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お金のないときの集客法2

以前インターネットをスタートしたときときの話。当時は非常にお金がなかった。どうしてもお金が必要だったとき、こんなサイトを見た。

「2週間で1000万円を稼ぐ方法」

すごく怪しい。そして、とても胡散臭い。しかし、「本当にそういう方法があったら」と言う思いで読者登録してみた。すると翌日からメールが届いた1通目、2通目、3通。最初は情報提供が・・。すごくワクワクした。

結局どうなったのか?

2週間の間前半は情報提供で、後半は研修や、システム売り込みだった。当然と言えば当然だが、私は2週間で1000万円を稼ぐことはなかった。実はこの話にはオチがあった。

それは、「2週間で1000万円を稼ぐ方法」と言うのはメールを配信している人本人がこれで1000万円稼いでいたのだ。

実際この方法を冊子にして、また集客していた。それは「2週間で1000万円稼ぐ稼いだ方法」は本当かどうかわからないけれども、2週間で1000万円稼いだようだ。

この話を書くとがっかりするかも知れない。また、「詐欺だ」と憤慨するかも知れない。ただし、このビジネスには大きなヒントがあった。そして、ここからあるヒントを得た。

私はお金がないときこの方法を実践したことによって、ピンチのときにはこれで乗り越えることができた。その方法とは  

「自分自身が持っている資産の掘り起こし。そして、語りかけ」

だ。お金のないときこそこれをやるのだ。

ということだ自分自身が持っている資産の掘り起こしとはどういうことなのだろうか?それは今持っている資産を一度見直してそれを使うことなのだ。

実は気づいていないことがあるがある。自分自身には隠れた資産があることを。

実例を紹介しようあるコンサルタントがコンサルティングを受けたときに実践するのは、その会社の営業マンが持っている名刺を集めて、そこに連絡することだ。

名刺で言うと各個人の名刺を集めると2000枚くらいはある。ただ、それだけ。

それによって売上が上がる。その会社が印刷会社であれば、電話をしてコミュニケーションをとるだけでこんなことがある。話の最中に

「お宅は名刺作成会社だと思っていたので名刺だけしか作っていないのかと思った。なんだカタログも作っていたのか。知らなかった」

ということでカタログの注文をいただくのだ。実は売上の取りこぼしがあるのだ。

こんなことは実は塾でもある。今でこそ自分の塾が苦境に陥らないように事前に手を打ち続けているけれども、以前 苦境に陥ってから手を打っていた。

そのときに打ったのがこの方法だ。今持っている資産を利用する。

例えば会員さんに連絡して子供の状況を説明したり、お母さんの今悩んでることを相談したりするのだ。すると意外なことが返ってくる。実際あった事例である。

「実は下の子も塾に行かせようか迷っていたんです。先生ところは小学生もやっていますか?」
「先生ところは数学もやっていたんですか?てっきり国語だけだと思っていた」
「英語にそんな良い先生がいたんですか?知らなかった」

実は目の見えないところで売上を損しているのだ。電話をしてお父さんの話やお母さんの話に耳を傾けるだけで、新規の会員さんを獲得することができるのだ。あるいは単価アップを図ることができるのだ。

また、こんなことはしてはどうだろうか?以前に問い合わせのあった人に対してフォローをしてみる。これをするだけで売上が上がる。現に私はこのフォローだけで毎月1名の生徒を集めている。

そして、本日も大阪の小4のお母さんから問い合わせをいただいて体験を勧めた。

お金がないときにやることは、今持っている資産を一度見直してみることだ。特に会員や、見込み客は自分自身のとって大切な資産なのである。

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