子育て

私が「リストラ」された話をしよう

倒産の危機

私は21歳のときに自分で独立したいと思って決めました。そして、将来独立するために就職して、サラリーマン生活を送りました。

そして、その間に転職してキャリアを積んでいきました。ですが、何でもそう思い通りにいくわけではありません。

2番前に勤めていた会社は倒産危機に。しかも当時は結婚したばかり。さらに会社の業績が悪くなっている中で子どもが生まれました。

その後にその会社を退職。何の準備もなしに退職してしばらくの間は派遣会社に勤めていました。

容赦ないリストラ

その間にあったことはリストラです。派遣ですから正確に言うとリストラというのはおかしいかも知れませんが、2度ほどそれを経験しました。

「来月から来なくていいよ」という話は決して私だけではなく全員がそういう経験をしているわけです。

実は塾をする前もシャープ関係の協力会社で働いていました。そのときもこんなことがありました。

派遣先「堀さん、ちょっと来てくれる」
私  「はい」

事務所に連れて行かれる。

派遣先「悪いけれど8月で今やっている仕事が終わるのでこの仕事は7月で終わりね」
私  「はい?」

派遣先「あっ堀さんは、残務処理があるので1か月延ばすので8月までね」
私  「はい。わかりました」

その話を聞いて、家族に伝えるのがつらかったです。苦しかった。安定した仕事がしたいと思いました。

そして、本当に翌々月から仕事がなくなったわけです。「それは派遣だから」と思うしかも知れません。

ですが、

「会社が倒産する保障はない」
「離婚されるかも知れない」
「リストラされるかも知れない」
「会社を辞めるかも知れない」

そうすると子どもが自立できるというひとつの側面としてあるのが「経済的な自立」です。

会社に勤めていようが、結婚していようが、経済的に自分自身で自立できるということが大前提にあるわけです。

子どもに残したいこと

私が子どもに残したいことは

「会社をクビになっても1年以内に自分で収入を得ることができるという力」

です。

実際にそれは男性であろうが女性でも関係ないです。結婚して専業主婦になっていたとしても離婚ということがあるかも知れません。

実際に私の周りには離婚されてる女性の方が多いです。そんなときでも自分自身の足でしっかりとやっていけるのかがポイントになるわけです。

つまり「自分自身の経営」です。自分自身で経営していかないといけないのです。そうするとすべて「いろいろ経験する必要がある」のです。

「これがあれば安心」というのは「学歴」ではなく、「自分自身で価値を生み出せる力」なのです。

自立させるには「これ」

そうするとどうするのか?力をつけるには自分でやらせるしかないのです。子どもにすべて経験させていかないといけません。

私は人を使うことが苦手です。というのはその経験が少ないからです。そして、人を雇って人を動かすのが苦手なのでほとんど今まで採用したことがありません。

アルバイト1名のみでした。今はスタッフは2名。外部パートナーは6名います。

ただ人を使うというのは絶対に経験が必要です。それには年齢は関係ないです。

人を雇って、人を使わない限り人の動かし方というのはなかなかわからないわけです。

それと同様に子どもを自立させようと思ったらどんどん自立を経験させて失敗しないといけないのです。

実際に社会人になって30年以上やっている私ですらまた失敗するのです。もちろん、「経験させる」と言っても「放置する」わけではないです。

「親」という字のように「木の上に立って見る」ように遠くから見守るわけです。

そして、経験させて子どもに力をつけさせていきます。また、「子どもがやる気がない」というときも「伝えることは伝える」のです。ですが、必要以上には言わないのです。

ですが、子どもが動きだしたときには子どもの相談にのるのです。

あなたのお子さんが自立して自分の足で自分の人生を歩まれることを祈ります。

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