「勉強しているのに成績が上がらない」
ということがありますよね。実はこれってとても貴重な経験なんです。
もちろん、スムーズに行くといいのですが、勉強しているのに成績が上がらないということはあります。
私の場合は
実は私もこういったことは中学に入ってから大学受験までの6年間で3回そういったことが3回ありました。
それが、中学1年生のとき。入学して最初のテストで最低点をとったとき。そして、中学3年生の受験期。
1日6時間以上勉強して、やればやるほど成績が下がるという経験。そして。最後は大学受験直前。
国立大学で志望校判定「B」もあった模試がオール判定「E」だったとき。特に最後のときは入試2か月前だったので発狂ものです。「どうしようか」と。
しかも親が出した条件は「国立1本 現役のみ」というものでした。そのときの経験が今の仕事に役立っています。というのは成績が下がったときに
「テストが悪い」「学校が悪い」「親が悪い」「先生が悪い」
何て思いませんでした。すべて自分の「やり方が悪い」と思っていろいろ工夫したのです。
ここでのポイントは「自分が悪い」のではなく「自分の【やり方】が悪い」と思ったことです。
そうやって、勉強法を工夫したり、勉強時間を増やしたりしていました。そして、それを乗り越えきました。
親が子どもの成長の邪魔をする場合
もし、それを「親が代わりにやったら・・」と思うとどうでしょうか?
子どもに乗り越える力はつくでしょうか?それで社会時社会を乗り切れるでしょうか?
実は「成績が伸びない」というときは、あなたの子が成長するチャンスなのです。「悩んで苦しんで、悶えて・・。」
とき、勉強をしても成績が上がらなくて教科書を床に叩きつけるときがあるかも知れません(私)。
入試で力が発揮できなく模試をビリビリに部屋中にまき散らすかも知れません(息子)。
1日14時間勉強しても結果が出なくて机を引っくりかえるかも知れません(息子の友人)
でもそうやって、「思うようにならないことを乗り越えようとする力」が本当の生きる力になると思いませんか?
独立しても1日16時間働き続けても結果が出なくて、仕事に行くときに高速道路で自動車を運転して、自分の不甲斐なさにたまらず高速道路から地道に降りて側道で大声を上げて泣いて。
そして、そこから困難を乗り越える力にはなりませんか?
あなたが元気なときやまだ生きているときは子どもを助けることができますが、あなたが年老いたり、亡くなったりしたら、あなたの子どもはその困難を1人で乗り越えないといけないのです。
「成績が上がらない」というのも1つのハードルです。ぜひともそのハードルを子どもに乗り越えさせてくださいね。