指導していると毎日、毎日時間に追われます。
「指導もしないといけない」
「バイトの手配もしないといけない」
「春期講習の準備もしないといけない」
と塾長は本当に大変です。ですが、その中で
「本当に塾長がやらないといけない仕事」
って何でしょうか?実は個人の塾が大手に勝てないところは
「考える時間が少ない」
ところです。もちろん、
「問題を解く」
「トラブルで悩む」
とか日常で考えることは多いです。ですが、もっと大切なことは
「大きな問題」
です。例えば、親は
「勉強しなさい」
と言います。ですが、その前に子どもは考えないいけないのは
「何のために?」
です。
「何のために?」
というと
「そんなことを考えていたら前に進めない」
というかもしれません。ですが、とても大切なことです。そうでなくても、もっと具体的に子どもは
「将来何になりたいのか?」
というのがあれば、勉強をしないといけない理由がはっきりとしてくるかも知れません。
「学校の先生になりたい」
と言えば、学校の勉強もしないといけませんし、また、コミュニケーションの勉強や心理学の勉強もしないといけません。
「将来の目標によって勉強する内容が変わってくるから」
です。塾も同じです。
「理想とする塾はどんな塾か?」
が決まっていないと自分自身が振り回されます。
「規模はどれくらいなのか?」
「どんなことを目標にするのか?」
とか。
「そのためにどんな課題があるのか?」
とか。あるいは
「今の塾の構造は本当にそれでいいのか?」
とか。それを考えないといけません。実は
「構造そのものがうまくいかなようになっている」
のであれば、何をやってもうまくいかないからです。
実際の問題としたら、例えば、
「部下が育たない」
「生徒が辞める」
「先生が辞める」
「生徒が集まらない」
「先生が集まらない」
「資金が足らない」
と目の前にあると思いますが、それを解決しても
「根本的な問題は変わらない」
の場合があるのです。実はもっと根本のところに問題があるので、それに気つがないと何も解決しないのです。
今回読んだ本は塾ではなかったですが、自分自身のヒントになりました。塾の根本の問題は何?