子どもとの対話方法によって、子どもは反発します。
目次
子どもが嫌う先生
子どもが先生に対して好き嫌いってありますよね。塾なんかも先生に対して好き嫌いがあります。
学校の先生だと生徒から多少嫌われいてもやっていけますが、塾の場合は先生を完全に嫌ってしまうと退塾になってしまういます。
そうなると死活問題になってしまいます。じゃ、優しくて甘ければいいのかと言うと必ずしもそういうわけではありません。
厳しくても人気のある先生もいますし、優しくても不人気の先生もいます。その違いは何でしょうか?実はここに親子関係のヒントがあります。
新興宗教にハマる若者たち
一時期新興宗教が問題視されましたよね。今もそうなってるのかもしれません。
が、オウム真理教をはじめ色々なカルト集団というところに若者たちがこぞって参加して行きました。
「カルト集団はけしからん」と言ってもはじめらないのでなぜそんなに人気のあるのかということを話をしていきたいと思います。
実はここにちょっとし秘密があるのです
親子が対立する理由
三者懇談などで言うと親子でバトルがはじめる場合があります。親の言い分と子どもの言い分が大きく違うときです。
どちらかが嘘を言ってるのでしょうが、どちらかが本当かというそういうわけではありません。
実はどちらも本当です。よくあるのは「勉強しているのか、していないのか」という話です。これもお母さんが正しいとか本人が正しいなんて言ってしまうとは会っていません。
実はとどちらも正しいわけです。が、その事実を突き止めても何も解決しません。
塾の先生というのは警察ではなくて白黒はっきりさせればいいのではなく、子どもの成長に何が最良なのかという方法を考えるわけです。
最初のやることは理解
実は反発が生まれるというのは自分のことが理解されていないというところです。
成績の良い子の家には喧々諤々とした雰囲気よりもお互い理解されているという安心感が生まれるからこそ子どもも集中して勉強できるのです。
先ほどの会話ですが
お母さん
「うちの子は勉強していないんです」
子ども
「勉強しているよ」
と言ってることは真逆ですが、事実は同じなはずです。お母さんは
「子どもは合格するレベルまでの勉強はしていない」
と思っていますが、子どもは
「たとえ15分でも勉強している」
と思うわけです。このときに「勉強していない」と否定されると子ども自身はやる気を失ってしまいます。
だから私がこんな言い方をするわけです。
「君は勉強している」
「確かに君は勉強しているよね。それは認める。でも、合格するだけの勉強量をこなしているの?」
という風な言い方をしているのです。これは前半で相手のことを理解してます。
そして、後半で自分自身の意見を言ってるわけです。これを最初の理解がなくて頭ごなしに「やっていない」とすると子どもは反発してしまって、それ以後の話は聞けなくなるわけです。
自分の言いたいことを伝えるのではなく、相手を理解するのに努める
人を育てるというのは当然ですが、その子自身が今のその子と違った形にならないと成長しません。
相手を変えることなのですが、それが中々うまくいかないでヒステリックになったり、怒ったりします。
それでも変わりません。もちろん恐怖で相手を動かすことも可能です。が、それは短期的な話です。長期的には難しいのです。
だからやることはまずは相手のことを理解して、本人が聞く体制を作らないといけないのです。
本人は自分のことが理解されたということがあって、はじめて次に相手の話を聞こうという形になります。そこがポイントです。
カルト集団が若者を取り込めるのは、この「相手のことを理解する」ということに長けているからです。
親や先生にも理解されていない。でも、この教祖様だけは僕(私)のことを理解してくれる・・
となるのです。
嫌われる先生は否定からはじめる
以前にも「学校の先生でどんな先生が嫌いか?」というのを生徒に聞いたことがあります。
色々な意見はありますが、一番多かったのはやはり
「最初に否定する先生」
です。授業がはじめって自分たちのことを否定する先生がいます。
本人たちに発破をかけるつもりなのか、本音なのかわかりません。ですがその時点で先生と生徒との人間関係をできなくなります。その後何を言っても相手には伝わりません。
もちろん、厳しい指導をする必要はありますが、まずは相手が聞く体制を作ってからの話です。
それをしていくかないとダメです。だから親御さんも子どもと話をするときには、まず子どもを理解して、認めて、それから自分自身の意見を言う形をするとスムーズに行きます。
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「子どものやる気を引き出した7つの事例集」