていて一番嫌なことって何でしょうか?

「お客様からのクレーム?」
「言うことの聞かない生徒指導?」

あなたにとって嫌なことがそれぞれあると思います。その中でも一番嫌なことって何があるでしょうか?

私が最初塾をしたときに一番嫌だなと思ったのは「集客」でした。と言うのは指導することは楽しかったのに生徒を集客することができなかったからです。

塾は学校と違ってどんなに指導が良くてもそこに生徒がいないとりっぱな指導もただの独り言です。さらに塾と言うのは通常「季節商品」と言われています。

3月、4月といった春先、そして、7月の「夏期講習」という頃に集客ができないと1年間を通して売上が見込めないからです。

しかも、当時の集客は「チラシ」というまるで「博打」の様なものでした。チラシが当たれば生徒が入ってくるけれども、当たらなかったら入ってこない。

さらに一度に費用は出ていってしまい、チラシを巻いてからでないと結果はわからないのです。それが毎年続くのです。

「今年は集まった」

と言っても次の年は

「集まらない」

のです。今年は「最高売上」と言っても来年は「最低売上」となるかもしれないからです。本当にきついです。私は「賭け事」は一切しないので、こう言ったことが非常に嫌でした。

なんとか「集客できるシステムを作れないか」とそればかり考えていました。「集客システム」というのは簡単に言うと

「これやって、次にこれをして、さらに次にこれをすれば生徒が入塾する」

そんな流れです。「順番通りやれば自動で生徒が集まってくる」そういう仕組みが、いくつもあれば集客も楽になります。イメージは「工場の流れ作業のライン」です。

実はインターネットをスタートしてからもそればかり考えていました。私の塾は教室を持っていません。オンライン上の塾です。 ある所でも紹介されましたが「通わない塾」として教室を持たない塾です。

この塾の強みとしては塾でもっとも費用のかかる「人件費」と「地代家賃」の2つのうちの「地代家賃が全くかからない」ことです。だから、他の塾より強いのです。ですが難点もあります。

それは、生徒は簡単に始められるけれども、簡単に辞められるというとこです。だから、経営が不安定にあります。ひどいときには、3分の1まで落ち込んだときがあります。毎月毎月が勝負なのです。

確実な集客力が必要なのです。それで集客システム作りにとりかかったのですが、ポイントになるのは、「見込み客の指を少しでも動かす」ことです。これがわかってからシステムが動き出したのです。

実は集客する人はいつも「申し込み。申し込み」と申し込みを意識するあまり、最初から「申し込み」してもらえると思っていました。また、「良いサイトを作ればそこから申し込みがある」と思っていました。

確か「良いサイトを作成する」というのは申し込みをもらう1つの方法ですが、それだけでは「毎月3名集客」できるようにはならないのです。そこに気づいてからようやく安定した集客が見込めるようになったのです。

カテゴリー: 集客の考え方