子育て

子どもの将来を決める要素

昨日のエイプリルフールがまだ続いています。その後も「おめでとう」「おめでとう」のコメントが昨日ずっと続きました(笑)

「3人目が生まれました」

という余波が。

さて、昨日の話ですが、子育てには2つの考え方によってその方針が大きく違ってくると思います。

再度確認しますが、1つは、

「子どもの中にはまったく知識がないという発想で、後から入れていこう」

というものです。そして、もう1つは

「元々子どもには才能があってそれを伸ばして、引き出して行こう」

というものです。

実は私は当初は、最初の方の

「子どもの中にいろいろ入れていこう」

という発想でした。もちろん、子どもですから、教えないといけないことはたくさんあります。

ですが、基本スタンスが違うと育てる姿勢が大きく変わってきます。私自身もどちらがいいのかわかりません。

ですが、今の時代にとっては後の方の考え方の方が向いてるような気がします。

その前に子育てについて話をします。

子育てを決める3つの要素

人が成長するには3つの要素が必要だと言われています。それは

「遺伝」「環境」「教育」

です。この3つによって決まります。そして、この3つは複雑に絡み合いながら子育てに影響していきます。

1つ1つお話しますね。

遺伝

生まれた時には無限の可能性があるような感じはします。が、やはり「遺伝」の影響は大きいです。

子どもにはいろいろな才能がありますが、全てにおいて才能があるわけではありません。

当たり前の話ですが、子どもはどんなに頑張っても鳥のように飛べることはできません。

また、魚のようにずっと海の中で生活するわけにはいきません。ですが、鳥のように飛べる機械を発明することはできます。

また、海の中をずっと潜れる潜水艦を作ることはできます。もっと現実的に言うと、子どもはご両親が走るのが遅いとお子さんだけが突然足が速くなるということはありません。

小学校の時に足が遅いのに、社会人になって突然オリンピックも出場できるほどの才能が出てくるわけではありません。

もちろん、あまり才能が見受けられないからと言って「あなたは走るのが遅いから」と余計なことを言う人はありません。

というのはそれを言わなかったらもっと速く走れる可能性があるからです。ですが元々の生まれた才能というのがあります。

元陸上競技選手。400mハードル日本記録保持者の為末大さんがこんなことを書かれています。

「やればできると言うがそれは成功者の言い分であり、例えばアスリートとして成功するためにはアスリート向きの体で生まれたかどうかが99%重要なことだ」

と。その意見に対して炎上してさらにこんなことを書かれています。

「成功者が語ることは、結果を出したことに理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。

アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。

やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれることが大前提」

です。これは私も現実的な話だと思います。指導していると勉強に関してはやはり遺伝の影響は大きいです。

ですが、100 mを10秒台で走れないかも知れませんが、100mを10秒台に走れる選手を育てることはできるかも知れません。

また、別の分野でノーベル賞を取れるかも知れません。そういった違いです。

その子持った元々の才能を見出してそれを引き伸ばしてあげるとその子は大きく分けます。

だから、ある分野でできなくても別の分野でやればいいのです。実際にそういう人もいます。

有名な石河啄木は小説でやっていこうししましたが、小説ではパッとせず、歌人、詩人として有名になっています。

環境

環境についてはとても重要です。中学受験されるお母さんの特徴はやはりこの環境に気づいている方が多いです。

公立は公立の良さがありますが、私立は私立の良さがあります。そのためにわざわざ高いお金を出して私立に行くわけですね。

最近はあまり使いませんがこんな言葉を知っているでしょうか?それは

「 孟母三遷(もうぼさんせん)」

という言葉です。知らない場合もありますので詳しく説明すると

出典は列女伝(れつじょでん 脚注)です。

孟子は幼いころ、家が墓地の近くにあったので、いつも葬式ごっこばかりして遊んでいました。

それを見て孟子の母は「こんなことばかりして遊んでいるのでは、ここは子どもによくない。」と、市場のそばへ引っ越しました。

すると孟子は今度は商人のまねをして、商売ごっこをして遊ぶようになりました。母はそれを見て「ここも子どもによくない。」と今度は学校のそばに引っ越しました。

すると孟子は学生がやっている祭礼の儀式や、礼儀作法のまねをして遊ぶようになりました。

母は「ここなら良さい。」と安心してそこに住みつきました。やがて孟子は成長すると、六経を学び、後に儒家を代表する人物となったのです。

という有名な話です。住む場所によって環境が変わるので大きく異なります。

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