最近歯が痛くなってきました。以前三重県にいたときは行きつけの歯医者さんで歯石を取ってもらったり、歯を磨いてもらったりしていたのに、今は手入れをしてない状況です。
実は最悪なのは「虫歯になってから歯医者に行く」なのですが、歯に関しているならばやはりそうなってしまいますね。
事前に予防のために歯の手入れをしていくと長持ちして必要以上にお金がかからないのにそれをしないのは本人に問題があるからですね。
実はこれは勉強も子育ても同じです。
虫歯勉強法
生徒の中や保護者の中には受験になってから慌てて塾にやってくる子がいます。子どもの中にはテストの前だけ一生懸命勉強して、普段は勉強しない子はいます。
そういった子の勉強法を「虫歯勉強法」と言います。簡単に言うと「対処療法」ですね。
そのときだけの勉強になります。もちろん、定期テストではそれで十分に対処できたとしてもテスト範囲が広くなった実力テストは模擬試験では太刀打ちできません。
ましてや入試なんかではそれで解決するわけがないのです。それがわかっているのについついほったらかしにしてしまいます。
親はそれがわかっているから、子どもには毎日「勉強しなさい」と至極当たり前のことを言うわけです。毎日続けることで力がつくことを知っているからですね。
虫歯子育て
実は子育ての場合もほとんどが「虫歯子育て」をやってしまいます。もちろん、偉そうなことを言うと私もやったことが何度もあります。
子育てというのは長期的展望を持って、子どもを育てていくのが大切です。
動物でもそうですが、最終的には子どもの自立です。子どもをどうやって自立させていくのかと考えて子育てをしていきます。
ですが、現実は「対処療法」です。「対処療法」というとわかりにくいですが、こんな感じです。
「お腹が空いた。カップ麺を食べよう」と。確かにカップ麺は空腹を満たすことができますが、食べ物が体を作ることを考えると「?」です。
それよりも、しばらく待って親が作ってくれるものを食べた方がいいですね。時間がかかっても体に良いものです。
イメージをしたらわかりますが、毎日毎日カップ麺ばかりを食べていたら将来はどうなるのか・・わかりますよね。
そのときは気づきませんが、10年、15年たつと体に支障をきたしてきます。そして、それを改善しようとしたら、同じ年月をかけて体質改善しないといけません。
子育てのやっかいなところは、食べ物と同じで長期的にやると、その良さ、悪さが後でわかってくることです。
子育ての自立で今できること
それと同じです。まずは「自立」に向けしっかりとやっていくことです。全部できなくてもいいので「子どもの自立」に向けて今自分でできることをやることです。
それは「お手伝い」をしてもらうかも知れません。子どもに意見を求めるかも知れません。子どもに会社に悩みを相談するかも知れません。
そうやって地道にやっていくことです。コツは相手を1人前に扱うです。相手は1人前に扱うとそれに応えようとします。ぜひ、やってみてくださいね。