仕事をしていると
「勉強でも仕事でも共通しているな」
ということがあります。その話を。それは
「努力の方向性」
です。
目次
結果の出ない努力
私は結果の出ない
「暗黒の10年間」
というときがありました。やってもやっても結果が出ないというときです。勉強では
「1日6時間以上勉強しても結果が出ない」
とか、仕事でいうと
「1日15時間以上休みなく働いていた」
というときです。どちらも
「自分なりにがんばっていた時代」
です。
勉強をすればするほど成績が下がる
勉強でいうと高校受験を控えた12月以降。スケジュールを立てて
「午後5時から勉強をスタートして0時まで勉強」
と決めてやろうとしていました。結果は予定通り終わらなくて、夜中の2時までかかってやっていました。
睡眠時間を削って1日5時間睡眠。そして、公立高校には出ないであろう難問をひたすら解いていました。
結果は
「志望校合格圏圏内→志望校合格圏外」
と逆の結果になりました。今やっていることがムダだと気づいたのが受験直前の3月。
教科書の例題問題すら解けなくなっているとことに気づいて、睡眠時間を増やして、予定が終わっていなくても0時には辞めるようにしました。
そして、問題も教科書中心の問題に切り替えて何とか、志望校に合格。この経験を生かして、大学受験では「睡眠時間を確保して入試に直結した勉強を」
暗黒の10年間
社会人になってからもこういった「努力の方向性違い」を繰り返していました。
「オリジナルで」
「自分の独創性で」
ととにかく
「自分の手で」
「自分の考えで」
といろいろやっていました。努力して辛さは増すものの結果は今一つ。年間93万円も研修費につぎ込んでも結果は変わらず。
それよりもお金を遣い過ぎて支払が苦しくなってしまいました。これも
「努力の方向性が違っていたから」
です。最後には10万円近くの研修を受けてようやく
「これは間違っている」
と気づきました。それから
「うまくいって人のを真似する」
「1人でするではなくチームでする」
「人と協力していて」
ということをやっていきました。そうすると業績が伸びはじめました。
子育ての方向性
では、子育てでは?どうでしょうか?
「今やっている努力は方向性は間違っていませんか?」
「勉強して欲しいときにはどうすればいいのか?」
「子どもが自立して欲しいときにどうすればいいのか?」
実際に私のこのブログを見ているあなたはきっと努力家だと思います。また、子どもに対してとても愛情が深いと思います。
それでもうまくいっていないときは
「努力の方向性」
を疑ってみるのです。たとえば、勉強と食べ物を同じように考えてみればいいのです。
お腹一杯の子ども。どう食べさせる?
お腹いっぱいのときには、どんな料理を勧めてもおいしくないです。どうすれば食べてくれるのか?
方法としてはいくつかあります。
1.お腹を空かせる
とにかくお腹を空かせる。そうすると食べるようになります。元々食べるという本能があるので自然と食べます。
2.側でおいしく食べる
本人の近くでおいしそうに食べます。無理やりしなくても周りに人がおいしそうに食べていたら
「ちょっと頂戴」
「私は欲しい」
となりますよね。それが
「まずい。げえっー」
何てしていたら、とても食べたいとは思いません。
勉強の方向性
これを勉強に置き換えると
1.勉強をさせない
実際にガミガミいうのを辞めたところ子どもの成績急降下。私もそれを経験。同様に息子も。一番すごい人では定期テストで「5点」を経験。
すべて「やばい」と思って勉強スタートしています。そして、成績はその後伸びています。「5点」の子は「80点」に。
2.側で楽しく勉強
勉強のできる子の親のメッセージがこれ。親は「勉強しなさい」というのではなく、自分も楽しく勉強。
読書好きの親は部屋にたくさんの本があって親も本を読んでいる。
「読者をしなさい」
といいながら自分はスマホをいじっていない。
「勉強は楽しい」
「読書は楽しい」
という雰囲気であれば、子どもは自然と興味を持つように。
「子どもを変えよう」
という努力ではなく
「自分が変わる」
という努力。子ども対して
「接し方を変える」
「伝え方を変える」
など変えてみたら違ってくるかも知れません。