入試問題で作文よく出題されますよね。それについてです。
目次
作文はまずは型から
入試の作文で出題者は何を見るでしょうか?まずそこから考えていかないといけないですよね。
何を見るのかがわかれば、作文に対して「何を力入れて勉強するのか?」と言うのかよくわかります。
テストで出題するということは、必ず見るところがちゃんと決まってるからです。
作文で大切なのはまずは構成です。実は作文でそれをまず採点官がチェックします。構成とは書く順番です。
別のいい方で言うと「中身の伝わりやすさ」です。
「これを書いて、これ次にこれを書く」という順番ですね。この順番通り書かないといけません。
学校によっては指定があるのでその通り書けばいいですし、ない場合でも形は必要です。
作文の型にはどれがいいのか?
例えば、自分の意見を述べる作文があると思います。その場合の作文の形は次の通りです。
私は指導のときにこんな言い方をします。
「カナダで書こう作文」
これは書き方の順番を覚えやすいフレーズにしているものです。1つ1つ解説してきますと
カ・・・(考え)自分の意見を述べる最初にまずは自分はこう思うという意見を述べます。面接の受け答えなどは最初にこの意見を言います。
ナ・・・(なぜなら)つまり理由ですね。その意見になった自分の理由を述べるのです。なぜその考えに至ったからかを理由を述べます。
ダ・・・(例えば) 具体例ですね。実際にそれを意見に対して具体例があればよりわかりやすく相手を説得することができます。
作文の方は決まっている
実際、作文に限らず人に伝えるということはある程度型は決まっています。
それは伝え方が国を超えてその順番通りに話せばわかりやすくなっているからです。
これは年齢は関係ありません。特に不特定多数のたくさんの人に伝えたり、自分の違った生活環境にいる人に伝えたりする場合にはこれが有効です。
「面接の達人」という本がありますが、その中にも同様の話の順番が書かれています。まずはこの型を身につけさせることです。
作文の型。その他
作文の他にはこんな型もありますそれは次の2つです。公立高校の入試問題でよく出される型です。
体験→意見
以下は具体例です。
学校の奉仕活動で学校の近隣の掃除をしたとき、 ゴミの多さに驚いた。
自動車から捨てられたコンビニエンスストアのお弁当のゴミもあった。普段私が口にするものばかりだ。
このことから私は町の環境を守るためには、この町に住むすべての人間の意識を向上させなくてはいけないと考えた。
自分達の身近な人だけで改善するには限界がある。
地域の人たちが相互にネットワークを作って、もっと地域の環境について真剣 に考えなくてはいけない。
意見→体験
こういった型を身につけさせることです。
入試直前になって作文の中身の質を上げるということは難しいですが、書き方は変えることができます。