勉強法 子育て

子どもに身につけさせたい大切なこと

今回も役立つ話です。セミナーでは何度もお話していますが、私が教えている小学生の生徒が私と同じ年になったときには私はこの世にいません。

指導している子に残すこと

そんな子に

「何を残したらいいのか?」

と思って毎回指導をしています。

「算数の解法のテクニック?」
「漢字の読み書き?」

そんなことはではないですよね。大切なことは

「考え方」「取り組み方」

などです。

「そんなことはいい。成績を上げてくれればいいんですよ。お宅は塾なんだから」

と言われるかも知れません。ですが、本当はもっと大切なことがあります。

1か月後に2億円が足らない

私が以前勤めていた会社でこんなことがありました。それは

「資金が1か月後に2億円足らない」

と。このままでは会社は倒産してしまいます。そんなとき私も幹部の方と一緒に会議に参加しました。

当時はまだ20代。そんなときに

「もうダメだ」

と絶望してしまうのも1つです。こんなことは読んでいるあなたの人生ではあまりないかも知れません。

ですが、次のことはあるかも知れません。

人生で絶望する瞬間

「仕事で大失敗」
「会社からリストラさせる」

「破産寸前に追い込まれる」

「家族が癌になる」
「大切な人が余命宣言を受ける」

など。決して他人事ではないです。こんな経験を私もしてきました。絶望にかられたときは何度もありました。

他にも

「離婚して生活が心配」
「子どもの受験で絶望」

などもあるかも知れません。

先程の

「2億円が足らない」

という会社の話でもそうです。そんなとき

「もうダメだ。人生終わりだ」

とふさぎ込んでしまうのも1つかも知れません。ですが、

「少しずつでも可能性を広げて手をうっていく」

と言うのとても大切なのです。そのときには

「どうしてもダメだ」

というときでも、現状を分析して、

「どうすれば現状を打開できるのか?」

と1つ1つ問題を分解して、それに対して1つ1つ解決していくのです。

ラクダが針の穴を通る

「ラクダが針の穴を通る」

何て、常識的に考えて無理なことです。ですが、実際の人生の中では

「君には絶対ムリだ」

ということを解決してきた教え子たちがいました。

福岡のF君。東京のMさん。神奈川のMさん。

など。

入試でも同じ

実際に過去問を解いてみると

「これはダメだ」

という結果が多いです。過去問には過去の合格者の得点も出ていますから、過去問を解いてときには愕然とするかも知れません。

それを

「ここはもう少し練習すれば解ける」
「ここの分野を強化すれば得点できる」
「この科目は復習すればできる」

とまだ伸ばせるところをつぶしていくのです。そうやって

「得点できるところを1つ1つ増やしていく」

のです。そうすると得点をアップすることができます。これは最初に書いた

「2億円の不足分」

を1つ1つお金を積み上げていって解決するのと同じです。

「この支払はまずは飛ばして」
「ここからお金を借りて」
「ここは少し待ってもらって」

とやっていって何とか倒産を免れたのです。そうやって

「不可能だと思ったことを可能にする」

ということを身につけていくのです。勉強は

「中身をやるだけ」

ではなく、その途中のプロセスにあるのです。そうやって、1つ1つ問題を解決する力をつけていきます。

ぜひとも、私が死んだ後でも使える力をつけてもらったら・・と思っています。

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