退塾率を減らす方法
生徒が退職してしまうことがあります。その理由が引っ越しや、部活が忙しくなったとか。
あるいは経済的にきついという形で何らかの相手に理由があって辞める場合は仕方がないかもしれません。
ですが、最悪な場合は揉めて辞める場合はあります。なぜそんなことになったのでしょうか?
対立構造を作る
塾の先生側から言うと
「宿題をしてこない」
「生徒が約束を守らないのが悪い」
などと言った本人に対すると不満があるかもしれません。また、
「成績が上がらないのは塾のせい」
と本人がやらなかったり、その子の能力に合わせて指導回数を増やしてくれになかったりと保護者に対して不満があると思います。
当然、先生が不満が起こるのはそれなりの理由があるからです。それはわかります。
ですが、実はそういった考え方が退塾しやすい構造を作っているのです。
それは塾長が考えている自分自身に対する質問です。それは
「なぜできないのか?」
「なぜやらないのか?」
という原因追求型の質問です。
「なぜこの子はできないのか?」
「なぜこの子は宿題をやってこないのか?」
という風に考えると相手を責める形になります。自分自身では責めてるつもりはなくても相手はそういう風に捉えてしまいます。
当然ですが成績が上がりません。保護者の方も面談に来るときも
「なぜ宿題がしないのですか?」
「なぜ言われた通りしないのですか?」
という風に自分自身が追い詰められたような気がします。こうすると
塾 VS 子ども保護者
という形になります。こういう形になると最悪です。こうなってしまうとお互い相手を責める形なかなか解決できませんというのは塾と保護者が対決する形になるわけだからです。
ではどうすればいいのか?トラブルにならない形
トラブルにならない形というのは塾長自身の質問を変えるのです。
「なぜ××でないのか?」
ではなく
「どうすればできるのか?」
です。そうすると構造が対立構造ではなく、相手と同じ方向に向くのです。
「どうすれば宿題をやってくるのか?」
「どうすれば言われた通りするのか?」
という質問に変えるわけです。
そうすると今までの対立構造だったのが同じ方向に向くことができます。当然質問を責めるわけではなく、子どもと一緒に考えようなります。
保護者と一緒に子どもの成長のために考えようという形も含まれます。当然親は塾を頼りにします。一緒に考えてくれてる先生という風に感じます。
そういった形を作ると例え辞めるときでも保護者はこんな風になります。
「あの塾の先生は一生懸命やってくれたけれども、うちの子どもがやる気にならなかったから」
と塾のせいにしないのです。塾が保護者と対立するのは
「責任を追及するから」
です。それよりも
「よくなるための方策を考える」
という形にした方がよりよい関係を作れます。
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