子どもの人生計画 子育て

コロナ時代に生き抜く「知恵のある賢い子ども」の育て方

ある保護者の方からこんな愚痴を聞かされました。その方は公務員の方です。

保護者の不満

それはこんな内容でした。

「もうみんなが知っている有名大学を卒業しているけれども全然使えない。理屈ばっかり言って役に立たない。」

と。これからはコロナの時代です。不透明な時代なので、

「これさえやっていれば大丈夫」

ということはないです。コロナ時代では私もわからないことが多いです。

今まで通りの教科書に書いてあるようなことばかりでは生き残っていけませんね。

コロナ時代の子育てとはとにかく

・目の前の問題を自分自身で考えて、自分で解決する子

に育てていく必要があります。

できるだけ頭を使って、しかも勉強だけができると言う賢さではなく、知恵のある子です。

私たちが目指しているのは

頭が賢いので勉強したら点数が取れた

と言う子です。

そういった子は勉強ができるだけではなく、社会に出ても使えますね。

ではどう育てればいいんのでしょうか?

私が叱られた話

ソニー生命のSさんと言う方から以前に私は注意を受けたことがありました。子どもの育て方についてです。

その方は私が生命保険を契約した担当の方です。

当時の私は「厳しい子育てをしよう」と思っていたので子どもには厳しく接していました。

特に長男だったので、最初の時期は厳しく育てていたのです。

ある日のことそのSさんと私がしゃべっていると長男が騒がしかったのです。

「うるさい。静かにして。あっちに行ってて」

と叱ったら、そのSさんにこんなことを言われました。

「堀さん。そんな言い方はまずいですよ。それでは子どもが考えない。考えない子育てですよ」

と。さらに続きます。

例えばさっきのように堀さんとお母さんがしゃべっています。そばで子どもはその近くでテレビを見ていました。

通常のお母さんだと『うるさいからテレビ消して』って言いますよね。

これは【指示】です。これでは子どもは考えません。考える子は育てられません。

じゃあどのように育てればいいのか?

『××(子どもの名前)。今先生と話しているので何とかしてくれない?』

と言うふうに子どもに対して質問を投げるかけるんですよ。

そうすると子どもはいろいろな方法で解決しようとします。

テレビを消して向こうに行ってしまうというのも1つでしょう。

あるいはボリュームを下げるという方法もその1つかもしれません。

また、こんな対応する場合もあるかもしれません。ヘッドホフォンをつけて静かに聞くと言うのも1つです。

そうすることによって課題は解決されます。子どもはそうやって考えていくのです。

こういったことは普段の生活でもできます。

言われた指示通りにするのではなく、その課題に対して自分自身がどうやって【最適解】を見つけるのかそれがとても大事なのです」

と。続きます。

「育てるときはついつい型にはめようとします。松のような子なのに杉に育てようします。

松は松で、あの曲がっているのが魅力的で価値があるのに、杉のようにまっすぐに育てようとする。

この子育てを【まっ杉】って言うですよ。松なのに杉のように育てようとする。

松は松の良さがあり、杉は杉その良さがあります。その良さを伸ばせたらいいですね」

と。

私がカチンした話

今のパートナーでワイズアカデミー新坂先生には息子が高校のときに英語でお世話になっています。

娘も国語と英語でお世話になっているのですが、そのワイズアカデミーの新坂先生から息子が高校のときこんなこと言われてるんです。

「息子さんの堀君は真面目だけれども応用力がないね」

と。正直そのときはカチンときました。でも確かにそうなのかなと思いました。

というのは当時の息子は真面目で言った通りはやってくれますが、言われたことをやるだけです。

できるだけ高校になって干渉しないことにしていました。案の定、成績は落ちていました。

ですが、どんどん本人に考えさせるようにしていたのです。

ここからが私の「新しい子育て」に変わっていったのです。

「新しい子育て」によって少しずつ「自分で問題を解決する」ようになっていきました。

小遣いを自分で稼がせる

大学に入って考えさせる方法としては

「小遣いを自分で稼ぐ」

と言うことをさせていました。

通常、大学生になるとお金は必要です。ですが私は息子に対しては自分で稼ぐように言いました。

それは「自立心」を持たせるためです。お金を与えれば「お小遣いがない」という問題は解決しますが、それではずっと親から支援がないと出来ない子になります。

当然息子はアルバイトもしました。他にもこんなことをさせました。それは何かと言うと

「アマゾンで本を売る」

というものです。これは7年前の話です。今でこそインターネットで授業は当たり前です。

ですが、当時はまだまだその可能性に気づかれていなかったのです。

その可能性と言うのはやってみれば感じます。

私は息子に「インターネットでものが売れるのだ」ということを感じてもらいたかったわけです。

当然、最初は本を出品してもなかなか売れませんでした。家にある古い本やすでに読んでしまった本です。

1つもアマゾンでも売れません。そのときに私が失敗をしてしまいました。

というのは息子に対して余計なアドバイスをしてしまったからです。

「概要欄に1行でこんなふうに書いたらいいよ。『1回しか読んでいません』とか『2回しか読んでいません』とか。

あるいはもっと言うと『アルコール消毒して送ります』と書けばいいよ」

と。本当はこのアドバイスではまずいのです。ここで売れないときに子どもは

「どうやれば商品が売れるのか?」

と考えることによって問題解決力がつくのです。というのはずっと私がそうやってきたからです。

私もインターネットで仕事をしていますが、本当にそんなことの繰り返しです。

生徒が集まらないときは「どうやって集めようか?」とか「なぜそうなのか?」と考えます。

そのことによって自分自身の問題解決の力がつくのです。が、今回はその息子のチャンスを私が奪ってしまったわけです。

何でもそうですが、最初からうまくいくことなんてありません。インターネットで20年やっているベテランの私もでもそうです。

ただ、私は「絶対できるまでやれぱ結果は出る」ということを経験上知っているからです(忍耐力)

実際私ならどうするのか?私がやったことは他の人の真似です(モデリング力)

アマゾンで売っている本の中で売れている本のコメント欄を片っ端から見るわけです(リサーチ力)

そして、評価が高くて、売っている人のものをじっと観察して共通点を探すのです(観察力)

これは決して新しい発想やアイデアと言うわけではありません。他で長年やっている人のを真似したわけです。

調査してモデリングしたわけです。子は親が転ばぬ先の杖をすることによってそうした

・忍耐力
・観察力
・リサーチ力
・モデリング力

を奪ってしまったのです。結局、本は売れるようになって、友達から本をもらったりしてアマゾンで売っていました。

スクーターが欲しい?どうする?

バイクが欲しいとき、私はアルバイトをしたいのですが、やはり息子も移動するための足が必要でした。

だからスクーターが欲しかったみたいですが、

「自分で考えて買うよう」

と伝えました。私はてっきりアルバイトをしてお金を貯めて買うのかと思っていました。

ですが、息子はアルバイト先と交渉して、アルバイト先に買ってもらうことになりました。

それでそこのアルバイトに行くようになったのです。自分自身で考えさせることによって問題解決力はつきます。

親は指示するのではなく、「どうすればいいのか?」と子ども問いかけるのです。

もちろん、親が見ていてら「こうすればいいのに」と思うこともたくさんあります。

ですが、子育てで大切なことは「目先の結果」よりも「子どもがどう成長するのか?」です。

目先の結果だけを追い続けると結局は「将来結果の出せない子」になるわけですから今やら、子どもら問いを投げかてけみてくださいね。

親が手助けするのはそのあとです。

私の考えに共感できる方だけ読んでください。

以下は、私たちの考え方に共感される方だけ読んでください。

私達がやっている「考える子どものための」思考力教室です。

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