子育て

「廃業する社長」と「自立しない子育て」との共通点

最近公立の学校の先生も大変ですね。その話です。

公立学校の先生も最近は大変ですね。というのは

「多様化した家庭環境」
「モンスターペアレントと呼ばれる人達への対応」

など。そしてさらに大変なのが

「学力に対する成果」

です。

「学校だからそんなの当たり前だろう」

と言われるかも知れませんが、全国学力テストが公開されて、大阪市では学力が査定にも反映されるようです。

目先の成果を問う自治体

自治体によっては

「中学生になっても保護者が宿題を見るように」

と言っているところもあるそうです。

確かに目先のことを考えれば

「親の言う通り」
「親の監視の下でやる」

と結果は出ます。ですが、そういった場合は

「50歳過ぎたら覚悟がいる」

のです。それは

「子どもが育たない」

から。

廃業する社長

実はこれは

「会社経営と同じ」

なのです。私も何でも見てきましたが、中小企業では、

「ワンマン経営」

をすると成長は早いです。社長が決めて

「従業員は言われた通りにやれ」

とすれば会社はある程度まで成長していきます。会社によっては

「上場までしてしまう」

会社もあります。ですが、社長が40歳を過ぎて体力が落ちてくると会社の成長も止まり始めます。

つまり

社長の行動力=会社の業績

という図式ですね。そして、社長の口癖が

「後継者が育っていない」

と。そして、

「何でうちの従業員は考えないんだ」

と。もうわかると思いますが、

「育っていない」
→育てていない

「考えない」
→考えないようにしている

からです。そして、社長が50歳、60歳と年を重ねていくごとにあれほど勢いのあった会社が縮小していくのです。

そして最悪の場合は「廃業」「倒産」となってしまうのです。

基本的に

「人を育てる」

ということと

「目先の結果を出す」

ということは相反していることなのです。

子育てでは

わかりやすい例で言うと、

「子どものお手伝い」

です。子どもに皿洗いをさせると納得できるまできれいに洗わない。それで

「もういいからお母さんがするから」

と言ってずっと自分でやっているといつまで立っても子どもはできるようになりません。

そして、何もできない子どもになります。同じ年の子が、お手伝いをするのを見て

「あの子がうらやましい」

何て言うと子どもとの関係も陰悪に。子どもからすれば

「やると文句を言われるからやらない」

と思っているので余計親から心が離れてしまいます。結局ずっと

「自分が皿洗いをしないといけない」

のです。それを辛抱強く教えて、やっていくと

「子どもが役に立つようになる」

のです。そして、子どもは自立していきます。

結局、人間は本質的には変わらないので育てていくには経験させて、失敗させていくしかないですね。

そして、その結果が出るのはずっと先の話です。

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