昨日まで研修で今日から日常に戻ります。そして、今日は兄の命日。私の指導の原点になるのが、兄と言えっても過言ではないかも知れません。
「できる子」にはわからない「できない子」の苦悩
学校の勉強はできるの越したことはないですが、できなかったとしても、それはその人にとっての人生の一部でしかありません。
経験則で確かに、勉強していた子は社会に出ても良い待遇になることはありますが、それでも全員はそうではありません。
「社会に出たら勉強はすべてではない」
と言えいます。ですが、学校に通っている間は勉強が1つの価値基準になるので、勉強ができないだけで劣等感が持ちます。
子どもを持つ親が
「勉強だけがすべてではない」
と言えってもそれが、成績の良い子の親だと
「成績が良いからそんなことが言える」
と言えますし、成績の良くない子の親が言えうと
「負け惜しみ」
にしか聞こえません。でも、現実に塾をやって子どもを指導しているともっと大切なことがあります。
勉強を通して学ぶこと
これからの時代は「勉強をする必要はある」というのはとても感じています。
ただ私が言う勉強は
「学校の中にとどまらない」
ということです。今学んでいることが社会で使うかどうかも、社会が変わってきているのでどうなるかわかりません。
ずっと昔は「そろばん」だったのが今は「プログラミング」です。学ぶ内容が変わってきていますよね。
さらに道具が新しいものが出てくるとその使い方も知る必要があります。
例えば、今の高校生に私が指導しているのは
「検索の仕方」
です。ネットで調べることが多くなっているので、その方法を知る必要があるのです。
実際に学校で出される課題もネットで検索すると出てきます。問題文の最初を検索窓に入れると出てきます。
ですが、子どもは知らないだけだったり、また上手に調べなかったりします。それも言葉を換えるだけで見つかります。
大切なことは、学び方であったり、物事を理解したりするために自分がやろうしていくことです。
子どもに必要なのは
「問題意識を持つこと」
「勉強することとそれを実践すること」
「自分かからやる積極性」
「失敗しても再チャレンジするメンタル」
です。
塾の経営と学歴
実際に塾長を相手にずっと指導をしていますが、たくさんの塾長と面談したり、勉強会を開いたりしてきました。
2年間は毎月セミナーをやっていますし、スポット的にもセミナーや勉強会をやっています。
その中で感じるのは
「塾の経営の栄枯と塾長の学歴は一切関係ない」
ということです。学歴よりもうまくいっている塾長は
「保護者や子どものことを理解している塾長や、理解しようとしている塾長」
です。これは学校でやる勉強とは関係はないですね。そして、先に書いた
「問題意識を持つこと」
「勉強することとそれを実践すること」
「自分かからやる積極性」
「失敗しても再チャレンジするメンタル」
を身につけている人ですね。親もこれから生き抜ける子どもの育て方を考えていかないといけませんね。