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「意識する」だけでこれだけ変わる

いろいろなことを意識していくと行動が変わってきます。例えば

「普通はそうでしょ・・・」

という【普通】。国や年代が違えば、思っている【普通】も異なります。いろいろなことで意識するとすごく違ったものが見えてきます。

意識することの効能

では意識することですべて変わってくるという例をいくつか挙げますと、

自動車事故激減。自動車の運転の場合

意識をするということのわかりやすい例で言うと自動車の運転があります。免許取った初期の頃、自動車を運転するときは意識して自動車運転をします。

慣れていないので1つ1つ丁寧にやりますが、ちょうど慣れた3年の頃に交通事故が増えます。

それは無意識のうちにやっているからです。交通事故というのは3つの「ヒヤリ」が重なって事故が起こると言います。

その3つのうちの1つを外すだけで交通事故というのはなくなります。

例えば、運転するときにスピードに注意するとか、前後左右に注意をするとか。それを意識するだけで交通事故が減ります。

私も学生の頃、引っ越しで自動車を運転することがありました。そのときに母が自動車に乗る直前に

「事故だけは気をつけるんだよ」

と何度も言っていました。そのことが運転中もずっとループして、丁寧な運転を心掛けていました。

食べることを意識する

食べるということを意識すると健康になります。あるいは体重が減ります。食べるときに食べ物について1つ1つ意識していきます。

「この食べ物はどんな栄養素があるのか?」
「どんな働きをするようになるのか?」

とか。

また、「丁寧に噛む」とかそういうのを意識するのです。そうするだけで食べるものが変わってきますし、食べ方も変わってきます。

そうするとジャンクフードはやめて体に良いものを食べようとします。また、よく噛むようになるので消化に良くなって食べる量も減って体重も減ります。

私も含めてほとんどの人がそういったことを意識していません。意識しているのはそれを専門に勉強をしている人や専門家だけです。

そういったことを意識している人は健康になりやすいのです。

呼吸を意識する

私と Facebook で付き合っている池田先生という方がいらっしゃいます。彼女は「呼吸の専門家」ですが、呼吸を「意識してやっている」っていうとこはありますでしょうか?

呼吸を意識するということなんてないですよね。ですが、正しい方法で意識して丁寧にやっていくと自分自身の性格が変わったり、体調が良くなったり、悩みが解決したりします。

姿勢を意識する

ヨガをやっていたり習い事の先生だったりすると姿勢がきれいにあります。姿勢を意識しているからかも知ません。

そうやって姿勢を意識するときれいな姿勢になったり体型が良くなったりします。

以前に紹介した「ウォーキングインストラクター」のエミリさんは歩き方がきれいで姿勢がよく、それだけで腹筋が割れているそうです。

整理整頓する

部屋が整理されていない場合は、「整理・整頓」が意識されていないからです。意識していくと部屋は片付きます。

「使ったらすぐに片付ける」
「食べ終わったらすぐに片付ける」
「置いてあるものはタナにいれる」

とか。それを意識すると部屋はきれいになります。

お金の遣い方を意識する

お金の遣い方を意識するとお金は残ります。今までお金に無頓着だった人が

「これは必要かな?」
「電気・水道はムダにしていないかな?」

と意識していくとお金の遣い方が変わってお金が残っていきます。プロのファイナンシャルプランナーが最初に家計簿をつけたり、現状を把握させたりするのはそのためです。指揮させるためです。

歯磨きを意識させる

歯医者に通っていたときブラッシング指導を受けていました。治療が第一目的でしたが、ブラッシングの指導を受けると歯がきれいになって歯が良くなっていました。

というのも家で磨くときも丁寧に意識して磨くようになったからです。

自立を意識する

子どもの声をかけるときに常に

「子どもが自立するのにはどういった言葉かけがいいのか?」

ということを意識しながら子どもに声をかけると子どもは自立していきます。

通常は目先の成績が大変ということで声をかけますが、そうすると自立ができなくなります。

もっと言うと子どもに何か言葉をかけるときに自分自身の心の中を意識すればいいのです。

例えば「勉強しなさい」というときは相手のことを思ってというよりも、親自身が 不安に思っているからです。

その不安をかき消すためにそういうこと言っていることが多いのです。

自分自身が不安だから「勉強しなさい」と言う自分自身が心配性だから子どもに対しても心配で声をかけてしまうのです。

そういったことを意識するとかなり言葉かけも変わってくると思います。子どもがやったことではなく、それに対して「自分はなぜこんなことをするのか?」と常に考えていくと違って見方ができます。

怒っていることを意識する

通常、腹が立つと「相手が悪い」と思います。ですが、自分自身の心に意識すると「なぜ自分自身が怒っているのか?」と言うことを意識するとすごく変わってくると思います。

というのは同じことが起こってもみんながみんな怒るわけではないからです。

100人が全員怒るわけでは、必ずそれに対して自分自身の心の中で怒るだけも要因を持っているからです。

国語の問題でこんなものがあります。

【本文】
のび太くんはジャイアンに殴られた。彼はくちびるをギュッと噛んだ。そして泣いた。

という問題文に対してこんな質問がありました。

【設問】
なぜのび太くんは泣いたのですか?

これに対して「ジャイアンに殴られた」というのが不正解というものです。そうすると

「だって殴られたからでしょ」

という反論が子どもから返ってきます。が、全員が殴られたから泣くとは限らないのです。

わざわざ「泣いた」というのにはその中にもう1つのび太くんの心の変化があるわけです。

「殴られて痛くて泣いた」のか「殴られて悔しくて泣いた」のか「殴られて悲しくて泣いたのか」人によって捉え方が違うわけです。

そこで、「彼はくちびるをギュッと噛んだ」と悔しくて泣いたことがわかるわけです。

つまり、同じことが起こっても決してみんな同じ反応が起こすのではなく、必ず自分の心の中のフィルターを通してそういったことが起こるわけです。

そのときに

「なぜ自分はこんなに怒るのだろう?」

と考えると自分自身のことがよく見えてきます。

私自身も先日セミナーに参加したときに話の内容が今ひとつだったのですごく腹が立ちました。

そして、「もう帰ろうかな」と思ったのですが、自分自身の心を振り返ってみたのです。

「なぜこんなに怒りが湧いてくるのか」

と。もちろんセミナーがつまらなかったという風にすると終わりですが、みんながみんなつまらないと思うわけではないのです。

例えば、自分自身が勉強したきたことがもっと知っていたら、こういった簡単なセミナーには出ないという選択があるかも知ません。

あるいは参加してるメンバーがつまらなかったらそのメンバーを見て参加するのを決めればいいと決めるのです。

そういったことを自分自身の内面を意識するだけで行動や考え方が変わってきます。

ぜひとも何かをやるときは意識してやってみてくださいね。特に「コミュケーション」を意識してやるとかなり相手のも違ってきます。

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