夏期講習の募集がスタートしています。
4月の上旬なのに「夏期講習の募集」とは変な話ですが、こんなわけがあるのです。
目次
リクルートも認めた教育業界
リクルートという会社がありますよね。以前は就職関係の仕事をしてましたが、今はそれだけでなく多岐にわたっていっています。
リクルートの特徴は知っていましたか?それは弱い業界に入っていくというのが大きな特徴です。
古い体質や縛りのある業界でまったく新しい方法で切り込んでくる。最初の就職関係も仕事の斡旋はありましたが、大手というほどの大手はありませんでした。
そして、リクルートができて新しいスタイルが生まれました。その後、新たしいスタイルで切り込んでくるのです。
例えばホットペッパー、これなんかは典型的な例ですよね。自分で集客できない弱い業界の人達がホットペッパーを使います。
ホットペッパーを使っている業種の人というのは自分自身で集客することできません。それでホットペッパーに高額な費用を払って集客をしてもらう。
それで入ってくれれば、さらにホットペッパーを使わないといけません。お金がもったいないと思っても、その味をしめるとお金を払い続けるのです。
大手動画予備校が売上を減らしている理由
リクルートがスタディプラスを立ち上げて月980円というのがひとつの価格破壊となりました。
そして、今は「学びエイド」もあります。こんなことをされると大手の塾は痛い目にあっています。
もちろん、全ての科目がスタディプラスとはいかないでしょうが、今まで大手の動画授業を受けた人の中で、メインでない科目やコースはスタディプラスや学びエイドで代用できるのです。
大手もライバル企業と言うを同じ塾業界内はお互いにウオッチしていたでしょうかせ、まさかリクルートが入ってくるとは想定していなかったんでしょう。
実は今は、そしてこれからもそういう時代なのです。
「他の塾に負けない」だけでは済まされない
実は私はインターネットで塾をスタートする前に研究したのが「化粧品業界」でした。
「塾をするのに化粧品業界を研究する?」
と言うとおかしな話ですが、対象がお母さんとするのであれば同じです。
そして、塾ではなく「化粧品業界」を研究することによってその攻め方を見つけたのです。
というのは「塾業界」よりも「化粧品業界」の方が競争が圧倒的に激しく、 戦い方が熾烈だからです。
だから、中小企業の化粧品会社がどうやって大手のいる化粧品業界でうまくいくのかを参考にしたわけです。
一方、それに比べると塾業界をまだ緩いと言えるかも知れません。「化粧品業界」でやっていることを塾業界に当てはめると生徒が集まってきたからです。
これからは日本全体が人口減少時代なので、今まで通りでは売上を維持できません。
だから他業種に参加する可能性もあるわけです。すると他業種も「教育業界」に参入してしてきます。
今回のリクルートの参入だけではなく、他の業界が入ってくるかも知れません。特に AI技術を使って他の業種 が入ってくると今まで以上に生徒が入ってこなくなります。
本来であれば、塾で勉強していた生徒が、自宅でスタディプラスをやっています。もう少しすると、スマホだけ勉強するようになるかも知れません。
だからこそ
「自分の業界よりも競争の激しい業界。斬新な業界を参考にする」
のです。実は私がずっと塾の業界と距離を置いていたのはそういった意味もあったわけです。
私の塾が生徒が減らない理由
私の所では生徒が減りません。卒業してもまた同じ人数だけ補充できるます。こんなことを書くと「自慢かよ」と思うかも知れません。
これはけっして「俺の塾が凄いだろう」ということを自慢したいわけでもありません。そんなくだらないことやってる暇はありません。
実は私も何年前も売上減少に苦労していました。特に3月から6月です。特にインターネットというのは浮き沈みが激しいので、ひどいときには同じ1年間で3倍ぐらい売上が違いました。
もちろん、いい意味で3倍ではなく1番低いときがピークの1/3になってしまったわけです。
月100万円の売上があったとすると、ひどいときには33万円。そんな感じです。その理由は簡単です。
定員になったところ、集客に対してて手を抜いたからです。
今でこそブログも毎日更新していますが、以前は生徒が集まったら「指導が忙しくて」と色々言い訳してブログの更新もやっていなかったのです。
そして、生徒が減ってきたとたん、再度またブログを更新するということを繰り返していました。
こんなことをしていては決して安定した集客はできません。
私が失敗したのがこんなサイクルだったからです。
売上が上がる→手を緩める→生徒が減る→慌てて募集をし出す→なんとか持ち直す→売上が上がる→手を緩める→生徒が減る
を繰り返していたわけです。そんなことを繰り返していたから安定した売上が上がらなかったのです 。
調子のいいときこそ次の手を
今年定員になったりとか、まずまずのところはすでに次の手を打たないといけません。
「これでやれやれ」何て思っていられません。例えば、私のところでは4月を募集していますが、もうすでに7月の募集をスタートしています。
もちろん「 夏期講習の募集」なんて名目で募集しているわけではありません。一見すると募集していないように見えます。が、実は下準備はどんどん進めていくわけです。
そうすることによって7月にもまたある程度募集ができるということはできるわけです。
直前にバタバタと集客する塾と3か月前から準備した塾とではどちらが集客できるかは、わかると思います。
「これ以上入らない」というところは拡大するか、空ができたら入塾できるように登録だけしておけばいいのです。
カテゴリー: 集客の考え方