今回のお話は
「学年2位なのに不合格?」
という話をしますね。
親がよくする勘違い
実は毎年毎年何名かの方が
「今までの勘違い」
が発覚して大変なことになることがあります。それは、
「自分の子どもが思ったより実力がなかった」
という話です。
ある中3生の話
この話は以前に家庭教師をしていたときの話です。丁度この9月に中3の女子から家庭教師の依頼を受けました。指導して欲しい科目は「数学」。
「数学」については苦手なので徹底して教えて欲しいとのこと。それで、指導前にいろいろお子さんの状況を聞いてみました。
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学校での定期テストの点数
実力テストの結果
校外模試の結果
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など。それで少し気になったので、こんな質問をしました。その子は「英語科希望」だったので、英語も心配だったのです。
と。するとこんな答えが返ってきたのです。
と。実はこの子の学校は田舎のどちらかという小規模の学校で学校1学年で60名にも満たない学校だったのです。
私は念のために「校外模試」を受験することを強く、強く勧めました。最初は
などとブツブツ言っていましたが、私があまりしつこく言ったのでお母さんにも協力してもらって、校外模試を受験することになったのです。
模試当日。帰ってきた夜にその子の家に電話したのです。
彼女は「数学」ができなかったことよりも、得意の「英語」ができなかったことの方が心配だったようです。
それから2週間後・・・。彼女の自宅に受けた模試が返ってきました。数学の偏差値は
「38」
得意だった英語の偏差値は
「51」
とても
「英語が得意」
「英語科に行く」
というレベルの偏差値ではありませんでした。この結果には、お母さんもびっくりしたようです。
お母さんも本人もまだ信じられてないようでしたが、こういうことはよくあることです。
学校の成績は実力を表さない
実際に受験のことを軽く考えている家では起こりうるのです。というのは、
「学校の成績が子どもの実力をすべて現しているのではない」
ということです。ですから、受験をする限りいくつかの模試を受験して、自分の子どもの実力だけは把握しておく必要があるのです。
実際こんなことがありました。私の息子が中学のときの学年は
「1学年45名」
という大変小規模の学校です。そこで1位、2位だったとしても本当の実力はわかりません。
例えば、息子の1つ上の学年だった生徒は大変優秀でした。その年の学年の
1位、2位
については、かなりレベルが高かったのです。例えば、
中学のときの順1位 息子と同じ高校で学年1位
中学のときの順2位 別のさらに上のレベルの進学高で1位
とどちらも「東大」「京大」でも狙えるレベルです。
一方、息子の年では、1位でも先ほど進学した高校では学年順位が50位くらいだったのです。
1つ上の学年 中学での順位1位 → U高校での順位 1位
息子の学年 中学での順位1位 → U高校での順位50位
です。同じ中学出身なのに年回りが違うとこうも学力に差が出るのです。
まあ、その後の勉強にもよりますが、多分国立大学のどこかに入れるレベルでした。
このように同じ学校でもその学年によってレベルが変わったり、学校でもレベルにかなりバラつきあったりするのです。
結局、その子は慌てて「英語」についても指導することになりました。気づいたのがまだ時間的に間に合ったのでよかったのですが、もしあのまま「模試」を受けずに受験勉強をやっていたら・・・
多分
「学年2位で不合格」
になっていたと思います。そう考えるとぞっとします。
あなたのお子さんの成績は大丈夫ですか?本当の実力を把握していますか?本当に本当に、今の成績をしっかりと把握していますか?
塾に通っていて「全国模試」を受けているのならいいですが、もし
「全国レベルの模試」
を受けていないのならいますぐ受けてくださいね。そうでないと絶対に
「本当の実力はわかりません」
で、悪かったら?もちろん、そこかにお子さんと話をして対策をうてばいいのです。それで今回は「在宅模試」を募集します。
中学生の場合は、
志望高判定テスト
では、現在の実力でどの高校に入れるかわかります。また、あなたのお子さんの弱点がどこにあるのかわかります。
全国的に問題を標準化した「教科書+入試対策問題」で構成されています。テスト後に戻ってくるイメージは以下のイメージです。
テストの終わったあとのイメージは以下の感じです。
<志望校判定テスト>
中学生は、
志望高判定、分野別にどこができているのかがわかります。全国的に問題を標準化した「教科書+入試対策問題」で構成されています。
費用は 4500円です(ご自宅からの発送は別途必要です)。
申し込みはこちらです。
小学生のお子さんは
<到達度確認テスト>
では、あなたのお子さんがどこまでできているのかわかります。
内容は公立中学進学者向けの標準的な習得状況診断テストです。
小学校の標準進度に合わせた教科書レベルの出題です。
テスト後に戻ってくるイメージはこんな 感じです。
テスト範囲は
中学生は ・・・申し込み後連絡します。
小学生は ・・・申し込み後連絡します。
費用は、
小学生 3500円
中1.2生 4500円(5科目)
中3生 4500円(5科目)
です。
申し込みの締め切りは、7月16日(金)まで
です。