2018 年10月27日
From:奈良県橿原市
株式会社学習ジムコーチ 堀
1998 年 7 月照りつける夏の日差し中。湿った暑い空気が体にまとわりつく。奈良県大和郡山市で、3 年後に【倒産】してしまう、ある小さな塾が開業した。
場所は筒井駅から徒歩 1 分。塾の名前は「学習ジム・コーチ」
塾長は塾経営については、初めてだったものの子どもの指導には多少の自信はあった。
と言うのも学生時代には家庭教師を月 20 名指導した経験があったからだ。開業にはスタート時点で 100 万円。
指導するための機器 20 台。200 万円分が用意された。机もそろった。椅子もそろった。プリンターもそろった。
第1回目のチラシの結果は「不安」
あとは生徒が来るのを待つだけだ。第 1 回目の「夏期講習生徒募集」のチラシが配布された。
費用は 20 万円。チラシがまかれた。通常その日に反応があるものだが 1 件の問い合わせがあった。
まずはほっとした。その翌週。続いてチラシがまかれた。さらに問い合わせがあった。2 名の問い合わせがあった。合計 3 名。
しかし、その後、反応はなくなった。それまではそれほど不安はなかった。というのも塾経営 30 年のベテラン先生がコンサルタントとしてついてくれていたからだ。
コンサルタント料は月 5 万円。その支払いが不安になってきた。早速コンサルタントの先生に電話をした。
先生「堀先生。大丈夫ですって。まだまだこれからですよ」
先生「はい」
先生「もう1回チラシを入れてみましょうか?」
先生「では」
7 月に集まった生徒はたった 3 名。売上にすると 6 万円。6 万円だと家賃+駐車場 8 万円の費用も出なかった。
3 回目のチラシがまかれた。それでも反応はなかった。結局、スタートはたった 3 名の夏期講習からスタートした。
実は不安になっていたのは私だけではなく、家内も同様だった。
私 「大丈夫。大丈夫。××先生も大丈夫だと言ってくれたから」
私 「やるだけやってみる」
夜に布団の中に入っても不安で眠れなかった。この寝苦しさは夏の暑さのせいだけではない。
湿った空気のように「集客への不安」が私にまとわりついた。寝られなかった。いつもは布団に入るとすぐに寝てしまうのに「3 名のままだったら」と不安が私をグイグイ押しつぶそうとした。
寝られない日々
夏期講習がスタートしてからはさらに寝られなくなった。「このままだったら」そう思うと「不安」がまるで大きな岩のようにのしかかった。
そして、不安は的中した。結局生徒は 3 名のまま 8 月下旬まで続いた。9 月に向けて 8 月下旬にチラシを巻いたものの、その後ようやく 2 名が入ってきた。
合計 5 名。家賃 7 万円+駐車場 8 千円。そして、消耗品台 1 万円。ようやくこれだけは支払えるようになった。
月謝は合計 10 万円。それでも、機械のリース代の 5 万円はまだまだ払えない。コンサル料も 5 万円も。ましてや家族の生活費は払えなかった。
不安になった。当然、朝は近くのパナソニックの電子レンジ工場でアルバイトをしていた。時間は朝 7 時~午後 3 時まで。これもちゃんとおいしいご飯を食べるためだった。
駅近くなのに私の塾はまだまだ知られていなかった。私はいろいろやってみた。オープン前は印刷されたチラシを持って 1 件 1 件。近所の周りを挨拶に行った。
(ピンポーン)
私 「こんにちは」
相手「はい」私 「今度筒井の駅前にオープンしました学習ジム・コーチと言います」
相手「ごめんなさいうちは子どもはいないので」(ピンポーン)
私 「こんにちは」
相手「はい。どちらさんですか?」私 「近所にオープンした学習ジム・コーチと言います」
相手「結構です(ガチャ)」
そんなことを繰り返した。とにかくチラシはまいた。それでも集まらなかった。
私が犯した大きな間違い
今から考えると私は全てにおいて大きな間違いを犯していた。それはお金の使い方。
そして、時間の使い方。結局は失敗するお金の使い方、時間の使い方を一生懸命にやっていただけだったのだ。
例えば、当時はコンサルタントの先生に作ってもらったチラシは大手のチラシをまねたものだった。
それは「何々システム」というシステムを前面に打ち出したどこにでもあるチラシ。
このチラシはまけばまくほどお金を回収できるだけの効果はなかった。最後にまいたチラシでは 10 万円をかけて 1 件集まれば良い方だった。
たぶん、今同じチラシを巻いても集まることはないだろう。それだけ間違っていたのだ。
また、私はどうでもいいようなことに時間を割いていた。そして、経営コンサルタントの先生にもくだらない質問をよくしていた。
私 「先生、観葉植物は置いた方がいいでしょうか?」
私 「先生、椅子はもっと良いものに変えた方が、勉強に集中できるでしょうか?」
私 「先生、保護者の方が来たら、お茶を出すために何か用意はした方がいいでしょうか?」
今から考えると本当に馬鹿な話だと思う。というのは心配するほど教室には生徒がいなかったからだ。
こんな相談は生徒がたくさん集まってから考えればいいことであって、当時の塾にはたった 3 名の生徒しかいなかったのだ。
そろえた 10 台の機械、10 脚の椅子のすべてが使われることがなかったからだ。
リストラでアルバイトがなくなくる
自分にとって都合の良いことは続かなかった。当時アルバイトをしていて近所の松下電器でリストラが始まった。
松下電器の業績が悪化しため外注してものを内製化することが決まった。私がやっていたアルバイトは松下電器の外注先のアルバイトだった。
その仕事がなくなるのだ。派遣の仕事でよくあるのが。突然の首切り。これは何度か経験した。
実は塾をする前もシャープで関係の協力会社で働いていた。そのときもこんなことがあった。
派遣先「堀さん、ちょっと来てくれる」
私 「はい」事務所に連れて行かれる
派遣先「悪いけれど8月で今やっている仕事が終わるのでこの仕事は7月で終わりね」
私 「はい?」
派遣先「あっ堀さんは、残務処理があるので1か月延ばすので8月までね」
私 「はい。わかりました」
派遣ではこんな経験を何度もした。その話を聞いて、家族に伝えるのがつらかった。苦しかった。安定した仕事がしたかった。
塾をすれば安定して収入が入ると思ったものの、それ以上に安定していなかった。
アルバイトを辞める
塾から近かったからアルバイトをしていたのに、今度は自動車で40分もかかる場所に移動になった。今まで歩いて5分だったのが、今度は自動車で40分になった。
結局そのアルバイトは辞めた。今度は市場内での袋詰めの仕事に入った。ただ、その会社では経理のメンバーも不足していたので経理を手伝うことになった。
そして、仕事は朝7時から。気分的には楽だった。ここでも集客をした。ここに働きに来ているお母さんと中学受験の話をしていた。
そして私の塾の話をした。興味をもらってもらった。そして、1人の女の子が入会した。
あの2人が来た。
塾をオープンして1年目は何とか20名までに増えた。でも不安要素が大きすぎた。1年目は生徒が入ったもののその中でも170名いる中学校で下から10位以内の子が5名もいたのだ。
そして、特にその中で2人の生徒が入ってきた時から塾の雰囲気は変わった。もちろん、成績が低くても指導はできた。
ただ、問題は「うるささ」だった。5人のメンバーが塾に来ると途端に塾全体がうるさくなるのだ。
「がはは」
「おい。やめろよ」「ギャー」
「おい、それ貸せよ」「おまえそんなんもできないのかよ」
「バーカ」
そんな騒がしい状態が続いた。今ならそんなことはないが入塾するときに制限すべきだった。
当然、注意はする。だが、すぐに騒がしくなる。そして、また注意。だんだん注意が、叱るに変わっていった。そして、最後には怒るに変わっていった。
先生の顔が怖い
騒がしい生徒が来てから「怒る」という言葉が日常になったとき、他の真面目な生徒から
「塾を辞めます」
と言われた。真面目で期待の大きかっただけに落ち込んだ。そして、辞めるときにその子がポツンと言った。
「先生の顔が怖い」
と。そして、真面目な子から1人。そして、また1人辞めていった。さらに騒がしかった生徒も辞め始めた。
また、1人。また1人。まるで私の塾が潰れていくのかを暗示するように。もうダメだと思った。
生徒が騒ぐ。真面目な子が辞める。そして、騒いでいた子が辞める。そんな負のスパイラルが続いた。そして、さらに大きな問題があった。
もっと最悪のことが起こった
さらにもっとまずい状況があった。それは、それは、中学3年が生徒のほとんどを占めていた。
だから、その中学3年生が卒業してしまうのは残った生徒はたった3名になってしまうのだ。
「このまのまでは確実に塾はつぶれる」
そう感じていた。焦りはあった。だが何から手をつけていいのかわからなかった。「お金もない」「時間もない」「方法がわからない」からだ。
廃業の「覚悟」
結局私は次のような結論に達した。それは
「この1年でやれるだけのことはやってみる。そしてダメなら塾を廃業する」
と。当時は、「仕事」「仕事」と言いながらもそれでも、お酒を飲んでいた。また、帰りに漫画を立ち読みしていた。
そのすべての時間を削って「生徒集め」に時間に割くことにした。そして、それが最後のかけだった。
もちろん、それまでも決して何もしなかったわけではなかった。生徒から卒業名簿も借りた。そして、それをコピーして同級生のご家庭にDMも送った。
また、ポスティングもやった。
決意の日。朝5時。
辺りは暗闇の中。静まり返っている。塾の近所に車を止める。ドアの閉まる音だけが響く。
吐く息も白い。まずは近所の住宅街に向かって歩き出した。
私ができることは、朝のアルバイトまでのチラシをまくこと。当時の私はその時間しか「チラシを入れる」ことはできなかった。
お金のなかった私は以前作ってあったチラシを片手に郵便受けにチラシを入れていく。
急いで歩きながら。1件。そしてまた1件。
「カタン」
「カタン」
「カタン」と夜明け前の寒空に郵便受けのふたが閉まる音だけが響きわたる。風は冷たい。
「どうか生徒が集まりますように」
そう祈りながらポストにチラシを投函。
そして、その隣の家のポストにも・・・。
黙々と投函していく。チラシが無くなれば車に戻って、チラシをかかえてまた投函。
朝が明けてきて、アルバイトに行く時間になると辞める。そして、アルバイト先へ。
その夜帰宅。塾が終わってから帰宅すると今まで投函用のチラシを折る家内と息子がいた。
家内の言葉は
と。私は首を振る
問い合わせはその日はなかった。家内の側ではチラシ折りの手伝いをしてくれていた息子が疲れたように寝ていた。
そして、次の日も次の日も、朝5時からチラシを入れるために塾へそして、1件1件と投函・・。
帰宅すると家内はいつものように私に聞く。
と。私はただただ、いつものように
と首を振る。次の日も。そしてまた次の日も。
とそんなことが2日。3日と何日も続いた。そして。とうとう残っていたチラシは底をついた。チラシをまき終ったあとの問い合わせは
「ゼロ」
だった。
そして、やれることはすべて無くなった。その年にはほとんどの生徒が卒業してしまうので時間はない。
そして、私のオフラインの塾が終わった瞬間だった。
結局は、私の塾は一時はなんとか 20 名まで集まったものの、その後は最初の生徒数の 3 名まで落ち込んだ。潰れた。つらかった。
希望の光。オンライン学習塾
リアルの塾が倒産してしまった。が、私にはたった1つの希望があった。それはインターネットビジネスだ。
塾をしていたとき同時にインターネットビジネスもスタートさせていた。私がインターネットビジネスをスタートした理由はただ1つ。それは「お金がかからなかった」から。
今ではお金をかけているが、当時はほとんど無料でやっていた。サイトも集客も、運営もすべて無料だった。
当時塾がうまくいってないとき、私は生活費で資金の状態はカツカツだった。本当に自転車操業という言葉がピッタリだった。
お金を毎月回していた。月謝が入った。支払いにあてる。また月謝が入った。支払いにあてる。そんな生活。
生徒が持ってくる月謝が待ち遠しかった。そんな中で新しいビジネスをスタートする資金はなかった。
使えるのがインターネットだけだった。インターネットはプロバイダー料5000円。それさえ払えばスタートすることができた。
そして、インターネット学習塾をスタートするまでの話は割愛するが、その中で様々な成功法則を学んでいた。
それを実行することで確実に収入を得られることができた。そして、今でもできている。
インターネットビジネスにはある1つのルールがあり、それをマスターすれば失敗を最小限に抑えることができてスタートすることができる。
そのいくつかのルールをマスターすることでインターネットビジネスはうまくいく。それはこんな内容だった。
インターネットビジネス成功の法則
インターネットビジネスをスタート身につけた法則が以下の内容だった。そして、それは今で使っている。そのルールがこれだった。
1.返報性のルール
私が塾をやる前にネットワークビジネスをやっていた。そのビジネスは、全くうまくいかなかった。
ただよかったことはそれによって成功している人と接触する機会を持てたこと。当時の私は失敗続きだった。
「お金もない」「時間もない」どん底だった。あるとき自治会費500円を集金に来た。支払いができなかった。
家内が役員に何度も頭を下げていた。その日の夕食は御飯をドンブリに1杯。そして、卵をかけた。それを子どもと3人でわけていた。自分が情けなかった。
だから、私自身は「お金さえあればけ」「時間さえあれば」と言い訳にしていた。うまくいかないと嘆いていた。
そんなときにソニー生命の S さんからこんなことを言われた。
当時お客である私に対して耳の痛い助言だった。だが、ありがたい言葉だった。
そこから私がやったのはまずは「最初に与える」ということだ。これはインターネットビジネスでもそう。
今でこそインターネットで買い物というのは当たり前にように行われている。だが、当時はインターネットをスタートしたばかり。
まだ、インターネットを通じて商品を購入というのがなかった。さらに、インターネットは胡散臭さ満載だった。
そんな中で信頼してもらうのは「相手に与える」ことしかなかった。私が塾をやって18年やっているがほとんど顔出しをしていない。
顔出ししたのはこの5~6年だけ。それまでは全く会ったこともないのだ。
家内に対して「インターネットで一番何が気になるのか?」と質問するとこんな回答が戻ってきた。「やっぱり信頼」と。インターネットではまずは信頼してもらうことが大事だ。
ではどうやって信頼してもらうのか?それが「返報性のルール」だ。まずは相手が必要としていることを与える。
相手に対してどれだけ与えることができるのかだ。これは決してきれいごとではない。
インターネットの世界で売り込みばかりの中で、見る価値のないものを見せつけられる。
もし相手が自分に対して無料で価値を与えてくれたらどうだろうか?インターネットの検索エンジンを利用するほとんどが「自分自身が探している情報を見つけるため」に使っている。
そうであればそれを相手に与えればいいのだ。これは全ての業種で行って成功している私が最初にインターネットビジネスとしたときあったのがネットワークビジネスだ。
しかも、無料でメールマガジンを発行して1日の問い合わせが最高で63件だった。
1日で63件の問い合わせがあった手法はどんな方法を使ったのか?理由は簡単だ。
とにかく相手に対するプラスになる情報を与え続けたのだ。その結果、お金をかけずに集客できたのがこれだった。
ネットワークビジネス
健康食品販売
オンライン学習塾
塾長のためのWeb集客研究会
これらは全て無料でスタートして全て利益を得ている。それはすべてこの返報性のルールを使ったから。
2.ザイアンス効果
これは「単純接触効果」ともいわれる。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
その内容は
「繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果」
をいう。これを使った私はブログのメルマガもずっと書いた。どちらも頻度が多かった。しかも相手にとってプラスになることを与えていた。当然読者からは喜ばれる。
そして、ファンが増えた。実際「学習ジム・コーチ」というどこの馬の骨かわからない人間が全国の競争の中で選んでもらうには
「まずは相手と接触する」
ことしかなかった。しかも顔も出していなかったので、「価値あるものの提供を継続する」。それを続けいくことで安定してファンが増えていった。
もちろん、
「書くのが苦手」
「何か提供するのは面倒」
と思うかも知れない。ただ、
「支払いに追われる苦しみ」
「希望の持てない経営」
に比べたら、やることで確実に結果が出るのから楽だった。「相手への提供」は「未来への預金」だったから。「未来に預金」をたくさんするとお金を引き出すことができる。
それが「毎月入会」につながっている。(写真はFAX指導だけの申し込み。Web指導も含めると毎月入会)
3.3 R の法則
私がリアルの塾で失敗したのがこの3 R の法則を知らなかったから。筒井駅で塾を開くときに生徒数を調べるために県の統計調査課に行った。
そして、近隣の生徒数を調べた。対象となる子どもの数は1000人以上いた。塾を開くには十分の数だった。
ただ調べなかったのはライバル塾の数。その近隣には25教室を超える塾があった。そう、私は生徒数は調べていたがライバルとなる塾については全く調べていなかった。
当然だがコンサルタントもそんなことは調べていなかった。この近くで塾をやっていてすぐに退塾していたのは激戦区だったから。
そして、すでに強い塾があった。厳しいM塾。数学で有名なF塾。ここには大手もかなわない塾。これを知ったとき後悔した。
だから、インターネットでは失敗しないためにリサーチ(調査)を徹底した。それからスタートをした。
1番目のR(見込み客に対するリサーチ)
これは見込み客に対する調査。徹底して見込み客が
「何を欲しがっているのか?」
「何を不安に思ってるのか?」
「何にストレスを感じているのか?」
を調べた。これをすることで「ムダな努力」がなくなった。オンラインの学習塾では全てこれをやった。
当時お客さんに電話をして「何が困っているか」を聞いた。それよって「Web指導」がスタートした。また国語の指導がスタートした。これは全てお客さんの声からスタートした。
2番目のR(ライパル塾のリサーチ)
これをやっていなかったのリアルの塾はつぶれた。リアルの塾がスポーツで言う地方大会で言うと、オンラインの塾は全国大会。
競合がひしめく中、全国レベルの戦いで勝っていかないといけなかった。当然戦う相手のことを調べた。
お客さんは全国の中であなたの塾を選ぶ。それをどうやって自塾を選んでもらうのか?
例えば最近ではアメブロでフォロワーは増えている。コーチングであったり、在宅ワークであったりする。
登録してくる人は自分1人と思っている。
だが実は登録された側からするとみんな同じ。同じようなコーチで頭にも残らない。
つまり、どこも一緒に見えてしまう。これは他と同じだからいかに自分の塾が他とは違うことをアピールしないといけない
それには徹底して相手の塾を調べる必要があった。私はこれを徹底した。当時塾のサイトを片っ端から見ていた。
他の塾の内容をチェックした。内容は決まっていた。それは自塾の宣伝。そして役立つ情報があるとしても抽象的。
これだけだった。だから私はこの真逆をやった。塾の宣伝は少なくした。そして、相手が探している情報、つまり具体的な勉強法を徹底して書いて行った。
他の塾が「予習をしなさい」とだけ書かれていた。私は具体的に「どの問題集を使って、どういう方法で、どれぐらい予習をするのか」を書いた。
それを読むだけで自宅で勉強するだけで成績が伸びる子が出てきた。合格のシーズに感謝のメールが来た。少しは役に立った。
3番の R(自塾のリサーチ)
それは自分が扱っている商品の調査。自分自身は自分のことをわかっているように思えるが実は相手からどう見られているかは知らない。
また自塾の特徴を書き出してみてどんな特徴があるのか、どんな強みがあるのか徹底して調べてみた。
さらにすでに会員になっているお母さんからは技術がどう見られているのか?なぜ私の塾に入ってきたのか?
質問のアンケートをとってみた。アンケートをとることで自塾に対する印象が自分が考えているものと違っていた。
4.サイトで売らない。仕組みで売る(夏期講習をメール1本で21名集客)
インターネットビジネスをやっていると必ず目にするのが
「誰でも簡単に」という言葉。もっと言うと「クリックひとつで入金」という話。
賢い人は「そんなバカな」と思うかもしれない。ただお金に困ってる人からすると「ウソ」と思っていても藁をもすがる思いでそういったビジネスに対してお金を払う。
実はこの「簡単で」「誰でも」というビジネスは実際には存在する。というのが私がそういうビジネスを作っていたから。
以前にオンラインでネットワークビジネスをスタートしたときに課題だったのがこの「誰でも、簡単に」だった。
ネットワークビジネスというのは消費者参加型のビジネスなので色々な人が参加する。ビジネスマンだけであれば簡単だが専業主婦・引退した老人・社会経験のない若者。
それらの人たちが参加するからそれらの人達でもできるビジネスを構築しないといけない。
当然、「誰でも、簡単に」できないといけないのだ。当然、それを作った。サイトはこちらで反応のあるサイトを用意した。
問い合わせの資料も全てこちらが作った。営業トークもこちらで作った。そして、どうなのか?いっときは収入が上がった。
あっという間に組織が広がって800人ほどになっただが、ここで大きな欠点があった。
それはシステムが優秀であればあるほど、簡単であればあるほど広がりが早くなってライバルが多くなってしまうことだ。
そして、仕組みが簡単であればライバル企業にもパクられる。だから、最初の方はうまく言っても、ヘタをすると半年。
長くても1年ぐらいでうまくいかなくなってしまった。だからどうやって他の塾から真似をされないで自分1人が勝ち残るための方法を考えた。
それがサイトで売るのではなくシステムで売るということだった。実際に私は夏期講習をメール一本で21名集めた。
当然この話をすると「どんなサイトですか?サイトを見せてください」と同業他社から言われる。
そして、サイトを見せると(これぐらいのレベルでも売るんだ)と思われている。
ただ、そのサイトだけで売るわけではない。実は私は21名の夏期講習をするためにその2~3か月前の4月からその仕掛けをやっていった。
4月から
「4月の注意事項」
「連休前の注意事項」
「連休後の注意事項」
「中間テスト対策」
「中間テストの反省」
「期末テスト対策」
と次々にメールを配信していた。そして、見込み客を教育していたのだ。「この人に任せれば安心だ」と。
そして7月。満を持して限定公開で夏期講習の生徒募集した。メールを一本流してすぐに5人が参加した。さらに1週間もしないうちに21名集まった。
実は募集をかけてメールをしたのは一本だけだったが、実際に参加するまでにそういった準備があったのだ。
知らない人はサイトだけで売ていると思ったが、実はそういった仕掛けを作っていたのだ。
当たり前だが夏期講習に参加する人は他の塾と私とは全く区別してくれていた。他の塾は多数だが、私はお客さんにとっては貴重な情報を与えてくれるたった1人の塾長だったから。
そういったシステムで売っていたので信頼が絶大だった。また私のことをわかってくれているのでほとんど変な客は来なかった。
実はこの他にも「これを知っていたら集客できる」といしう内容はたくさんある。ただ、書けないのでその話をセミナーで行う。
実際のセミナーではこんな内容。
オンライン塾「はじめの1歩」
以下は私が15年間今まで実践してやってきた方法で成果のあった方法です。塾で指導の後、朝 3 時、4 時までかかつてテストした実際の方法。
「塾屋」が実際にやっている「塾屋」のための集客方法の一部。
①絶対に抑えないといけない「3つの M」とは
WEB 集客をやっていると「何をやったらいいの?」か迷うときがある。FACEBOOK、ツイッター、ブログ、line。どれがいい?実はこれを抑えれば自然とわかります。そして、集客でてきていない塾はこの「3つの M」が抑えられていないからです。その「3つの M」とは?
②実際に集客している2つの流れ
「毎月集客」をするには、2つタイプのお客を捕まえておかないといけない。大手の塾が「1つのタイプ」のお客を相手をしているのに対して、「2つのタイプ」のお客さんを集めること。その方法とは?
③メール1通で夏期講習参加者 21 名。 21 名集めたそのサイトとは?
メール一本を流したところ夏期講習が殺到。大手の塾の弱点をつきそして集客。さらにそのサイトを編集してある教育激戦区にチラシとしてまいたところ通常の4倍の効果が。その反応があったサイトとは?
④21 名集めたその裏側。大手に負けない「集客システム」とは?
実は勘違いするのは「サイトができれば生徒が集められる」と思うところ。WEB集客の中でも「サイト」はその一部でしかない。実際にサイトなしでも 12 名集客したこともある。それでは 21 名集めたその裏側とは?
⑤youtube を使った最新の集客方法
「えっこんな方法かあったの?」。この方法を知った他業種からはパクられまくりの「youtube」を使って契約率を上げる方法とは?実は youtube はこんな使い方もできるです。youtube を見た生徒からは思わず拍手が。他の塾が知らない新しいyoutube の使い方とは?
⑥塾長がよくする間違った集客方法。アメブロから実際に生徒が申し込みのある読者を増やす方法とは?
WEB 集客でよく使われるのがアメーバブログ。通称「アメブロ」。芸能人も使っているので「塾の集客のためにも」と使ってみたものの全く反応はなし。
実は「アメブロ集客」にもコツがある。読者を増やし、アメブロから実際に集客している方法とは?
⑦line@を使った集客方法とは?
最近lineがすごいらしい。でもlineをやっても集まらない。実際に集客できているlineを使った集客方法とは?今月も体験が入っている生の情報とは?
⑧広告が多い中で生き残るためにやるべき2つのこととは?
ブログを作っても、サイトを作っても生徒は入会してこない。ですが「この2つ」を抑えると集客できる。その絶対に抑えないけない2つとは?
⑨集客に設計図を作っている?
集客には必ず「設計図」が必要。集客の設計図がないと「継続した集客」はできない。それではその「集客の設計図」とは?
今回のセミナーでは遠方の方のために自宅で受講できる「ZOOM」というソフトを利用した形でも用意しています。時間がない方も、これなら参加できます。
ZOOM・・・「無料電話システム」パソコン、タブレット、スマホからでも参加できます。参加者には事前にテストをしますので初めての方も安心です。
講座概要
講座名・・・オンライン学習塾 はじめの1歩
講師・・・塾長のためのWEB集客研究会
日時 ・・・11月 08 日(木) 午前 10 時~12 時又は11月09日(金) 午前10時~12時
会場・・・ご自宅にて
人数・・・ご自宅ZOOM使用( ただしZOOM定員30名まで)
受講料 ・・・15,000 円(税込 16200円)
講師紹介
塾長のためのWeb集客研究会 堀 哲嘉
21歳のときに起業を決心して、起業のために就職。コンサルタント会社を2社経験後、家庭教師派遣会社に1年勤め独立。
奈良県大和郡山市で平成10年7月。学習ジム・コーチを創業。しかし生徒が20名まで集まったもののその後減少し最後には3名までに。
塾のかたわらオンラインビジネスをスタート。オンラインビジネスで学んだ手法を塾に応用しオンライン塾をスタートさせる。
初月ですべて無料でスタートしてわずか2週間で収入が12万円。オンラインのみで集客しオンラインで指導している「通わない塾」としてスタート。
生き残りの激しいオンラインビジネスの中で毎月7桁以上の収入を続けている。長く続くオンライン学習塾を運営している。