昨日の書いた内容はどちらかと言うと保護者の方よりも塾の先生の方からの評価が高かったように思います。
実際に同じ内容を Facebook にあげるとたくさんのコメントをいただきました。結局はいくつになってもやることは共通しています。
親御さんが失敗する理由
親御さんが子育てをして失敗する理由というのは
「結果を早く求めすぎること」
です。子どもも同じですが、早く結果を求めすぎるとほとんどのことが心配します。
というのは以前書きましたが、勉強には学習曲線というのがあります。
それはやった勉強の内容に対して結果が後からついてくるものです。数学で言うと二次関数になります。
だから、結果が出るまで待たないといけないわけです。それができなくて、すぐに結果が出ないから次々と方法を変えてしまいます。
それで、さらに結果が出なくて、最初は塾や家庭教師のせいにします。そして、そのうち子どものせいにしてしまいます。
ですが、それが当たり前の話なのです。子どもを上手に育てない親というのは「結果を基準にしている」のです。
が、上手に子どもを育てられることの親というのは「プロセスを基準にしている」のです。
大人になっても同じことをする
これは何も子どもに限ったことではありません。大人の世界でも多いです。私もそうですが、
例えば塾の場合は生徒を集めるためにポスティングをします。例えばポスティングを200件しました。申し込みは「0」でした。
そうすると
「やってもダム」
と諦めてしまいます。そして、生徒が集まらない・・と嘆いて結局塾を閉めるハメになります。
ですが、同じことを別の塾長は「700件」まいています。そして、「4件申し込みがあった。また、がんばろう」と活動します。それを繰り返していきます。
もちろん、途中で「200件」まいても結果は出ていません。ですが、「できるまでチラシをまこう」と続けるのです。
前者の塾長は少しの量で早く結果を求めて失敗します。ですが、後者はやれることをやろうと努力します。そうやって、塾生を増やしていきます。
これは大人の話です。後者は結果は別にしてとにかくやれることを愚直にやっているのです。大人でもこうなのです。ではどうするのか?
「結果」ではなく「行動」を目標にする
例えばテスト100点を取るという風に目標にすることがあります。テストの100点を取るというのは、テストの問題にもよりますから結果が出るかどうかはありません。
ですが、
「テストを100点取るために学校のワークを3回は解く」
とするならば、後は本人の問題です。テストの結果が良かろうが、悪かろうが本人の努力としては3回解いたら、それはそれで認めてあげるのです。
そうすることによって本人は努力するようになります。普通は問題集を3回も解いたら今まで以上の結果は出ます。
それでいいのです。結果が出なくても気にしなくていいのです。やるべきことやってるからです。
ですが、結果は出なかったらやる気がなくなったり、あるい楽する方向ばかりを選んだりします。
だから、大切なのは最初は結果ではなくプロセスを重要視することです。プロセスを重要視することによってプロセスを丁寧にする子になります。そうすれば結果の出せる子になるのです。