昨日は新規の体験希望の方との面談で体験希望のお兄ちゃんとお母さんと話をしました。
体験希望の本人ではなく、そのお兄ちゃんです。私のところはこういったことはよくあります。会員さんではなく、会員のご兄弟の相談が。
お母さんも自営ということでいろいろ仕事のことを話をしていました。会話の中で私が16年間やってきたこと伝えて「楽しい」と言ってもらえたのがよかったです。
「仕事は楽しい。勉強も楽しい」と思ってもらえたら次に進めます。
成績が上がったものの・・
塾をやってきていろいろ紆余曲折がありました。多分塾をやっているだけならそれほど悩むことはなかったのでしょうが、自分でも子育てに関わって考えることが多かったですね。
塾の先生ですから、「成績を上げる」ということはそれほど難しくはないです。どんな方法かと言うと
「成績の上がるやり方を教える」
「それを実行するかチェックする」
とやっていけばいいわけです。実行できなければ一緒にすればいいわけです。そうすると成績は上がります。
実際に息子のときにもその方法で半年間に五科目で500点満点で148点上げることができました。ですが、息子から奪ってしまったものもあったのです。
私が息子から奪ってもの
私が息子が高校受験で奪ったものはいろいろありました。「自主性」「計画力」「勉強の他の楽しさ」「主体性」など。
本当はそういったものは自分でやらないとつかないものです。実際に息子に大学受験が終わったとき感想を聞いたときこんなことを言われました。
「高校受験のときはお父さんの言われるままやっていて、何か楽しくはなかった。でも、大学受験は苦しかったけれど楽しかった」
と。それまでにもいろいろありました。
高校に入って手放した結果
高校に入って息子の勉強については意見は言うものの何も言わなくなりました。
あくまでも親としての意見なので子どもはそれに従う義務はないのです。例えば
ですが、息子は弓道部に入りました。さらに
と反対しましたが、予備校に通いしました。実際に最近知ったのですが、予備校に行くまで息子の成績は大変だったそうです。
300人中280番台だったそうです。知っていたら、私が指導に入っていた(笑)。
自分で決めて自分で行動した結果
「やばい」と思った息子は自分で近くの塾や予備校を調べてきて、パンフレットも持ってきました。
あとはお金の支払いに親が行くだけです。1件は大手の予備校。頭もぶち切りそうになりながら「お父さんガマンして」と言われてガマン。
というのも、約束した時間に行ったものの、担当者に連絡が行ってなくて30分以上待たされました。
さらに、来た校舎責任者は別の会員の人勘違いして話を始めました。途中で違うことがわかって、新規である話をしたら高額ビデオ講座を受講するよう一生懸命に勧めてきます。
私は頭の中は「約束の時間を忘れていて」「他人と間違って」と続いていたので全然話は頭に入ってきません。
そして、ビデオ講座はあまりいらないということを言うと
と。ビデオ講座をたくさん取らないと予備校全体の士気が下がるそうです。(校舎長の評価と給与が下がるだけですが・・)
それで結局別のところに行くことになりました。他のところでは前回がそうだったのでスムーズに行ってそこで自分なりに勉強するようになりました。
自分で選んで、自分で決めたからやっていました。予備校も
「とにかく予備校へ」
と。休みの日は朝からずっと予備校で。そうやったことで成績がアップしてきました。
自分が歩んできて感じたこと
何でもそうですが、「・・・なければならない」と言うとやり方だとどこかで疲れが生じます。
「受験だから勉強しなければならない」
「テストの点数が勉強しなければならない」
とか。もっと悪いのは
「叱られるから勉強しなければならない」
となると成果が出難くなります。実際に一流のことをする場合は「義務感や強制力」ではそこそこできても一流にはなれないのです。
あとはどうやって楽しさを作るのか?
最初の話に戻りますが、私も今はずっと仕事をしていますが、生活のためもありますが、やはり楽しいから。
サラリーマンのときは「月曜日が来て欲しくない」ときがありましたが今はそんなことはないです。そもそも日曜日がない状態です。
また、「休みが楽しみ」なんてこともないです。そうすると今まで以上に結果が出ます。
だから、子どもに伝えるのは勉強の楽しさです。自分自身がずっと義務感でやってきたので、それだけではダメなのはわかります。
あとは「楽しさ」「面白さ」が伝わればと思います。