先日から
「2020年からの大学入学共通テスト」
新聞に出ていましたね。中学受験の問題を解いていますが、それと相まってが問題傾向も変わりつつあります。
その大学入学共通テストについて日本経済新聞の11月11日からの引用です。
2020年度に導入される大学入学共通テストについて、本番前最後となる試行調査が10、11の両日行われた。
記述式や資料の読み解きを中心とした問題に、参加した高校生からは「知識だけでは解答できない」「国語力が必要」など戸惑いの声も漏れた。
教員も「生徒にじっくり考えさせる授業が重要になる」と気を引き締める。
試行調査は昨年11月に続き2度目。大学入試センターによると、最も多い科目で約6万8000人が参加した。
「全教科で国語力や情報処理能力が問われている」。東京大駒場キャンパス(東京・目黒)で受けた私立高校3年の女子生徒(18)は厳しい表情。
共通テストは複数の資料や文章を読み込み、答えを導く問題が多い。「全部読めるか不安になり、集中力が途切れそうだった」
国語、数学で導入される記述式も「普段の授業で簡潔な文章を書く機会があまりなく、難しかった」。
前回の記述式の正答率は数学で2~8%、国語は1%未満の設問もあり、苦戦した生徒が多い。
ただ数学は前回より記述が簡単で、都立高校2年の男子生徒(17)は「式や短文を書く程度で想定外だった」と拍子抜けした様子だった。
選択式の問題についても「理系科目は知識より考え方をみるような問題が多く、問題の趣旨をしっかり理解しないと解けない」(大阪府池田市の公立高2年の女子生徒)などの感想があった。
同センターは正答率5割を目標に設問したとしている。河合塾教育企画開発部の下松淳子部長は「問題の文章が長く解釈に迷ったり、複数の文章を正確に読んで理解する必要があったりして、生徒は難しいと感じるだろう」と話す。
駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長も「思考力や判断力、表現力という次期学習指導要領が重視する能力をはかる内容。
暗記や公式を当てはめるといったテクニックだけでは解けず、成績が二極化する可能性がある」とみる。
と。これも1つの流れで学校や塾でもこういった
「国語の読解の力」「思考力」
といったことに力をつけていかないと対応できていかないですよね。
実際に指導しても
「教科書がまともに読めない」
という子が多いです。私は指導中に教科書を読むということはさせたくないです。
それは、時間がもったいないからです。ですが、
「読まないと前に進まない」
ということが多いです。実際に指導しているとこんな会話です。
私 「教科書は読んでいる?」
生徒「読んでいる」
私 「何回?」
生徒「1回」
私 「1回?いつ読んだの?」
生徒「授業中に1回」
私 「・・・」
これが現実です。今はまずは
「教科書を丁寧に読む」
という練習をすることです。例えば、私の場合は
「教科書を毎回読む」
ということをしていました。通常1つの題材に対して「20回」音読をしていました。
まずは、小さい頃から教科書の音読を続けるようにしてくださいね。いろいろなことをするよりは、まずはこれが最優先です。