子どもの人生計画 子育て

あなたの子も他と同じ?

今日は午前中に定例セミナーをやって、その合間を縫って奈良の教材展に行ってきました。そのことに気づいたことを少し。

チラシを作って言われること

他塾のチラシ作成のお手伝いをしています。それで色々な人からアドバイスをいただいてます。

中学生を持つチラシ作成のプロに聞いたところこんなことを言われました。

「塾のチラシなんてどこも同じにしか見えない。成績が上がった点数があって、授業料があって」

と。実際にチラシを比べて見て見ると同じように見えるんですね。今回も展示会に行って感じたのが同じような印象でした。

塾のチラシを見ているあなたが「塾でも同じように見える」ように、私も教材会社の教材を見て同じようにしか見えなかったのです。今回見て今日を持ったのは2つだけ。あとは眠くて、30分ぐらいで帰ってきました。

実際に生徒が減って、塾に通わない子が増えていると教材会社もその分のしわ寄せを被ります。

特に目立って他と違うものでないとなかなか教材も似たようなものだと売れないのです。

色々似たようなものを出しますが、結局は選ぶ塾の先生からすると「そんなに違いはないよね」という風に感じてしまいます。新しい教材に変わることはないです。

これからの子育て

こう考えると選ぶ方からすればどこでも同じように見えますが、これはあなたの子ども自身も同じ目にあいます。

将来、自分で起業して仕事をするか、あるいは就職するかと別にしても同じような印象を与えることになります。

それは

「どの子を採用しても同じだよね」

という印象です。ある程度勉強ができて似たようなことをしていてということでは結局は「塾のチラシ」や「教材」と何ら変わらないのです。

ではどうしたらいいのか?

お子さんと一緒に考えないといけないのは「キャリア教育」ということです。勉強はしていくのもそうですが、それ以外にも

「将来どうなりたいのか?」
「将来どういう道に進みたいのか?」

話し合って考えさせていく必要があります。勉強だけができるのではなく、勉強もできるという形で他にキラリと光るものを持って行かなくてはいけません。

就職するときもそうです

例えば。就職。1番多い相談が

「自分は英語を生かせる仕事に就きたい」

というものです。そうは言ってもそういった英語を生かした分野はライバルはたくさんいます。

そういう勉強だけではなくその中に例えば自分自身の趣味をミックスさせるのです。

今翻訳の仕事もたくさんあります。例えば自分自身はすごくアニメが好きだとアニメだけ見ていると「勉強しなさい」となりますが、そのアニメの翻訳をします。

そうすると「アニメという趣味」と「英語の翻訳」という仕事が合わさって仕事になります。

実際にサイトでは翻訳機能もありますが、翻訳では微妙にニュアンスが違うので、その内容を知っている人しかわかりません。

また、こんなこともあります。私の地元は忍者の里ですが、忍者は結構海外では人気があります。

ですが伊賀の忍者は全国的にはそれほど広まっていません。と言うかまだまだ伸びる余地はあると思います。

それよりも長野県に「ちびっこ忍者村」があります。自分自身が忍者に興味があれば「英語」と「忍者」を合わせて英語で忍者を紹介するサイトを作ったりすれば仕事に変わるのです。

みんなと一緒ではなく、子どもの生かす将来を考えよう

親御さんが子どもの将来について考えてあげることはできません。相談に乗ることだけです。ただし、

「将来は何になりたいの?」

という質問はできると思います。親御さんができることは、子どもに将来について

「どんな風なりたいのか」
「どんなことにしたいのか」

と常に聞いていくことです。「勉強しなさい」よりもそちらが有効なのかも知れません。そのときは柔軟にです。

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