勉強法

英語を好きにするクスダ式

今日は 楠田先生の先生向けの

「クスダ式英語指導のセミナー」

でした。楠田先生というのはどういう先生かと言うと京丹後市で英語の先生をしている先生です。

口コミだけで140名も生徒を集められるというすごい先生なのですが、その授業を公開してくれました。

クスダ式の英語

しかも授業は大変、変わっていて

「テスト対策はしない」
「もちろん入試対策もしない」

「英単語は覚えない」
「文法事項の説明も少し」

という内容です。それでも英語の実力がついているのですから不思議な話です。

京都の英語スピーチコンテストでも生徒さんは必ず入賞しています。

一般の塾では考えられない話です。が、それでも生徒が集まっています。今週だけでも4名の生徒の体験が決まっているそうです。では、なぜそんなことが起こるのでしょうか?

考え方の基本が違うから

実は楠田先生の考え方は基本的に違っています。それは

「楽しい」

をベースにしているからです。

普通は

「やらなければいけない」
「やる必要がある」

という風に勉強していますが。楠田先生のところは決してそういうわけではありません。

「英語は楽しい」をベースにして徹底しているので授業自身がとても楽しいのです。もちろん、お母さんの中には

「受験勉強をしないのなら辞めます」

と言って辞めていく人もいますがそれでもブレないのです。

映画を見たり、歌を歌ったり 、YouTube を見たり本を読んだりと英語を使っていろんなことをやっていきます。決して普通の授業ではありません。

そうやって子ども自身が楽しいと思うような形にしているわけです。

特に勉強が嫌いな子です英語ができる子が英語は楽しいというのがわかりますが、英語が不得意な子であっても英語は楽しいと思うわけです。

楽しいをベースにすると勉強が楽になる

実はこの方法は得意科目を作るときにやる方法のぴったりです。「英語のテスト対策をしてたから英語が好きになった」という子は知りません。

基本的にそれは義務だからです。しかし、こんな子はいます。好きな外国語のミュージシャンがいてその歌を覚えていたら英語が得意になったとか。

あるいは映画を見ていて英語が得意になったのか。そういう子のすごいところは英語をイヤイヤするのではなく、自分が好きでやっているので吸収も早いわけです。

英単語をやらない理由

英単語の勉強しないという理由もあります。と言うの英単語の練習というのは学校でもやってるからです。それをわざわざ塾でやる必要はないという発想です。

それよりも文章をたくさん読むことによってわからない単語が出てきたらすぐ辞書で調べるようにしています。

そして、何度でもそれを繰り返してそうするとよく出る単語は辞書を何回も引きますから自然と覚えていくわけです。

基本はいかに楽しむか

実は国語なんかも私が一番懸念しているのは次の言葉です。 「国語が嫌いかどうか」です。実は「国語が苦手」という子はまだ救いようがあります。

というのは苦手というのは練習不足であったり、思い込みであったりするのできちっと理解して練習すれば伸びてくるからです。

ですが「国語が嫌い」となると国語を普通に戻すまでに時間がかかるのです。だからやるべきことはまずはいかに興味を持たせるのかということです。

強制を強くすると嫌いになる

楠田先生のところは勉強を「楽しむ」ということがベースになっているので塾でやる教材もみんなが好きなものを指定して中から選ぶようにしてきます。

「これをしなさい」ではなく、子どもたちに多数決で選ばせるわけです。そして、選んだものをみんなで一緒に読むという形でやっています。

そうすると自分で選んだから自分たちでやるわけです。強制して「これをやりなさい」と言うとなかなかしません。

また、子どもが好きなことを聞いてからそれに合わせた英語をしています。子どもは好きなことを英語で話をするわけですから嫌になるわけがありません。

子どもに選択肢を与えるという方法

こうやって好きになる工夫をしていくだけで子どもは勉強を好きになることは考えられます。

「自分で選ばせる」とか「自分の好きなことから始める」という方法でやってみるとまた勉強自身が違ったものになるかもしれません。実際に私もやったことにはこういうこともありました。

うるさいクラスでやった方法

指導しているとやはりうるさいクラスというのがあります。うるさいクラスを叱るというのを一つの方法ですが、こんな方法行ったことがあります。

例えば、授業の前に問題を3問出してその中から好きだ1問を選ばせます。そして、その1問が解けたら問題集に取り掛かれるという話をしたことがあります。

そうするとどうなったのか?うるさかった子どもたちを必死になって解くので、急に静かに問題が飛び出したのです。

普段は騒がしいクラスでも自分が問題を選べるわけですから、それを解くわけです。そういった工夫によって子どもはどんどん変わっていきます。

一度子どもに選ばせるということをやってみてください。

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