今回の話は勉強を楽しくする方法です。
勉強指導していると小さい頃はどうしても親が指導してしまいますよね。親が指導して気をつけないといけないことは
「目先の結果にとらわれ過ぎて、子どもを勉強嫌いにしてしまうこと」
です。これは私はとても気を使っています。というのは
「勉強の時間=嫌な時間」
になってしまうと、ずっと勉強が嫌いになってしまうからです。
指導が大変な勉強嫌い
私の所では主に国語の勉強しますが、最初に聞くのは
「国語が苦手?」
というのと
「国語が嫌い?」
という質問します。ここで「苦手」ということはまだ楽ですが、「嫌い」となると成績を上げるのにはかなりハードルが高くなります。
というのは「苦手」であればやる課題のハードルを下げてあげれば、スムーズにスタートできますが、嫌な場合は取り組みそのものができにくいからです。
このときの1番の原因が小さい頃の親の指導によるトラウマが多いです。たとえば、指導しているとすぐに答えを聞く子がいます。
あるいは自分では考えないで解き方を聞く子もいます。元々の性格である場合もありますが、小さい頃に叱られた子が多いです。
間違えると叱られるとか、「はやくはやく」とせかされて考える時間を失った子です。
だから子どもは当然楽しくはないですね。大切なのは間違わないことではなく、間違ってもいいからまずやること。そして、間違ったらそれを直すということです。
これから時代の教育
特にこれからの時代は「これが正しい」ということが大きく違ってくる時代です。今まで正しかったことが逆に間違ったことになるかもしれません。
だから、実際にやってみて間違ったら修正していく。または、改善していくということが大事になってくるのです
ひと昔前では考えられませんが、私の場合は生徒と会ったことはありません。オンラインの塾のみです。店舗を持たない塾なんて想像がつかなかったと思います。
それが当たり前になってきてるのです。塾はどこかに通って教えてもらうというのが普通でしたが、私の塾では生徒が塾に通わないのが普通です、
しかも、日本全国だけではなく世界に散らばっている日本人にも指導しています。今日の指導はイタリア在住の生徒ですそういった子も指導しているわけです
そんな中で時代なのでまずはやってみるということです。そして、勉強そのものが嫌いにならないこと。もっと言えば勉強が好きになることです。
「勉強の時間=楽しい時間」
に持っていくことです。それには教える人が
「学ぶことは楽しい」
と思うことです。私と授業していると真面目な話ではなく、子どもの話を聞いたり、世間話を聞いたりして色々興味深い話をします。
「もっと勉強に集中して」と親からすると思うかもしれません。ですがこれも勉強の一つのです。子どもが自分の興味のあることを大人に対して正確に話すとか伝えるというのも国語の勉強の一環なのです。
そして、そういったことを続けていくと勉強の時間が楽しくなるわけです。そうすると勉強自体がまずは嫌いにならなくなります。
嫌いにする言葉
ですが、こんな場合はどうでしょうか?
「なんでやらないの?」
「どうしてできないの?」
「どこがわからないの?」
「どうしてやらないの?」
「ほら間違ったじゃないの?」
「何で間違うのいい加減にして」
この言葉を並べているだけでも気分が悪くなります。もちろん、子どもも間違いなくて間違ってるわけではありません。
それをずっと見ているので、我慢できないというのはわからなくはないです。が、大事なのはその子が目先のテストで点数を取ることではなく、大人になったときに自分でできるかを想像しながら指導するわけです。
そのときに勉強嫌いな大人になると大人になった途端勉強しなくなります。本当のこと言うと大人になってから勉強しないといけないのにです。
例えば、読書が好きになると社会人になってからも本を読みます。社会人になると読書を読まない人が増えますが、本当は読書をしないといけないのです。
まずは、子どもを勉強嫌いにしないとこが大切です。