子育て

やる気が起きない子の特徴

「うちの子のやる気を起こしてください」

そういうふうによく言われることがあります。

やる気が起きない子の特徴

実はその時点でその子がやる気が起きないのはわかっています。というのは親が管理しようとしてるからです。

やる気まで管理するそんなことはムリです。実際に親が与え過ぎなためにやる気が起きていない場合が多いです。

イメージで言うと、それほどお腹が空いていないのに、食べきれいほどのごちそうを並べている感じです。

その状態で

「ドンドン食べなさい」
「これも美味しいよ」
「ほれ、これも」

とか。もっとひどい場合は

「食べないとダメでしょう」

という感じです。余談ですが。ある野球部ではA4サイズの弁当箱一杯のご飯を食べさせるそうです。

想像しただけで「ゲッ」となりますね。食べ物だとイメージがわきやすいですが、勉強だとイメージできないのです。

というのは私もこれをやってしまったことがあります(笑)。私は塾をやっています。

だから教材の見本がたくさん送られてきます。多いときには段ボール箱に2箱分です。

その中にあったテキストをドンドン息子に渡していました。

「やってみて」

当然

「もうムリ」

と。当然ですよね。実は

「やらせようとすればするほど子どもはやらなくなる」

のです。実際に今までの経験で言うと

「親がやる気になればなるほど。子どもはやる気をなくしていく」

のです。では、どうするのか?その前に。

うまくいかない人間関係

インターネットの授業していると動画を見ているということがあるかもしれません。

基本的に少人数なんでそれは不可能に近いです。ですが「0」ではないです。

指導している先生も気づきます。そのときにどうするのか?

しないように注意するのも1つです。ですが、基本的には本人の自主性に任せたらいいと思ってます。

「えっ、そんなことしたら大変なことになる」

と思うかも知れません。

「やっばり管理しないと」

と思うと思います。確かに子どもが小さいとそうなのかも知れません。

また、いろいろな管理の方法があると思います。例えば、授業中にスマートフォンを触らないように管理をするとか。

スマホを見ないようにするとか見ていたら注意をする。あるいは監督の先生がスマートフォンを管理するなど。

いろいろ方法がありますよね。ですが基本的にこれはうまく言ってない関係です。

というのは「管理する」と「管理される側」という対立構造が生まれてるからです。

実際にこれが重なると対立につながります。親からすれば管理すればいいと思います。

が、管理される側からすると非常に不愉快です。私が塾に行っていたのはこれがあったからです。

人から指図されるのが嫌で、管理されるのが嫌です。管理するのは自分自身です。

失敗して泣くのも自分の責任。うまく言って喜ぶのも自分の責任です。そう思っていました。

間違っても

「お母さんのせいだから」

なんて1mmも思ったことはありません。

もちろん、自分から管理されるのを望んでいてしてほしいときはそれでいいです。

受験でうまくいってないパターン

受験でうまく言っていないバターンはこの「対立関係」です。

子どもを管理しようとすればするほど、あるいは自分の思い通りすればしようとほど子どもは逃げて行きます。

実際に与えれば与えるほど子どもはやる気がなくなっています。

ドンドンごちそうを出されても食べられないと同じです。ですが、ちょっと冷静に考えてほしいのです。

そしてお互いに管理する側と管理される側という構造が成り立っています。

基本的にそうなると親子関係をうまくいきません。

ポイントはどうやって気づかせるのか?

私の息子のときは受験前には自分から携帯を差し出してきました。

「僕は意志が弱いから預かっていて」

と。ある受験生は部屋にある漫画の本を段ボールに詰めて封印しました。

「僕は漫画があると見てしまうので」

基本的には塾でスマホと見るぐらいだったら塾を辞めればいいというくらいに思っています。

実際になんとか迫ったことも何度もあります。

スマートフォンを見るか、塾を辞めるかどっちかにしてくれる?」

そういう意味では私は厳しいです。というのはそれは

「本人に覚悟を持たせるため」

です。実はグダグダしてもしまうのは、本人に覚悟がないからです。

いえ親も覚悟をしていないからです。とにかく親も覚悟を決めて子どもに気づいてもらう方法を考えることです。

管理をするのではなく、自分で気づいて自分でやることを考えるのです。

というのは管理をしようとすると「主役は管理者」になります。

ですが、あくまでも塾や親はサポートに徹するべきだと思っています。

主役は子ども。そして、我々は脇役です。そうしないと子どもは覚悟を持たないからです。

だから、子どもを主役にするためには「質問」が必要なのです。

子どもに考えてもらう質問です。

「そのままの勉強で成績が上がると思う?」

「どうやれば成績が上がると思う?」

「成績を上げるために何をやればいいと思う?」

そう聞かれて初めて子どもは自分の問題ととらえて考えるようになるのです。

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