塾長向けのブログに書いた内容に加筆しました。
目次
この質問にどう答えるのか?
中学生になる子のお母さんからこんな質問が来ました。
という質問を保護者の方から受けました。さて、どんな回答が最適だと思いますか?
でしょうか?実はこれらの答えは本当の解決にはなりません。
と言うかも知れません。ですが、その質問にさらに深く考えてみます。
そうすると
「子どもの問題に親が心配する」
という構造が見られます。
「どの辞書がいいのか?」
辞書を使うのは子ども本人ですよね?。お母さんではないですよね?
さらに親の問題ではなく、勉強する子どもの問題ですよね?
つまり、少し掘り下げてみると過干渉の親です。辞書について質問するのがまだ、勉強する本人ならわかります。
が、子どもの辞書選びに親が質問してくるのは過干渉気味の親です。
そして、違った視点でのアドバイスをします。それは
というアドバイスです。そんなことを書いたら、
と思うかも知れません。ですが、私ならこう言います。
今のうちにそういう能力をつけさせないと社会人になったら大変ですよ」
さらに続きます。
そのときもお母さんが選ぶわけではないですよね。判断するというのは経験が必要です。
その練習と思ってはどうですか?辞書を選ぶというのものその1つです」
と。例えば、それで失敗して辞書を買い直したとしても3000円の失敗です。
そうやって、自分で判断する目を養っていくのです。特に今後は新しいモノが出てきます。
そういったモノも自分で調べて判断していくのです。
そういう視点を親に伝えていきます。親も気づいていない視点で塾はアドバイスしていきます。
さらに子育てでもこれからは柔軟な視点が必要になってきます。
当たり前を疑ってみる。今までの正しいが正しいわけではない。
今までやってきた子育てというのは少なからず親が受けた教育の影響があります。
親が受けた「当たり前」が今も「当たり前」とは限らないです。
例えば、私が中学に入ったときは男子は全員坊主頭です。全員です。
今から考えると意味不明です。今中学の前を通っても坊主頭は野球部だけです。それもなくなるかも知れません。
当時それで討論をしたこともあります。そのときに出てきた坊主にする理由は
「中学生らしいから」
というモノです。今はそんなことはないです。「当たり前」が変わったのです。
こんな問題をどう解決していくのでしょうか?
塾長向けのブログにこんなことも書いています。
例えば、成績を上げるのも
××市で一番成績の上がる塾
という広告が上がっていました。あなたはどんな広告を出すでしょうか?
××県で一番成績の上がる塾
でしょうか?こういった発想は他塾と同じなってしまいます。実際に落語にこんな話があります。
初代林家三平さんに、三軒並んだラーメン屋の小咄(こばなし)がある。
右端が「日本一うまい」と看板を出すと、左端は「世界一」できた。
困った真ん中のおやじ、寝ないで考えたのが「入り口はこちら」。
(朝日新聞「天声人語」3月17日より1部抜粋)
同じ発想と違ったモノがこれから時代は問われています。
子育ての当たり前も疑ってみる
例えば私もずっと
と言って子どもを育ていました。そういう部分も必要ですね。ですが、
ということを知っていますか?実は
「やることを全部やってから自分のやることをする」
という考えはある意味正しい話です。ですが、社会に出たときに仕事で
とやっていたら一生と家族と旅行なんて行けません。特に自分で仕事をやっていたらきりがないです。
1つ解決してもまた問題は発生します。その繰り返しです。
そして、やるべきことの完璧さを求めて仕事をしていたら家族の崩壊です。
「家庭をまったく顧みない」
ということになります。実は私がそうでした。仕事に追われて家族との時間は作れませんでした。
だから、
「やることもあるけれど、それを頭の片隅に起きながら遊ぶ」
ということも必要になってきます。それが
「仕事も大切だけれど、仕事の課題が残していても家族との時間を作る」
ということも必要になってきます。だから
「今まで自分が教えていることはすべて正しい」
なんて思わないことです。自分で考えて
「私がやってきたことが本当に正しいのだろうか?」
と思うと少し違った子育てなります。
これからの子育てに参考になるので以下を参考にしてみてください。
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