理想とする子育てとどんなことでしょうか?
目次
子育てについて考えてみる
理想とする子育てとは、子どもが自分から進んで、机の前に座っていくことです。
ほとんど手もかけずに自立して生きていくことだと思っています。
それは何も自分の目先の子育てではなく長期的な視点からです。
最近の会員の話
高校生の会員に毎日課題を追ってくれる子がいます。しかも国語の成績が抜群に伸びています。
同時に通っている予備校の先生からも
「現代文は授業を取らなくても大丈夫」
そんな風に言われるぐらいです。しかもコロナの影響で自宅待機のときも変わらず同じようにペースを乱さずにずっと送り続けてくれているのです。
もちろん、私が管理しているわけではありません。たまに LINE の漫画のボタンを送るだけです。
あと少しコメントを入れるくらい。それでもちゃんと送ってきます。
日本の国の将来から考えた子育て
世界全体でいくと日本の国力は落ちてきています。理由は人口減少。この勢いは止まりません。
そして、それは当然経済の縮小にもつながっていきます。あなたのお子さんが出ていく社会なので、生活も繋がっていきます。
収入が減るということです。人口が減ると経済が縮小していきます。
一方、海外の名目賃金ではこの10年間で収入が2倍に増えています。
変わっていないのは、先進国では、日本くらいです。
「えっ、そんなことないでしょ」
と思うかも知れませんね。例えば、中国のファーウェイでは採用が
「大学初任給40万円」
と出ていました。日本では初任給20万円です。日本の倍です。ですが、中国の本国では月収83万円なんですね。
あなたのお子さんは、大学を出たときに「初任給83万円」がイメージできますか?
そうしたらどうするのか?子どもの数を増やすというのも必要です。
が、もっとやらないといけないことか一人一人の生産性です。これは子どもも同じです。
人口が少ないのですから一人当たりの生産性を上げる人を育てていかないといけないのです。
例えば、子どは手のかからない子にしないといけません。
忙しいお母さんのために、食事をしたら、ゴミは指定の場所に捨てます。そして、水でさらって流してつけておく。
会社の食堂ではありますね。そういう形で自分である程度やります。
また勉強も自分でやって、自分で解答を見て答え合わせをします。自分で計画を立て勉強していきます。
それを親が全部やってあげないといけないのは、子どもに手がかかりすぎて、親も大変です。
まずは自走する子を育てます
今の課題「自走する」です。例えば、
「手間をかけて、手間をかけて成績が上がった。よかった」
ではなく
「最初は手間はかかったけれどあとは自分でやって楽だった」
という子です。ですが、最初は手間がかかります。
実際に私の塾では「思考力教室」を小学生にやっているのは「自分で考えられる子」を育てていくためです。
「思考力教室」は中学、高校、大学、社会人となって考える人にするためにやっています。
それは最初は時間がかかっても、長期的に考えるとその方がプラスになるからです。
リモートワークで聞いた話
実は面白い話を聞きました。ある保護者の方からのですが、その方もリモートワークをしています。
そして、パソコンにアプリが入ってるのかわかりませんが、パソコンに触ってない時間が15分以上あると会社から連絡が入って来るそうです。
思わず話を聞いて鼻水が出てしまいました。そこまで管理しないといけないのかと。じゃあうちの会社はどうなるのかと。
リモートワークというのは完全に信頼関係と結果によって左右されます。
仕事は結果が必要ですから、相手は寝てようが、起きてようか仕事をサボってようがわかりません。
やるとすれば進捗管理をして、あとは結果を見るだけです。途中経過は何でもいいのです。
ただしお互いの情報は共有してないといけませんただそれだけなのです。
ただし、最初はやり方を指導しますが、そこから本人が改善していけばいいのです。
ゲームを作る子に管理は不要
会員さん中にゲームを作って遊んでる子がいます。自分自身でアプリを使ってゲームを使っているのです。
が、やっている方法がすごくユニークです。どういうものかと言うと自分で簡単なゲームを作ってはそういうサイトに自分のゲームを評価してもらうわけです。
そして、評価があったらそれを評価を得てまた修正して更に作り直してくってことを繰り返しています。
これは誰から言われたわけではなく、自分自身で考えてやっていたそうです。私が思ったのは
「完全にマーケティングじゃないか」
この子は親から「ゲームを作りなさい」と言われたわけではなく、自分自身でやっていたわけです。
当然ですが、勉強そっちのけにして夢中です。学校に行っている以外は必死で作るわけです。
そういうことに対しては非常に生産性もありますし、集中力もありますから作品も良くなります。
実際そういう形の仕事をしていかないと生産性は上がらないのです。
今週の日曜日に
「自走する管理学習セミナー」
をしようと思っています。残念ですが、導入は今いる会員さんで高校生からです。
また、一般の方にも公開しますので、しばらくお待ちくださいね。