指導していると「あちゃ」という子が来ることがあります。
目次
その力は本当か?
実は塾ではこれは
「成績が上がりにくい習慣」
がついているのでみんな話をしている内容です。どういった習慣かというと
「考える習慣がついている」
「答えだけを求める」
「途中経過より結果」
「パターンだけで覚えている子」
です。こういった子は確実に学年が上がったり、複合問題になったりすると躓きます。
そのときになって初めて親も
「何でできないの?」
と慌てます。
先に進んでも意味がない
「早く結果が欲しい」
そういう親御さんが多いです。もちろん、人によっては早く結果が出ることもあります。
実際に愛知県であった実例です。
中3までやっています。
その子は小学校のときからある教室に通っていて先取りをしていました。
小学6年生で中3の数学までできると。ですが、中学に入ってやったテストが平均点しか取れません。
親は
「小学校のときに中3までやっているのに・・・」
と不安になったその塾に。担当した先生がびっくりしたのは
「意味もわからず作業をしている。それが勉強だ」
と思っていたことです。勉強というのは、最初に必要なことは
「理解すること」
です。理解してから、問題を解いていくのです。もちろん、最初はわからない問題もあります。
ですが、途中で理解していくのです。その子はその理解が欠如していたのです。
単純に
「作業を繰り返すこと」=「勉強」
と思っていたのです。指導している先生は大変です。何が大変かというと
「間違った勉強の仕方を変える」
のに時間がかかるからです。とにかく
「作業をして頭を使わない」
のです。そして、
「考えることを極端に嫌う」
のです。具体的な勉強はこんな感じです。
100問解いても意味がない
例えば、こんな場合です。
次の主語を答えなさい。
僕は太郎です。
私は花子です。
彼は次郎です。
彼女は静香です。
父の名前はのび太です。
母の名前は玉子です。
・・これは考えなくても解けますね。逆に
「・・・は」だったら主語か。
と。こんな問題を小学生が中3の問題まで解いて力がついてことになりません。
では、この問題はどうでしょうか?
「象は鼻が長い」
です。こういった子は主語は
「象は」
と答えます。常識的に考えると長い象を私は見たことはないです。つまり、
「意味を考えないで解いている」
のです。
結果よりも
実際に国語を指導していると
「2か月で偏差値13アップ」
「夏休みで偏差値18アップ」
という人もいます。もちろん、これは本当の話です。話を盛っているわけではありません。
逆に
「2年経ってようやく結果が出た」
という子もいます。こういった子は珍しいです。というのもそれまでに塾を辞めるからです。
この違いは何か?
実はそれはそれまでの持っていき方です。
「結果だけを早く求める子」
「結果だけを早く求める親」
です。結果を早く求めるとどうなるのかというと
「理解しないで解き方だけを覚える」
からです。中身はわからないけれど機械的に解いているだけです。
それよりも時間がかかってもいいので、考える子に持っていくのです。
正解よりも、考えていることを認めるのです。
もそうですが、
とです。
大人も一緒
大人でいうと、速読というのもありますね。すごいページで本が読めます。
それだけを求めます。もちろん、必要な情報を速く処理するときには「速読」も必要です。
が、勉強はそれだけではないのです。例えば深く考えて読むには
「哲学書1ページを1時間かけて読む」
ということも必要なのです。こういう読み方をすると
「本質的に理解しよう」
という深い思考が生まれます。そうやって、結果ではなく、子どもの成長に視点を置いていくと違ってものとなります。
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