夫婦関係がうまくいかなくて離婚する家があります。また、Facebookなんかを見ていると子育てのグループで旦那さんの不満がいっぱい出ています。
逆に奥さんに対する不満もあるでしょう。ただ、表面化していないだけで、ある日突然「離婚」となるかも知れません。そんなときどのように考えるのでしょうか?
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こんな考え方はどうでしょうか
実は、「夫婦関係」「親子関係」を会員ビジネスと考えてはどうでしょうか?会員ビジネスと言うと
「

と思うかも知れません。夫婦関係でも、親子関係でも「会員ビジネス」と考えるとうまくいきます。
というのは私の所は「会員ビジネス」を2つやっています。1つは、一般の保護者向けの塾です。塾というのは会員ビジネスですよね。
会員が入って成り立つ仕事です。もう一方は塾長向けの会員ビジネスです。塾長自身が入って頂いて、塾長から月謝を頂いて成り立ってるビジネスです。
どちらも毎月契約ですので途中でやめてしまうこともあります。だから、常に気にしないといけません。
「会員ビジネス」と考えるとどうなるのか?
「血縁関係」を「会員ビジネス」と考えると常に相手のことを気にしないといけません。当然ですが、どんなにがんばってもうまくいかないときもあります。
そして、退会することもあります。だから常に緊張感を持って毎月毎月を過ごしています。
結婚式のときにこんなことは言われなかったでしょうか?

と。つまり。お互いに相手のことを気遣いながら、寄り添いながら努力していくのです。
「夫婦」でも努力は必要です。それは「会員ビジネス」そのものです。そうするとどうでしょうか?
相手のことを考える時間が増えていきます。実は「夫婦関係」や「親子関係」で失敗するというのはそういった緊張感がないからです。
夫婦関係を会員ビジネスと考えると
夫婦関係と言うといわゆる婚姻届の紙切れ一枚の関係です。この紙切れ一枚。たかが紙切れ一枚。されど紙切れ一枚です。
これによって法律的にも、社会的にも全く違った扱いを受けることになります。結婚していて、相手以外の関係を持つと不倫として、制裁を受けます。
夫婦だから、と言って甘えるわけにはいきません、お互いに多少のことがあったとしても、無理を利いてくれるかも知れません。
わがまま通るかも知れません。ですが。ある日突然、離婚を言い渡されてしまうかも知れません。
逆に会員ビジネスと考えると、当然相手に気を使わないといけないですし、相手に負担をかけたときにはご自身も考えないといけません。
簡単に言うと血縁関係でもずっと続くと思わない方がいいのです。
例えば血の繋がった親子であったとしても年老いてから全く親のことをほったらかしにして、連絡もなし。
その場合に近所であって全く赤の他人でも、心配してくれる他人であればそちらの方を大切にしようとするのです。
血縁で繋がっているから、何でも親がやってくれるだろうと思うとえとんでもない話です。
当然ですが、親も人間ですからやはり顔を見せたり、連絡をしたりと気にしないといけません。
これは会員ビジネスと同じで、常に相手のことに気遣わないといけないわけです
親子や夫婦には見えない契約書がある
実は親子や夫婦関係には目に見えない契約書というのがあるんです。どういう契約書かと言うと
「やって当たり前。してくれて当たり前」
という契約書です。無言のうちに結ばれているので、それが当たり前になっています。
が、その契約書はいつまでも続くわけというわけではありません。相手自身がそれに我慢が出来なくなったある日突然、
「離婚です」とか「出て行ってくれ」という風になるわけです。本人からすれば、突然のことでびっくりするかも知れません。
が、相手は我慢に我慢を重ねた結果そうなるのです。実際、今でも私の所に離婚の相談が来ます。

というものです。奥さんとしては我慢に我慢を重ねていたけれども、旦那さんとしてはそれに気づいていない。
奥さん自身は完全に自立したいから離婚をしたいという風な相談になっているわけです。
これが典型的なパターンです。実際に旦那さんから DVを受けていて、奥さんと子供が昼間にランドセルの1つで出て離婚した家もあります。
旦那さんは一度ひどい暴力を振るったけれど、我慢したので
「これでずっとついてくるだろう」
と思ったそうです。ですが、奥さんはすぐに診断書をとって、逃げ出す日を考えていたそうです。
その作戦をずっと考えていたのです。
愛情は無限ではない
普通は、親の愛は無限、夫婦は永遠にと思うかも知れませんが、すべては無限であると思わない方がいいと思います。
逆に相手との関係を「会員ビジネス」と考えると、相手との愛情が無限であると思わなくなります。
当然ですがそれに見合ったものを自分自身で返さないといけないと思うようになります。
例えば、病気であったとして、形として返さなくても
「悪いね。助かるよ」
とか声をかけることも必要になってきます。やってくれて当たり前。夫婦だから当然だろうと思ってしまうこともないのです。
親子だから大丈夫なんて思わないで下さい。小さくて庇護を受けてる間は我慢しないといけません。
ですが、それが終わった途端に、手のひらを返したように実家に寄り付かなくなります。
あるいは親を毛嫌いするようになります。そうならないためにもお互いに「会員」と思って相手を尊重してやっていく必要があります。