15年もインターネットで学習塾をしていると全国各地で生徒がいるというのがわかります。
だからといって「今日からうちもオンライン塾だ」と言ってスタートしても簡単に生徒が集まるわけではないです。
というのもその分地元の塾との競争になるからです。それよりも、地元にも生徒がいるにもかかわらず、その生徒は集められてない先生を見ると残念に思います。
決してその先生に能力がないのではなく、知らないだけなのです。そして、このことに気づいた塾長は馬鹿みたいに生徒を集めることが出来ます。
いえ気づいていなくても、無意識にやっている塾長のところは生徒を集めています。本当の話です。
それに特に地方では高校の数学の先生については困っているので、高校の数学の先生がこのことに気をつけると効果的だと思います。
実際に私も数学は得意というわけではありませんが、要望があって高校の数学を指導しています。そして、まだ数学を教えようと思ったら生徒を集めることが可能です。
その話をする前に以下の話をしてください。
「歯が痛い」でわかる人気塾
あなたが虫歯になりました。そして、歯医者さんに行きます。こんな歯医者さんのときどういう風に感じるのでしょうか?
歯医者「ブラッシングは毎日していますか?」
あなた「はい。しています。ただ、夜はたまに忘れるときがあります」
歯医者「だめじゃないですか。毎日ブラッシングしないと」
あなた「すみません。それよりも歯が痛いんですが」
歯医者「どんな風に磨いていますか?」
あなた「こんな感じです」
歯医者「そんな磨き方ではだめですね。もっとこう柔らかく、歯ブラシを歯に垂直にあてないと」
あなた「それよりも歯が痛いんですが」
歯医者「まずは大切なことはブラッシングです。正しい方法で毎日欠かさず磨かないと、また虫歯になりますよ」
あなた「はい。すみません」
歯医者「それで、どこが痛いんですか 」
あなた「奥の歯です」
歯医者「なぜこんなになるまでほっといたんですか?」
どうでしょうか。ここの歯医者にまた行きたいと思うでしょうか?私は行きたくないです。では、次の医者はどうですか?
歯医者「歯が痛かったんですか。それは大変でしたね。痛かったでしょう」
あなた「はい。痛くて仕方がないんです」
歯医者「まずは歯を見せてください。どの歯ですか?」
あなた「はい。奥の歯です」
歯医者「これは大変だ。すぐに治療しますね」
あなた「はい。お願いします」
歯医者「大きく口を開けてください」
あなた「あーん」
歯医者「痛くはしませんので大丈夫ですよ。心配しなくても」
あなた「・・・・」
歯医者治療する
治療終了
あなた「はい」
歯医者「特に他の歯も虫歯になりやすいのでどんな風にブラッシングしていますか?」
あなた「こんな感じです」
歯医者「あっそうですか・もう少し歯ブラシを垂直に立てた方がいいですね。そうすると食べカスが落とせます」
いかがでしたでしょうか?あなたは最初の歯医者と後の歯医者とどちらの歯医者に行くでしょうか?
私は、後の歯医者だと思いますその違いは何なのか?
数学の先生は数学を教えられず、体育の先生は体育を教えられない矛盾
私が数学を少し教えられるというのは実は高校のときに数学がよくわからなかったからです。
「はぁ?何のことかわからない」と思うかも知ません。実は高校のときに数学の問題がわからなくて、担当の先生に聞きに行ったとことです。
先生「どれどれ。これはこれで。これはわかるよ【ね】」
私「あっはい。」 先生「これはこう。わかるよ【ね】」
私 「あっはい」
先生「簡単だよね」
私 「はい」
そう言ってわからないまま職員室を後にしました。それ以降には職員室に聞きには行っていません。
つまり、学校の先生は「これくらいわかるでしょう」という前提で話を進めてくるので聞きにくいのです。
実は不思議な話ですが、得意な人は自分が得意なので出来ない人には教えることが出来ないのです。
というのはわからないことが、わからないからです。ところが体育が苦手な数学の先生でしたらどうでしょうか?
跳び箱が跳べないという子が来たら数学の先生は
「僕も小学校の頃そうだったよ。だから、体育の時間は嫌いで恥ずかしかった。一緒にがんばろう。1回飛んでみて」
と言って指導するかも知ません。そうすると跳び箱を跳べない子この気持ちがわかるので、子どももついてきてくれます。
ところが体育の先生だと「なんでこれぐらい跳べないのか。簡単でしょ」と思ってしまうのです。
残念な話ですが、数学な得意な子は塾に行くことは少ないです。それよれも塾を必要としているのは数学が苦手な子なのです。
先生は何を見るのか
実は最初の歯医者は歯の治療していますですが、後の歯医者は患者の治療しているのです。つまり「何を見てるか」によって対応が違ってくるのです。
「歯医者は歯の治療するのではないか」というのは当然です。ですが何を治療するのかと言うと、歯を痛めている患者の治療するわけです。
その違いは「共感力」です。相手にとって共感できるかどうかが勝負なのです。患者は歯を痛めていると同時に精神的にも疲れています。だからこそ「共感する」のです。
先生は教材を見るのではなく生徒を見る
塾の先生が集められないというときにあるのは先生が教材を見ていることが多いのです。
「教材を見ているだけではだめなのですか?」と思うかも知ません。塾の先生というのは教材や問題の研究に対して没頭する先生が多いです。
難しい問題を解いたりや新しい教材を作ったりしています。ですが、問題を見るのよりも、生徒を見ないといけないのです。
相手を見て考えるのです。素晴らしい教材よりもその教材によって子どもがどんな反応するのか注目するわけです。
どんなに素晴らしい教材も相手が無反応であれがその教材そのものには価値がないわけです。
難問解いたところでもそれが相手が必要としていなければ塾としては意味がないわけです。
見るべきことはお客さんです
集客するときも同じです。ついつい自塾ばかりに注目してしまいます。指導がどんなに素晴らしいのか?どんなに実績を上げているのか?とです。
が、本当にしないといけないことはまだ来ない塾のお客さんが
「どんなことを考えているのか?」
「どんなことに困っているのか?」
に注目すべきなのです。そうすると自然と相手目線の言葉が出てきます。そしてそれを文章にしてあげるわけです
昨日オンラインセミナーで中学生を持つお母さんが語っていましたが、
「どんなに実績があったとしても、それがうちの子に当てはまるかかどうかが問題である」
と語ってくれていました。そうなのです。どんな実績でも
「うちの子がこの塾に入ったならそうなってくるのかどうかイメージ化できるかです。それが出来るようになってすんなり入ってきます」
お客さんは女性です
チラシのテストをしたときに男性の塾長と女性の塾長では見る場所が違います。男性は理屈でありますが、女性の場合は感覚で物事を捉えます。
ですから、パッと見た瞬間に
「この先生になら安心」
と思ってもらわないといけないわけです。
つまりこんな感じです。
感覚→証拠あるいは理屈
です。最初に感覚が来てその後に証拠であったり、理由であったりするわけです。
それを最初に理由で固めてしまうとお母さんの心は動かないわけです。
お母さんの心を動かすには動かす方法が必要
同じようにチラシをまいて、大手のチラシが勝つというのはその広告費もさることながらそのデザイン性がお母さんの感覚に訴えるのが素人の作る先生よりも上手なわけです。
安心して任せられる風に作るからこそ大手は上手なのです。ですが素人でも
「あなたのお子さんが私の塾に入ったら成績が上がりますよ」
と言うように訴える方法があります。それがレター型ポスティングなのです。
レター型は感覚です
レター型ポスティングは「売り込み臭さ」をなくしています。とき読み物になっているから反応がとれるのです。
そのレター型ポスティングはこちら