ブログ 文章の書き方

ブログを読ませるテクニック

広告界の巨匠であるマクスウェル・サックハイムはこんなことを言っています

1. Not Read(読まない)
2. Not Believe(信じない)
3. Not Act(行動しない)

この中で最初の読まないという話をしたいと思います。

中には「ブログは広告ではない」と言われます。中身で勝負なのは確かですが、「読まれない」と思って書いた方が明かに反応がいいです。

塾の先生が書いた文章で一番気になるというのはその文章が「当然読んでもらえる」と思って書いているというところ。

極端な話を言うと「自分の文章は読んでもらっていて当たり前」そんな感覚です。

ですがあなたにお聞きしますが、私の文章をわざわざ待って正座をして読んでいるでしょうか?

塾のように座って真剣に話を聞いている感じでしょうか?たぶん時間帯にもよりますがベッドの上で寝転がって見ているのでは?

トイレの中ならまだしも電車の中で読んでいるのでは?

間違っても私は他人のブログを正座して背筋を伸ばしてみることはありません。

ときには読まないことも多いのです。さらに、途中で読んでいても途中で終わることが多いです。

つまり、「~しながら」読んでいることが多いです。そして、ちょっとしたことで他のサイトに飛んだり、他のブログを読んだりしてしまうのが普通です。

「ではどうすれば読んでもらえるのか?」いくつかの具体的テクニックを紹介していきます。

1.魔法のF12

ブラウザを Google Chrome を使っている場合は F 12を押してみてください。

すると画面が変わります。こんな感じです。そうするとこれは「スマートフォンからどのように見るのか?」をパソコンから見ることができます。

iphone6.7

サイズも変更できます。ipad

すると文章が読みやすいか。読みにくいかわかると思います。実際に書いてみましょう。

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

この文章と次の文章です。

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

気づいたでしょうか?スマートフォンで見ると明らかに後の方が見やすいと思います。

理由は簡単。改行をして読みやすくしているからです。どんなに素晴らしい文章でもパッと見た瞬間に「わっ。読みにくい」と思われてしまうともその先は読まれません。

だから相手が読みやすいようにして工夫がいるのです。その1つが改行です。できるだけスマートフォンから見て読みやすい文章で改行することが大切です。

というのも最近アクセス分析を見ていると7割以上がスマートフォンからのアクセスだからです。

つまりスマートフォンから見ても読みやすい文章にする必要があるのです。

2.サイズはいくつ

実は私のブログについては文字のフォントサイズを変えています。次の文章を見てくださいこの違いがわかるでしょうか?

あああああ

あああああ

今回は極端にしていますが、このブログの文字のサイズは120%で少し文字の大きさを大きくしています。

通常のブログではそんなことはしません。なぜそんなことをするのか?読んでいる対象を「文字が見にくくなる世代」を想定しているからです。

このブログを読んでいる対象は「40歳後半から50歳ぐらい」を対象にしています。

もちろんそれより若い人も見ていますし、それより年齢が上の人も読んでいます。

これは若い人にはわからないでしょうが、40代後半から50歳の人から見ると実はブログの文字というのは見にくいのです。

文字を少し多めにしてあげないと読みにくい。だからこのブログの文字は大きめにしているのです。

大切なのことは対象となる人が誰でどんな風に読むのかということです。それを想像して読みやすくします。

実はこういった地味な努力があって初めての文章を読んでもらうことができるのです。

3.スクロールを意識した文章

「文章を最初から読み始めたら最後まで読んでもらえている」なんて思っていませんか?

内容がつまらなかったら最後まで読むことはありません。面白くても他から声をかけられたら、途中で離脱することも考えられます。

だから私の文章のコツはこんな方法です。

それは「指示語を多様する」ということです。指示語というのは当然ですが、「あれ」とか「それ」とかそういった言葉です。

スマートフォン意識すると読むときには下に下に読んでいるのがわかります。次の文章を読む次の文章下に向かって読んでいくというイメージですね。

だから「こんな風に書きました」「次の3点です」「こんな出来事があったのです」という風に必ず、次を読ませるような工夫が必要なのです。

そうすると下に書かれている文章を読まないと意味がわからないので下を読むような工夫をしているのです。

4.ムカッとくる文章

文章を読んでいてムカッとくることってないでしょうか?実はそれはあなたがその文章に感情移入してしまった証拠です。

書いた人からすると「読ませた」という点では成功です。自分のことではないのにまるで自分のことのようにとらえてムカッときているわけですから。

文章というのは他人事のように思わせると頭の中に入っていきません。ですが自分のこととなると相手の頭の中に入っていくわけです。

だから文章は「あなたへのメッセージ」にします。そうすると文章の中で必要なの言葉は「皆さん」ではなく「あなた」です。

「あなたについての文章です」と読んでいる人に思わせます。だから動画であろうが文章であろうが「皆さん」という呼びかけはするべきではないのです。

5.言葉遣いに気をつける

文章を書くときに気をつけないといけないのは言葉遣いです。これは何も丁寧語にしなさいというわけではなく、相手が読みやすい文章にするわけです。

その1つが相手が普段話をするときに使っている言葉です。当然ですが、論文調に書くと相手に抵抗を感じさせます。

実際の小論文などでは「である調」です。普段の会話では「~である」とはしません。文章を書くときには「です。ます調」にしています。

また、作文指導などでは×になる言葉を頻繁に使っています。これは意識して使っているわけです。

例えば、

「そうして」→「そして」
「ちゃんと」→「きちんと」

これは作文を書くときに訂正するところです。実はこれをブログなどの形にするとその逆になってしまうわけです。

これは相手の頭の中に入れるためです。あるいは集客するためには相手の頭の中に入れないと集客できないわけです。

以上が読ませるテクニックです。

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