夏休みラスト1週間になりましたが、子どもたちはよくやってくれています。
まずは1回
昨日もたつきながらようやくテキストを1回終わらせました。そして、すでに2回目も半分以上やっています。
本当によくやっていると思います。それも
「みんなで一緒」
ではなく、1人でやっているところがすごいです。塾も形式的にはお盆休みをしています。
特に宿題を出して
「お盆明けにやってなかったら居残り」
何てやっていません。ですが、お盆の間も1人でやったプリントがドンドンラインで送られてきていました。
もちろん、強制することはないですが、それでもやった分が1時間に何枚も送られてきます。
他にも算数も解いていますので終わったら公開していきます。これが受験生の現状です。
本来の姿は自分で課題を決めて自分で進めていくです。
叱ることもあるし、きついこともある
私の基本は
「勉強は楽しい」
「勉強は面白い」
です。「義務でやる」ということもあるでしょうが、基本は
「楽しいことにのめり込んでいく」
感じでやってくれたらと思っています。だから基本は叱ることも少ないです。ですがやはり叱るときもあります。
それは
「本人にとって考え方を変えた方がいいとき」
です。勉強しているとうまくいかなくなると、弱気になったり、腐ったりします。
弱きになったときは、励ますときもありますし、すごく叱責するときもあります。
叱るのではなく叱責です。された方は大変だと思いますが、そのときはこちらも全力で叱るのでエネルギーが必要です。
息子が大学受験のときは何も干渉しましせんでした。ですが、たった1回だけ叱責したことがあります。
それは
「センター試験前に志望校を下げる」
と言ったときです。もちろん、受験ですから現実を見据える必要もあります。
それなら、センター試験を受けた後に考えればいいのであって、受ける前に下げるということは、最初から「負け犬根性」だと思ったからです。
実際こんな子もいましたその子は中3でしたが、それまで勉強をしたのに、中3になって、勉強しなくなりました。
そして、模試の結果も下降気味。それで
志望校を下げる→偏差値が下がる
また志望校を下げる→偏差値がさらに下がる
という悪循環に陥っていったのです。結局予定より10以上下の学校に行くことになりました。
指導は「勉強の中身の指導」より「考え方の指導」
実際に指導で大変なのが、勉強の中身よりも、その子の考え方の指導なのです。
例えば、成績のよくない子は「自己肯定感」が低いです。そして、それが余計に成績を悪くしています。
例えば、テスト前に「確認テスト」をします。1人はいつも40点の子。そして、もう1人はいつも90点の子。
「確認テスト」の結果は2人とも40点。いつも40点の子は
とすぐに投げてしまいます。そして、そのまま進んで本番のテストでも40点になります。
そして、いつも90点の子は
と言って復習し直します。そして、本番では90点を取ってきます。そういった
「物事のとらえ方」
を変えるだけでも成績は上がってくるのです。
「どうせやってもダメだし」を変える
指導していると勉強をしているのに
という言葉を言う子がいます。自分が努力したことの逃げ道に使っているのかも知れませんし、自分自身が信じられないのかも知れません。
ですが、これを毎回の指導で変えていくのです。
指導して認める
本人が少しする
指導して認める
本人が少しする
また認める
本人に結果が出る
とそれを毎回繰り返して変えていくわけです。そして、本人の中には
「ひょっとしてできるかも」
という気持ちが湧いてくるのです。そうやって考え方を変えていくのです。
1回の指導は1mmしか変わりません
指導も毎回お金をもらっているわけですから、こちらも責任重大です。ですが、指導してもたった1mmしか変わらないかも知れません。
ですが、家の柱が1mm変わるだけで、家が傾くように1回の指導のたった1mm違いだけでその子の人生が大きく変わってしまうかも知れません。
そういった指導ができればと思っています。これからまた、夏期講習です。あと2コマ。