集客の考え方

生徒はたくさんいる。気づいていない市場

塾の情報を色々聞いていると厳しいところが多いのが目立ちます。もちろん集めてるところは集めています。

オープンしてもあっという間に集まって定員一杯になっているところもあります。が、集まっていないところは本当に集まっていません。

2か月無料とかそういった無料攻めのところもあります。果たして本当にら生徒は集まらないのでしょうか?

インターネットで15年も学習塾をやっていると生徒がたくさんいるということはわかっています。

本当にお客さんは良い先生を探して困っているということも聞いています。特に地方では。

手前味噌で申し訳ないのですが、よく言われるのが

「近所に先生の塾があったらすぐに行くのに」

という話を聞きます。もちろん、そのお客さんの近所に塾はあるのでしょうが、自分の子どもに合った塾がないというのが一番の理由です。それでは何が問題なのでしょうか?

家庭教師の派遣をしていたときの話

家庭教師の派遣をしていたときに非常にアンマッチなことを何度も経験していました。

というのは、田舎の方に行くと「良い先生」がいません。もっと言うと「先生」がいません。

でも生徒はいるのですが、近くに先生がいないので困っています。一方、大学の近くには先生が溢れています。でも、指導する生徒がいないということです。

先生不足で困っている地域。もう一方では指導の生徒不足で困っている地域。そんな状態が続いているのです。

実は仕事はたくさんあります

オンラインの指導をしていると申し込みが入ってきます。もう少し頑張って集めたいと思いますが、実際に仕事がないわけではないのです。

たくさんあります。ですが、そこでもアンマッチが起こっています。本当に仕事はたくさんあるのに生徒がいないと困っている先生もいます。

これはオンラインでも同じです。何が問題なのでしょうか?

勘違いしている先生

実は先日も他塾の先生から生徒の紹介を頂いています。ですが、先生がいないのでこちらでは断りました。

また、もう1人いますが断ろうと思っています。実は生徒が集まっていない場合には勘違いしている先生が多いです。

ちょっときつめのことを言うと「自己満足の指導」です。

「教材を研究している」
「素晴らしい問題を解いている」
「素晴らしい解き方をしている」

そして、

「自分はすごい」

と思っている。

「自分の力がすごい」

と思っている。もちろんそういうことは必要です。ですが、大切なのはそれではありません。

あくまでも塾というのは客商売なので、それを相手に伝えないといけないのです。

つまり、相手に寄り添ってやらないといけません。自分自身の自己満足のために塾をするのであれば、自分1人をやればいいのです。

自分1人でやって「嬉しい」とやればいいのです。そうすると塾はつぶれてしまいます。大切なのはそこではありません。いかに相手に寄り添えるのか?です。

相手に寄り添うことができれば、仕事はむちゃくちゃあるという話

自分自身は力があって指導もできる。さらにそこに生徒に寄り添うことができたり、お母さんに寄り添うことができたりしたら仕事はむちゃくちゃあります。

多分塾としては十分やっていけるのだと思います。こんなこと言うと

「相手の言いなりになる」

という意味ではありません。教育ですから、断るところは断らないといけません。ただ、相手にレベルに合わせるのです。

例えば、目的が「腕立て伏せ10回する」にします。そうするとスパルタで10回させるまで厳しく指導するというのも1つの方法です。

もちろん、そういうことを望んでいる人であればそれをいいでしょう。ですが、大抵はそれを望んでいません。

それはまずは1回でも認めてあげて、次は2回を目指す。2回やって、次は3回を目指すという風に励ましながら、共感しながら、その人の大変さの頑張りを認めながら寄り添って10回まで持っていくという方法です。

「そんなのんきなことを言ってたら受験に間に合わない」

と思うかもしれません。もちろん、受験に合格するということも大切です。それもありますが、大切なのはその後のことなのです。

実際にこんなことがありました。ある塾での話です。

先生を憎む生徒

その子は先生の厳しい指導のもと志望大学に合格しました。

ですが、その先生と生徒は一切目を合わせません。子どもは先生を大嫌いになったのです。

理由は簡単。子どもを先生が厳しく指導したからです。もちろん、厳しいからだけではなく、理解せずにいたからです。

すでに先生を憎んでいる状況でもありました。そんなことでは次の生徒の紹介にも繋がりません。

合格したけれどもその先生に対して何の感謝の思いもありません。逆に恨んでいるそんな風になってしまうと何をしてるかわかりません。

また、塾を退塾していくときに

「先生は言っていることは正論かも知れないけれど、人間としてどうかと思う」

と言って辞めていった子もいます。

もちろん、合格することは大切ですが、そのプロセスも大切なのです。

例えば、万が一希望が叶わなかったとしても、生徒自身が

「自分自身は希望の大学に行けなかったのは残念。でも先生と出会えたおかげで良かった。自分にとってプラスになった」

と思ってもらえれば、それは1つの成果なのです。というのはその子にとって合格が全てのゴールではないからです。

先生を探している人はいます。

先生を探している人は全国でたくさんいます。あとは、その先生次第です。もしオンライン塾で生徒を集めたいのであれば実践している人のやり方をまるパクリしてください。

ーそれがこちらです。

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