経営の考え方

お年玉120万円の行方

お年玉120万円の行方

親戚のお金持ちのおばちゃんがお年玉をくれました。その金額はなんと120万円。さて、どう使いましょうか?

という話です。実はこの話はお年玉ではなく、お金の使い方の話です。

こんなおばちゃんかいれば仲良くしたいです。

さて、私は今乗っている車を120万円で購入しています。新車なのですがそのときにすごく悩みました。

そして、その後もすごく考えました。というのは

「その120万円の使い方が適切だったのか」

ということでです。

マイクロソフトの創業者であるビルゲイツも言っていますが、

「お金を稼ぐことよりもお金を使うことの方が難しい」

と。

実は塾の経営者で一番失敗するのがお金の使い方です。先ほどのお年玉の話ですが、もし120万円が手に入ったらあなたは何に使うでしょうか?

「自動車に使う?」
「それとも塾のパソコンに使う?」
「それとも家族で旅行に行く?」

それとも・・・

同じ120万円をもらっても、その120万円の使い方が、結局は自分自身の人生を決めているのです。

失敗する塾長は120万円を消費に使い、成功する塾長は120万円を投資に当てる。

私がうまくいかなかったときはこの120万円という金額を常に消費に当てていたことです。

消費というのは減ることはあっても、増えることのないモノにです。

例えば、自動車。自動車は私の田舎では必需品です。自動車がないと不便どころか、仕事にも行けません。

ですが、自動車に関して言うならば、自動車からはお金を生み出すことはありません。

逆に自動車にかかる費用はバカになりません。ざっと見てもガソリン代、オイル交換代、タイヤ代、車検、諸々経費等。

月々に換算するとかなりの金額が使ってしまいます。

実際にもしこの120万があったら、例えばパートナーの中田さんに売れるサイトを作ってもらう。

そして、PPCで広告を出す。という風にすれば半年間ぐらいで生徒は集まります。

今の私の状況でしたら20名ぐらいなら集まります。そうするとどうなるのか?当然ですが、生徒は集まっているので収入が入ってきます。

辞めなければ、1年後には月に40万円以上の収入増になります。これは魅力的。

大事なのはお金を投資すること。自分の快楽や満足に焦点をむけるのでは投資に回すのです。

会計上で言うと自動車は資産になります。ですが現実では、資産を減らすモノでしかなりません。

毎月何らかの費用が発生するからです。また、これ家も同じです。会計上は家も資産計上になります。

実際にはお金を減らすモノでしか過ぎません。もちろん、投資目的で家の値段が上がれば問題ないのですが、ほとんどのところは価値が下がっていきます。

ちょっと嫌な話をしますと、新築で3000万の木造の家を建てたとします。場所にもよりますが、1年経つとその価値は2400万にしかなりません。

単純計算すると600万円の価値が下がります。これを家賃換算すると

600万÷ 12か月=50万

月50万円の家賃の家に住んでいるのと同じになります。

「いやお金だけの問題ではない」

というのも十分わかります。家というのは家族のつながりを高めるモノです。

ですが月50万の価値があるのかというのはいささか疑問です。

実際に世界のお金持ちであるウォーレンバフェットは常に長期な投資と見てお金をかけるそうです。

お金を使うときは、

「長期的に見てどうか?」

です。先ほどの自動車に投資120万円を5年間20%の利率で増やすと考えると、5年後には約300万円になります。

もちろん、バフェットの運用実績から考えてています。そう考えると

「5年後300万円の自動車を今購入する」

と考えると「うーん」と悩んでしまいます。

今回、自動車を購入しに見に行ったのですが、いつも悩むのがお金の使い方です。

さて、今回は新車を買うべきか?それとも中古車にして残りを広告に回すべきか?

経営者としての判断が問われるところです。あなたなら120万円を何に使いますか?

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