スタッフが腰痛になりました。神経性です。
授業の振替
他フォロー
など業務が滞りました。夏期講習が終わってからすぐです。今は何とか通常に戻りつつあります。
スタッフの自己管理の問題?
実はこれを「一過性」のものととらえてはいけません。スタッフに
「自己管理をしかっりするように」
と言うのは簡単。ですが、業務そのものに問題があるかもしれないからです。
というのは、インターネットで塾をやっているとわかりますが、
「画面を通してやる授業は通常より1.3倍疲れる」
のです。もちろん、体の負担になります。人によっては肩にきたり、腰に来たりします。また、人によって胃にきたりします。
これは私がやった経験ですが、
「リアルな10時間の指導は楽勝」
でも
「オンラインの10時間の指導はクタクタになる」
のです。念の為に一緒にやっているパートナーに聞きました?
「オンラインの授業って普通の授業よりも疲れる?」
と。答えは「YES」です。つまり、授業のコマ数をリアルの授業のコマ数のように組むと予想以上にスタッフに負担がかかるのです。
実はスタッフの問題よりも業務の組み方に問題があるのです。
あるいは指導スタイルに問題があるのかも知れません。ずっと座っているので授業以下のツールを使って、立ってやったり、座ってやったりすれば解決するのかも知れません。
スタッフが辞める、先生が辞める
人を雇っているといろいろトラブルになります。少なくとも何名が雇うとトラブルは増えます。
当然ですが、「本人に問題がある」ときもあります。ですが、経営者とみたとき
「本人以外の問題」
を探さなければいけないのです。例えば
「スタッフが辞める」
「先生が辞める」
ということがあります。せっかく採用したのにすぐに辞める。そのときに
「何だあいつは」
と思うかも知れません。そして、さらにそれが続く。そういった場合は
「本人の問題よりも職場に問題がある」
と考えて、どこに問題があってどこを改善するのか考えるのです。
そうしないと同じことがしばらくすると繰り返すのです。
スタッフが病気になるのは仕事のせい
私がショックうけたのは確か神田昌典さんの本だったかと思いますが、会社で電話受付のスタッフがある病気で休むことが多かったそうです。
それも1人。2人ではないです。そして、調べたところ
「お客様のクレーム対応がスタッフの精神的な負担になっていた」
のです。それを確か
「集客方法を変える」
ことによってクレームを減らした。そうするとスタッフが病気にならなくなった・というようなことが書いてありました。
「スタッフの病気」が「お客様クレーム」「集客方法に原因」ということに関係づけたことにすごく衝撃を受けました。
決して神田さんは休んだ人の「自己管理」にしなかったことです。そうでなくても、例えば、
「この会話は録音させていただいています」
と最初にアナウンスを流すと少なくと暴言はかなり減ります。
そうやって、「仕組みで対応」していくことができるのです。
最初の話に戻しますが、スタッフが辞めるとか先生が辞めることが続いたら、素直に自分ところの仕組みを考えなおすのです。
例えば、
「勉強のできない子集まれ」
とチラシを打って集客すると生徒が集まることがあります。集客という面では成功かも知れません。
ですが、塾が騒がしくなってスタッフが怒ります。そして、その保護者からのクレームが来る。スタッフが辞める。
また、募集。そして、スタッフは騒がしさに怒る。そして、保護者からのクレーム。そして、スタッフが辞める。
と繰り返すのです。それで、スタッフが怒らなかったら騒がしくなって今度はまじめな子が辞める。
それは「スタッフの問題」ではないのです。あくまでも経営の問題です。
そういった形になります。そうすると考えられる方法は2つ。
「集客方法を変えるのか」
「指導方法に工夫を入れる」
かのどちらかです。成績のよくない子というのは、教える内容は難しいことはないですが、指導方法にスキルが必要です。
もともと勉強嫌いな子が多いので、
「本人に興味を持たせる技術」
「自己肯定感を上げるマインド」
などそれなりの力が必要です。あるいは、
「最初にゲームのりような計算をさせる」
「漢字カードを使ってみんなで考える」
「1人1人の進度に合わせたテキスト」
などの工夫も必要なのです。それを「スタッフ任せ」ではなく、ツールを作ったり、やり方を指導したりする。
そうやっていくと
「スタッフのストレスが軽減して退職率が減る」
のです。実際に私も何年も指導していますが、相手によって
「こんなのでお金もらっていいの?」
というような楽しい授業もあれば
「これが続くのであれば辞めたい」
という授業もあります。例で上げるみんな感じです。ストレス度を授業こどに一覧にすると以下にすると
〇・・ストレスなし △・・ストレス普通 ×・・ストレス最大
とすると「×」が多くなるとやはりスタッフは辞めていくのです。
続けていく場合は
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
5時~ | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
6時~ | △ | △ | △ | 〇 | 〇 | × |
7時~ | △ | 〇 | △ | △ | △ | |
8時~ | 〇 | × | × | △ | △ | 〇 |
9時~ | △ | 〇 | △ | 〇 | △ | 〇 |
辞めていく場合は
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
5時~ | × | × | × | △ | △ | △ |
6時~ | △ | △ | △ | × | 〇 | × |
7時~ | × | △ | × | × | × | × |
8時~ | 〇 | × | × | △ | × | △ |
9時~ | △ | × | △ | 〇 | △ | 〇 |
です。「ストレスを感じる」というのはあくまでも主観的ですが、それでもそのストレスが続くとやはり退職してしまうのです。
こうやって考えて、
「集客法方法」「指導方法」「フォローの方法」
などを変えていくと問題が「一過性」ではなく根本的に解決していくのです。