受験勉強って人生の中で何回していると思いますか?
実は私は数えると6回以上やっていることになります。
目次
受験の功罪
受験生を指導していると受験生と接する時間が長くなります。受験は周りがヤイヤイ言っても最終的には本人次第になります。
仮に本人に無理やりさせて合格したとしてもそのあとは、それを維持する力がないので、最終的にうまく行かなくなります。
結局は本人が「覚悟」を持って取り組めるかですね。そして、受験の一番の大きいところは「それによって今後本人の人生の方向性が変わってしまうところ」です。
合格するかしないかによって、行く学校も変わります。それによってその人生が変わってしまう場合もあります。
本当の意味で人生の選択です。もちろん、合格したからと言って全てうまくいくわけではないですし、不合格になったから人生の失敗というわけではないです。
あとになって振り返ったときには人生の分岐点にはなりますが、それで全ての人生が決まるわけではないです。
が、それでも「後悔しない」ということはとても大切です。そして、もう1つ。受験によっていろいろな力がつくのです。
高校受験は楽勝。でも、大学受験は綱渡り
私の場合は地元の進学校に決まっていました、一時は迷いましたが、それでも田舎では選択肢がないのでその学校です。
高校受験のときは不合格になるとは思っていませんでしたが、大学受験はギリギリ。
親の出した条件も「国立大学のみ。現役」というもの。しかも学年順位で言うと当時は、130番くらいアップしないといけません。
だから大変でした。高1のときは国語が1番できていましたが、それに対して英語はかなり悪い。
だから、英語の勉強をしたら、偏差値が1年で22アップ。そして、喜んだのもつかの間、得意だった国語の偏差値が20も下がってしまい、全体ではそれほどアップしませんでした。
そんなことを繰り返してとうとう受験生に。当時所属していた部活を辞めて、受験勉強に専念。
夏休みも家にこもって10時間以上勉強したので偏差値も10アップして、「国立大学のどこかには入れる」ようになりした。
ところが、2学期になって体育委員長になってしまい(成り手がいないので誰かがやらないと体育祭がなくなると言われた)学習時間が大幅に減ってしまうことに。
今までの帰宅が毎日5時だったのが、連日夜の9時に。当然成績もナイアガラの滝レベルでダウン。
偏差値は15ダウンです。しかも、化学にいたっては校内順位ビリのおまけつ。その中で、もがいて、もがいて、やっていきました。
「絶望してもとにかく目標に集中する」ということがわかりました。そして、そのときの力が今も生きています。
社会に出てから必要な力
受験勉強は確かに大変ですが、少なくとも受験に関するノウハウはインターネットで検索すると出回っています。
また予備校や映像授業で受験のテクニックは学べます。あとは、どれだけ実行するかだけです。
それに必要なのは「絶対にやるという覚悟だけ」です。それを自分で決めて、覚悟を決めて実行するかです。
大人の受験勉強とは?
実はこの受験勉強で培われた「目標達成のために毎日打ち込んでいく力」というのは社会人になってもすごく役に立っています。
「大人の受験勉強」という資格試験とか思い浮かべるかも知れません。実は違うのです。「何か壁を乗り越えよう」と思ったときが受験勉強と同じメンタルなのです。
実際に私も何度もそういった心境で取り組んできました。例えば、リアルの塾が潰れる前。卒業生が全員卒業したら残りの生徒はたった3名に。
そして、インターネットビジネスに参入したとき。お金も時間もないのにやっていきました。どちらも好きなことを全て辞めて、ひたすら仕事に打ち込んで打開しています。
インターネットでビジネスをスタートしたときは塾だけでは食べていけなかったので、朝7時からはお弁当の配達のアルバイト。
そして昼過ぎに帰宅。少し仮眠して夕方からは塾へ。11時に塾を閉めたら今度は、自宅に帰ってインターネットでひたすら宣伝。
毎日夜中の2時、3時とやっていました。そして。今のインターネット塾の基礎を作りました。
そのあとも何度も危機がありましたが、そのときの「大学の受験勉強」という心境で乗り越えて言ったのです。
ビジネスの世界でも同じ
インターネットで仕事をしてきて感じるのはこの「覚悟」がとても必要なのです。
実際に今までいろいろな人と一緒に仕事をしましたが大抵はうまくいきませんでした。
うまく行っているのは、私がやっている塾で、できない生徒さんを紹介するときだけです。
あとはサービスとして事前にお金をいただいて仕事をしてきたときだけです。そして、
という形でやって仕事は全てと行っていいくらいうまくいきませんでした。
似たような話で生徒の保護者の中には
という方もいました。もちろん、やりませんでしたか、結局は理由は同じです。
痛みを伴う覚悟がないとうまく行かない
結局はやりたい本人が自分が痛みを伴ってやらない限りうまく行かないのです。
私が今までの中で、それらの壁を乗り越えられは
という強い気持ちがあったのと、そのために犠牲を払う覚悟があったからです。
それがあったからこそ、そこから抜け出せたのです。そう考えると大切なことは受験生の子どもに覚悟を持たせることです。
本人に覚悟を持たせ、持てたら親も覚悟を決めて、結果はどうであれ子どもの頑張りを信じることだけですね。