「努力しても結果が出ない」
というときは、
「努力が足りない」
ということもありますが、一番大きいのが
「努力の方向性が間違っている」
のです。実際に私が指導している子で成績が上がらない場合は以下が考えられます。
これから冬期講習の時期ですが、受講するときも以下を参考にしてください。
1.目的が違っている
冬期講習を受講する目的がそもそも「カリキュラムをこなす」ということを目的においています。
「塾の課題を終わらせれば・・」ということになります。だから、塾のワークには書き込みはできています。
ですが、成績を上げるというのは、ワークをやることではなく、ワークの内容を理解して身に着けることです。そうしないと成績は上がってこないです。
2.やっている内容のレべルがあっていない
私のときもそうでしたが「基礎ができていないのに難しい問題をやっても結果が出ない」といったやっていることと、自分の実力がアンマッチしているときも成果は出ません。
実際に志望校が「偏差値45」なのに、塾では「偏差値60」の問題を解いて娘が困っていするという話を何度も聞いています。
問題のレベルが離れすぎると「できない」だけではなく、子どものやる気をそいでしまうのです。
イメージするとわかりますが、高さ1mのバーしか跳べない子に2mのバーの高跳びをさせるようなものです。見ただけでやる気がなくなります。
3.やり方が間違っている
成績を上げるというのは理屈はわかっています。それは
「できているところを維持しながら、できなかったところをできるようにする」
というだけです。それを続ければいいわけです。ですが「成績が上がらない」というのは
「できているところをやって、できないところをそのままにしているから」
です。例えば テストが返ってきた点数は70点です。そうすると
〇・・・70点
×・・・30点
これから点数を上げるにはこの×の30点を上げていかないといけません。
もちろん〇の70点の部分も時間が経つと忘れていくので ×だった30点の点数を〇にしつつ、維持していかないといけないのです。
そうしないで一通りみんなと同じようにやって、出来るところを一生懸命に行っても成績は上がらないのです。
効率的な勉強というのは自分自身のできないところをできるようにすることです。