子育て

受験と2億円の資金不足

仕事がきつくなるといつも高校3年の12月のことを思い出します。社会人になって今まで大変なことを経験してきました。

社会に出て経験した内容

多分、普通の人では経験できないことも。ある経営者にこの話をすると

「堀君、いい経験したなぁ」

と。どんな内容かというと

「会社の倒産前の資金不足。そして給与の遅配」

です。給与の遅配というとわからないかも知れませんが、給与の分割払いや支払いの遅れです。

1年以上経験しました。そんな経験をしたり、兄が亡くなったり、家族が癌になったりしても思い出すのは

「高校3年生の12月」

なんですね。なぜかというと

「自分の目標に一番集中していてから」

です。勤めていた会社が倒産しかけていたときも心の中でも迷いがありました。

「このまま会社にいてもいいのか?」

と。会社の倒産というのは社員の私ががんばってもどうにもならないのですね。最終的には会社の社長ががんばらないと。

ですが、受験勉強のときというのは

「自分の力で何とかなる」
「逃げ道がない」

という理由で本当に目標に集中できるのですね。

「失敗したらどうしよう」
「何でこんなことをしないといけないの」

といった「不安」や「不満」はありません。そのときは

「目の前の問題を1つでも解いて1つでも得点にする」

と集中しているからです。そういった「不安」や「不満」があるときはまだ集中できいないのですね。

私が現在のセンター試験の受験前の1か月は

「とにかくやるしかない」

ということでひたすら問題を解ていていました。この時が一番集中していたと思います。

「なぜ勉強しないといけないの?」という質問

指導していると当然生徒の方から

「なぜこんな勉強をしないといけないの?」

という質問が来ます。もちろん、そういった質問が来るのはわかります。そして、自分で納得できなければやらなければいいとも思います。

ですが、そういった質問が来るときはいつも

「勉強がうまくいっていないとき」

なのですね。というのも、そんな質問をしながら勉強は一応はしますから。

「不安」「不満」はまだ集中できいないということ

受験勉強をしているうまくいかないときがあります。それが、周りに対する不満や怒りに変わるときもあります。

また、自暴自棄になるとこもあります。ですが、

「どんなに不満や不安や周りに対して怒り」

を持っても現状は何も変わらないのです。例えば、

「志望校判定の合格率が20%以下」

であったら、それを

「志望校判定の合格率を21%にするのか?」

を考えるのですね。例え、1%でもその確率をアップさせるのです。

「たった1%何てやってもムダ」

と思わないで、それをジワジワと上げていくのです。

「たった1%アップが2%になり、それが10%アップになり、さらに30%になる」

のです。志望校判定が50%になるとかなり違った景色が見えてきます。実は今指導している子もそんな子です。

社会ではそんな世界

受験勉強で経験したてはその結果は別にして自分の中に残ります。50歳を過ぎた私でもそうなのです。

その経験が

「1か月後に2億円が足らない」

というときでも同じ行動ができるようになるのです。私が勤めて会社が倒産しかけたときも、会社の幹部の力で力を合わせて倒産を回避しました。

それも受験と同じで

「100万円ずつ積み上げていった」

のです。100万円は大金ですが、2億円からするとたった0.5%です。それでもジワジワと上げていくのです。

2億円という金額は大変ですが、

「××から100万円」
「△△から200万円」
「〇〇から500万円」

と少しずつ知恵を出してやっていったのです。そして、クリアして倒産を免れました。

そうやって、

「あきらめないで、粘って粘って粘り抜く力」

というのはずっと子どもに宿ります。

苦労させたくないから苦労させる

受験勉強をそばで見ているととても大変なように思います。とき子どもが潰れるかも知れない・・という気持ちもあります。

ですが、受験勉強で培った力はずっと後々役に立ちます。受験生はぜひがんばってくださいね。

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