「居眠りしている子の方が合格する」っていう話は知っていますでしょうか?
実はこれは私が経験した実際の話です。指導していると真面目そうな子と不真面目な子がいます。
通常は、真面目そうな子の方が合格しそうでもいますが、実は見た目は不真面目な子でも合格することがあります。
目次
真面目だけれどダメなわけ
例えば、ある子は授業中に話を聞いているですが、もう一人の子は聞いていません。そうすると聞いている子の方が合格するように思います。
実際には逆に聞いていない子の方が合格することもあります。そうすると
「いや、そんなはずはないよ」
と思うかも知れません。何が違うのでしょうか?真面目と不真面目な子の違いは
「できるだけ自分に正直がどうか?」
ということがポイントになります。私が指導している子で、難点なのは「良い子」がいます。
親から見て「良い子」ですよね。ですがそういう子で気をつけないといけないことは
「本当に真剣にやってるか?」
ということです。つまり、
「身につけるようでやっているか」
ということです。親が厳しいところっていうのは子どもは一応
「勉強してるふり」
はします。あるいは親からいいように思われたいので
「勉強をがんばっている自分」
をアピールです。
あくまでもふりです。ですが、中身がないのです。
仕事でも同じ
イメージで言うと
「会社で残業している俺は偉い」
「長時間仕事をしている私は偉い」
そんな感じです。仕事で言うとすべて
「成果」
で決まりますよね。どれだけがんばっていても結果が出ないと仕事では評価されません。私が経営している塾でも潰れます。
問題集を3回解く理由
勉強も同じで
「問題集を3回解きなさい」
とは言いますが、
「3回解くのが目的ではない」
のです。できるのであれば
「1回でも良い」
のです。もしできないのであれば
「9回は解く必要がある」
のです。ただ、
「平均的に3回解いた結果が出る」
からそういうわけです。だから
「やらせてしまう」
と見た感じはやっているように見えていまうのが問題となって
「勉強しているのにうちの子は点数が取れない。やり方がおかしいのでしょうか?」
となってしまうわけです。いえいえ、本当の意味ではやっていないだけなのです。
大切なことは
「成果を意識した勉強」
です。何でもそうですが、
「成果を意識した行動」
なのです。教えた子でないですが中には
「うちの娘は日本1勉強机の前で座ってる時間が長い」
と言っていたお母さんがいました。ですがその子の成績は今1つです。理由は簡単です。真剣に考えていないから。
大切なのは、
「外から見た印象」
ではなく、
「成果を意識しているか」
です。指導していると成果は出ていないけれど、真剣に考えていると成果は出てきます。
外にはどんな形でてるのかと言うと
「眼球の動き」
です。目の動きを見ていると真剣に考えているのかわかります。
居眠りしていたのに合格した子
過去には私が指導して中で授業中居眠りする子がいます。インターネットの授業でいびきをかいて寝てしまうわけです。ですが彼自身は絶対に嘘をつきません。
眠いときは「眠い。眠い」と言いますし、自分がわからないときには「わからない」という風にしてわかるまで食いついていきます。
つまり、自分に嘘がないわけです。成果を求めるということは決してポーズをしても成果には繋がりません。
勉強をしているふりやっても成果は出ないのです。それよりも実質的に言うと結果を出すために全力を尽くすのが正しいです。
そう言無理していた子は眠いときに本当に「眠い」と言ってしまいます
私自身も怒ることはないのですが、「起きろよ」と言っていびきをかいてるときに話しかけます。
それで目が覚めたら「すみません」と謝って勉強します。
ですが本当に自分がわからないとしつこいぐらいに聞いてきます。つまり、彼自身は勉強してるふりよりも成果の方が大事だったわけです。
私の塾が無理やりやらせないというのはそこにあるのです。やってるふりをしても結果は出ません。
1回1回の勉強で成果を求めるというのは基本原則成果を求めないということは結果が出ないわけです。
実際に「居眠りしていた子」は第一志望の学校に合格し、ふりをしたい子は同じ学校を受けて不合格になっています。
受験でもそうですが、ある日突然成績が上がっていったなんてことありません。毎回毎回
「これで成績を上げる」
あるいは
「これをマスターする」
という意識をしない限り上がらないわけです。そこがポイントになります。これは勉強だけでなく仕事ででもそうです。
「成果を意識する」
だけで違った結果になりますので気をつけてくださいね。