すぐ結果が欲しいという子育てをすると、結局子どもにとっては害にしかなりません。
(トップの写真は2日間の研修で差し入れされたプリンです。こうやって地味に研修に参加して力をつけています)
目次
早く早くの罪
指導しているとよくあるのが自分自身が考えないで解答を求めることです。


という具合です。結果がわかるということだけ考えると答えを言った方が効率的なのかもしれません。
ですが、そういう考えというのは社会になって痛い目にあうことなんです。
というのは社会に出ると結果を出すまでにはある程度自分で試行錯誤する必要だからです。
そのときは、目先の結果を考えなく、継続していくのです。学習でいとう学習曲線ということです。
これは仕事でもあります。自分は努力しているのに結果が遅れてくるというものです。
それを経ていないと何でもすぐ答えを求めて使用となってしまうのです。
もちろん効率のよい方法だけを教えてあげたらいいのかもしれません。
が、それも弊害もあるのです。それは力がつからない。そして、こんな感じになります。
迷惑YouTuber「へずまりゅう」から考える
へずまりゅうという人物は
2020年7月、愛知県警は、Yのへずまりゅうが5月に愛知県内のスーパーマーケットで魚の切り身を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕。
へずまりゅうは会計前の魚の切り身を店内で食べ、空となった容器をレジに持っていき、「すいません食べてしまいました。
腹減ってて」と会計を行う動画を撮影。「店の商品、会計前に食ってやったぜー」というタイトルで投稿していた。
後日、動画を発見した店の店長が県警に相談し、逮捕に至ったというわけだ。
へずまりゅうは当初、普通の動画を投稿していたが、登録者数が伸びない状態が続いていた。
そこで、ニコニコ動画で定着している「凸待ち」文化をYouTubeに持ち込むことを思いついた。
凸待ちとは、先方からの突撃を待つことを指す「突撃待ち」から生まれた言葉だ。
その後、はじめしゃちょー、ラファエル、ねおなどの著名YouTuberに次々とコラボを迫る嫌がらせ行為を行っていた。
東洋経済より
彼はこんな言葉を発言しています。
「知名度を上げたい、人気者になりたい、お金も欲しい」
と。
結局はコロナにもかかっていたことを知っていたのに、あちこちを回ってコロナをまき散らしています。
へずまは7月上旬から、新型コロナウイルスに感染しながらマスクもせずに県をまたぐ移動を繰り返した。
山口県知事からは「なんてことをしてくれたのか」と名指しで批判。
立ち寄り先の飲食店や観光地で休業が相次ぎ、県にはへずまと接触して感染を心配した人の相談が700件以上も殺到したという。
東洋経済の記事でも書かれていましたが、
ある大学生は、
「目立てて羨ましい。逮捕されないなら自分もやりたい」と羨望の目でみる。
大学生いわく、「迷惑行為をするだけで名前が全国区になるなんて。自分もそうなれるなら真似したいくらい」そうだ。
有名になるためなどんなに他人に迷惑をかけても大丈夫と思っているのです。
簡単に言うと
「手っ取り早く有名になりたい。お金持ちになりたい」です。
ですが、仮にうまくいってもそれが続くことはないのです。力をつけない限り。大切なことは時間がかかってもいいので続けられる力です。
力をつけさせる
いちみに有名な「ヒカキン」はブレイクするまで2年間毎日YouTubeに動画をアップしていました。
そうやって地道にやってきているのですね。大切なのは、「結果」ではなく、途中のプロセスです。
なぜ、プロセスかと言うと、プロセスはその人にとって「スキル」になるので、また同じ結果が出せるからです。
よくある言葉にあるように
「子どもに魚を与えるのではなく、魚の採り方を教える」
のです。魚をそのときに与えると本人は喜びますが、そのあとはずっと誰かに魚をもらい続けないといけません。
ですが、魚の捕り方を教えてもらったらあとは自分でできるのです。
1000万円が大切ではない
以前も書きましたが1000万円を頑張って働いて稼いだのにその1000万円が取られてしまった。
取られたこと自体はショックですですが心配しなくてもいいのです。
それがなぜかと言うと1000万円稼ぐ力ができたということです。1000万円を稼ぐ力ができたら、また稼げばいいわけです。
ですが、偶然宝くじ当たった1000万とか、遺産などたまたまの1000万円というのは結局は自分の身につかないのです。
というのは再現できないからです。だから大切なことは1000万円を与えるわけではなく、1000万円を稼ぐ力を子どもに付けさせるのです。
そうするとその力は誰からも取れることはありませんし、税金をかかることはありません。
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