今日部屋を整理していたらこんなものを見つけました。
目次
受験に簡単に合格できるツール
授業の合間を縫って部屋の片付けをしてきました。
ついでにクローゼットの中に入ってるパンフレットも。
いろいろ捨てるものを探していたところたくさん便利なツールが出て行きました。
「塾が受験生のために自動で計画を立てる」
受験生にとってはとても魅力的なオファーです。これさえあれば成績が上がるのであとは勉強するだけですね。
受験生にとっては決められた計画をやるだけでいいので、非常に効率的なものです。
ですが、このパンフレットは捨てることにしました。理由は簡単です。
「これが本当の子どものためになるのか?」
ということを考えたからです。受験というのはやり方とか方法とか基本的に決まっています。
今はインターネットで検索すればやり方も書いていますし、計画の立て方もわかります。
勉強もYouTubeを見れば出来ます。そんな時代においてこれだけ手厚くする必要があるのでしょうか?
不安
またこんなメールも来ていました
「倒産1万社」「休廃業5万社」「赤字リストラ大ブーム」がアフターコロナの日本を襲う
この記事は企業のリサーチ会社で有名な東京商工リサーチの友田信男(常務取締役情報本部長)氏が書かれた記事です。
ニュースでは有名な大手も倒産したニュースも出てきています。
コロナなんて誰が予想したでしょうか?このタイトルのように倒産会社の中には1万社の中には大手も含まれています。
廃業は5万社。さらに赤字リストラ大ブームということで、もしあなたのお子さんが社会に出たときはその憂き目にあうかもしれません。
お膳立ててしないと出来ないお子さんがそんな社会の中で生きていけるのでしょうか?
私が学生の時代はインターネットがなかったです。しかも非常に生き方が楽でした。
生き方が全員生き方が決まっていたので、その社会が引いたレールに乗ればうまくいきました。
その上をどれだけ速く走れるのかが大切だったです。それでそのルート自身が合っているのか、間違っているのか考えるとこはなかったのです。
ですが今はそんなことはないです。自分自身の勤めていた会社が倒産の憂き目にあったときどうするのでしょうか?

と電話がかかってきて、親が助けるのでしょうか?
リストラに遭いました
実は私は「会社の倒産」も「リストラ」も経験しています。正確に言うと勤めていた会社は倒産寸前で、その後倒産しています。
そして、その会社が倒産する前に私は会社を辞めて派遣で食いつないでいました。
その派遣先で働いてた会社でもリストラです。
私に落ち度があるというものでなく、その会社自身のその事業部そのものを海外に移転するというものでした。
しかも2か月後にリストラです。そんな中からあなたのお子さんは立ち上がって生きていけるのでしょうか?
私の子はそんなことには絶対ありえないなんて言えるのでしょうか?
この時代を生き抜く子ども
これからのコロナ時代というのは自分で考えて、自分で行動することです。そして、自分で責任を取ることです。
それをずっと続けてします。そして、そういうような子どもに育って欲しいと思ってます。
いろいろな子育ての方針が我が家にもありますが、私の初期の頃の子育ては
「会社からリストラを食らっても、半年以内に自分で独立やっていける力をつけさせる」
というものでした。実際に今息子は独立して行っています。
まだ一人前にはいきませんが、もうすぐすると完全に自分で会社をやっていけると思っています。

と言われても、

そういった風になって欲しいと思って育てています。もちろん独立するかしないかは本人の自由ですが、少なくともそれだけの力はつけて欲しいと思っているのです。
私には資格がある
こんな偉そうなことを言えるのも実際私がそうやってきたからです。
今でこそコロナの影響でインターネット授業がありますが、私がスタートした18年前はほとんど誰もインターネットで授業をやってませんでした。
それを必死になってテストをしながやりました。失敗もたくさんやりました。
インターネット途中でつながらないこともありました。絶望することもありました。
泣くこともありました。それでも前に進まないと家族を養っていけないので必死でもがいていました。
ジャングルを開拓
イメージで言うとジャングルを開拓するイメージです。今の子どもというのは整備された道路の上を必死で走っています。
だから、考えなくてすみます。方向も決まってますから、道に沿って走って行けばいいわけです。
ですが私がやってたときは道がありません。ジャングルを開拓しながら必死に道を自分で作っていたわけです。
その学力は生活を子どもの生活を担保してくれるのか?
勉強自身は絶対大切だと思ってます。ただ今やっている勉強があなたの生活の担保してくるのでしょうか?
その勉強してれば確実に食ってけるというものでしょうか?正直言うとそれは「?」です。
ですが、その中でもがいて手に入れたことというのはあなたのお子さんの生活を支えてくれます。
・受験で成績がなくて悩んだこと
・模試が悪くて落ち込んで悩んだこと
・学校に行って、出来なくてどうやればいいのか悩んだこと
そういったことが自分の力になって行きます。苦しんでもがいたことが今の自分を作っています。
今苦境に陥っても、
「こんなので負けるか」
と思いながらやってきます。そういう風な子育にすべきだと思います。
そういうことのメッセージをどんどん送っていたら、そういう子育てをされている保護者が増えてきました。
今日 LINE で来たお母さんからのメッセージです。
こちら地方版の夕方ニュースの特集で、〇〇予備校(地方大手らしいです)のコロナ対応のオンライン授業等の番組をたまたま見ましたら、
オンライン化やコミルを使って…と紹介されていて、堀先生はとっくにやっていたよな〜と今更感。
主人も、先生の講演会や勉強会へのフットワークの軽さに、自分も仕事が軌道に乗っていても外に目を向けて動かないとな〜と、親まで日々勉強させて頂いています。
カーナビの過保護っぷりには笑いました。うちも数年前に買い換えた時に、カーブを曲がる前にも知らせてくるナビに、同じように「うるさいよっ」と感じ設定を変えました笑
それを「お母さん」と表現された事に、目から鱗でした!
最近は、ほったらかしに慣れて、ほとんど関知せずで…きづいてみれば、自分でノルマを決め、動き(ほったらかしなのでこなしているかは不明)見守りシステムも「見守りなくても自分でできる」と言い放つまでになりました。
口を出さない…息子の自力と成績上昇(少しですが)はそれと同時進行だった様に思えます。
高校はギリギリで入学⁈と不安だったのが、今では、一緒に入学した息子より賢かった同級生を引き離し、理系科目は上位に入っていてビックリです。