今日は父の日でしたね。私のところは私の誕生日と父の日のお祝いをいつも一緒にやっています。
今回は父についてです。
両親の役割というのはとても大きいですね。組織でいうと「父性」「母性」と言いますが、両方がとても大切です。
父性について
お父さんの役割はお母さんと違って少し離れたところにいます。お母さんが子どもに近いところにいるので子どもに近い感情になります。
お父さんはその中に入ってはいけません。どちらかというと「客観的」に判断する必要があります。
会社での父性というのは「ルール」「厳しさ」といってことになります。生きていく上での厳しさになります。
また、物事があったときに、感情的というよりは冷静な判断が求められます。
例えば、お子さんの受験のときお母さんが受験で「キー」となっているときは「受験はゴールではない」と冷静なアドバイスをします。
また、子どもがいじめにあったとき。感情的になるのではなくて、事実を確認して、実際に事実があったのであれば証拠固めです。
「いじめはなかった」ことにしないように1つ1つ証拠を確保していきます。また、感情的に相手に詰め寄るのではなく、自分の子にとって一番いい選択を考えます。
そういうところが必要です。
母性について
子どもに共感したり、寄り添ったりします。そして、子どもの気持ちを理解して上げます。
ときには子どもと同じ感情になって激突することも。その分子どもに近いかも知れません。
組織でいうと「温かさ」「やさしさ」につながります。これがないと続かないですね。
父母との関係から見る子ども
私の場合は人間関係を見るとときに両親との関係をよくみます。というのは、それが人間の基本の関係だからです。
「離婚」「職場のトラブル」など一見関係がないように見えても根本的なところでつながっていることが多いです。
例えば、言いたいことも言えず、自分のストレスをためる人が突然爆発することがあります。
家族でいうなら夫婦喧嘩。職場でいうと社内のむ人間関係のトラブル。自分で嫌にところで「嫌」と言えばいいものをためて爆発。
あるいは、本当に「嫌」と言わず、うやむやな状態にしておいて、我慢できずに離婚したり、退職したり。
そういうことも実は自分と親との関係を見てみるとよくわかってきます。
例えば、「自分を伸ばしたい」と思うのであれば親の長所を毎日書きあげてみてください。続けてみると自分が親の長所を引き継いでいるのがわかります。
逆に「あんな親にはなりたくない」と強く思っているのに、親と同じ行動をとったり、過剰に反応し過ぎたりして、反対の方に振れ過ぎることもあります。