国語が苦手な子は正論だけではうまくいきません。実際の指導法は違います。
目次
理想と違う実際の指導
国語の苦手な指導するということは教科書に書いてあるような正論だけではうまくいきません。
これは実際にやってみればわかるのですが、思うようにはいきません。
例えば、塾の先生が子どもを指導してうまくいかなかったら
というのは簡単です。ですが私はそういった子のいる現場で指導してきました。
だから、そんなことを言っていると塾から生徒がいなくなってしまいます。
もちろん、できる子を指導するのはすごく楽ですが、勉強嫌いな子も指導してきたので教科書通りにいくことはあまりないです。
これが「教育評論家」と言われる人たちと実際に現場で指導している講師とのギャップです。
多分学校の先生はもっと大変なのかもしれませんね。
学校の先生に対していていろいろ批判はあっても、塾のように生徒を選べないのでそういう意味はでは学校の先生をリスペクトしています。
辞書を引きなさいという話
実際国語の指導していると一般的な話では
と指導をします。確かにその通りです。自分でわからない単語が出てきたらちょっと調べるのがもっともなんです。
ですが、実際はそればかりではそううまくいきません。
例えば国語がすごく嫌いで、音読もままならない子はまず読ませることに一苦労です。
そして、わからない単語が出てきたら、その都度辞書を引くのがいいです。
もちろん、昔であればきつくやってそれを乗り越えさせるというのも一つの方法でしょう。
そういう時代もありました。ですが今はなかなかうまくいきません。
無理やり叱りながらやって辞書を引かせるのも1つの方法かも知れませんね。
実際には途中で、
となるかもしれません。確かに、それも仕方がないのですが、勉強の楽しさを知る前に辞めるのはもったいないです。
・音読するのも下手
・辞書を引くのも時間がかかりすぎる
・さらに語彙が多いのでたくさんしたくないといけない
こういった場合は指導をしていても前に進みません。
指導のテーマをたった一つに絞るということ
実は今やったようにやることが3つも負担になると子ども自身がやる気をなくします。
しかもその前に「国語が嫌い」という前提条件が付きますからストレスは3つも4つもなります。
ではどうするのかと言うとストレスをまずは減らすのです。例えば
ということに絞るわけです。まずはスラスラ読めるようにする練習をします。
それだけに注目するのです。まずは、音読はできるようにする。
そして、それがある程度できるようになったら今度は中身の意味に注目します。
その時に辞書を引くのもいいですが、あまりにも多いと語句の意味を言ってあげます。
もちろんずっと言うわけではないですが、最初のうちは語句の意味を言ってあげるわけです。
そうすれば辞書を引くというストレスは低下することができます。
最初は中身の意味を理解すること大事です。それができるようになったら、次に辞書を引くということになっていくわけです。
そうやって細かいステップを踏んで国語を軌道にのせます。小さい頃は読書が嫌いでも大人になって読書をする人はたくさんいます。
まずは国語の世界の第一歩です。
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