楠田先生のインタビューを今聞いていました
その中で子どもの気持ちをほぐす方法を公開してくれています。実際にこれは親子関係でできます。
実は会話するときに失敗するのは、その逆をやっているのです。これは私が聞いた不愉快な話です。
目次
先日不愉快だった話
先日Facebookで知り合った人とズームでやり取りをしました。どんな内容だったかと言うと最初にその人の自己紹介から始まりました。
「自分自身がいかにすごいのか?」という自慢でした。自分自身の自慢。自分の実績の羅列です。それからスタートです。
その時点で私としてはお腹一杯です。多分、高額商品を販売したいのでしょうがその時点で気持ちが萎えていました。
とりあえず話は聞きましたが、時間がもったいないなと思いながら他所ことを考えながらとりあえず話を聞いていました。
実は自分自身の実績と自慢話は紙一重なので話すタイミングが難しいのです。
実はFacebookで受ける内容があります
SNS でやっていますと面白いことがあります。これは色々テストしたのですが、自分自身のすごかった実績を書いても反応は薄いです。
ですが自分自身が失敗した話を書くとコメントが一杯です。もちろん、お祝い事であればコメントはありますが自分自身の失敗談でも結構あります。
間違っても
「塾は定員オーバーです」
「生徒が一杯集まりました」
何て書くと反応は全くありません。本当に無反応です。ですが、
「こんな失敗をしました」
何て書くといきなりコメントが。
実は人間というもの不思議なもので、相手が調子の良いことよりも、失敗した話が興味があるのです。
そうすることによって相手の気持ちが和むのです。が、それを逆に行っている人が多いのです。
年配の話を聞くと疲れる話
年齢を重ねると昔話が長くなります。私も親戚のおばさんにお見舞いに行ったときに、1時間で9回同じ話を聞かされました。
そのときに私の母は3回(笑)実はそれだけではないのですが、聞いてる方がしんどいのが自慢話です。
自慢話を聞いているとやはり疲れてしまうわけです。なぜこんな話をするのかと言うと人間関係をよくするにはその逆は話をすればいいわけです。
失敗の話からする。つまり自分自身のできなかった話をすると相手から喜ばれるわけです。これがどういう風に関係するのか?
親子関係でも同じです
よくあるのが親の話で
という話を子ども自身にしても喜びません、ですが 親御さんが
「こんな失敗をした」
とか言う話をすると子どもは目を輝かせ聞いてきます。特に普段できる人と思われてる人に限ってそういう話をすると親近感が湧いて心を打ち解けるわけです。
人に話を聞いてもらえるには、まずは自分自身が打ち解けるための努力をしないといけません。
その1つが自分自身の弱みを相手に見せるということです。そうすることによって打ち解けることが多いのです。
楠田先生もやってました
実は楠田先生の授業に人気がある秘密の1つはこの
「自分自身の弱みの開示」
です。楠田先生自身がケネディ大使の通同時通訳をやったり、NASAの宇宙飛行士ワイズマン氏と小学生の宇宙交信の同時通訳、翻訳をやったりとすごい人ですが決してそれだけではないのです。
その前に自分自身がいかに失敗していたか、いかに自分がダメだったのかという話を生徒の前で英語で話をしているわけです。
そこからスタートなので子ども自身は目を輝かせて聞くのです。
是非ともやってみてください
話しするときは決して自分自身の自慢ではなくて、自分自身の失敗談や、弱かったとこの話をしてみてください。
そうすることによって子どもと打ち解ける機会が増えます。実際こんなことがありました。
奈良で一番の進学校に入った男の子の話です。その後は社会人になってもフリーターでした。
頭は抜群に良いのですが、親の考え方に納得がいかなかったようです。そして、大学に入ったものの途中で中退してフリーターに。
父と彼の中は険悪になったそうです。ですが、その父親がリストラに遭いました。
それまでかたくなにその子の生き方を認めなかった父親が子どもの生き方にも理解を示すようになったのです。
途端に親子関係の真ん中にあった氷の壁が溶けて父親とよく話をするようになったそうです。
結構うまくいかないときというのはどこかに自分自身の価値観が正しいと思ってるところがあります。
一度試してみてください。みんながみんな人生の中でうまくいくわけではないのですから。