子どもが言った通りやらないというのがありますよね。
目次
子どもにイライラ
親からすると
とか
と思ってしまいます。
勉強のやり方というのは決まっているので、あとは本人がやるかどうかです。
ポイントは
「どう気づかせるか?」
です。それにつきます。
という家庭の場合は、その子に「気づき」がないからです。ひょっとすると親が気づきを奪っているのかもしれません。
自分に気づきを与える
人はその状況にならないとわからないのかもしれません。それは何も子ども限ったことではありません。
大人でもそうです。私も自分に大金を投じて勉強しているのは
「自分に気づきを与えるため」
なのです。例えば、
・同じ研修を何度も受講する(合計4回)
・似たような研修を受講する
のも自分が気づくためです。もっと言うと、学んだことが自分で腑に落ちるためです。
と思うためです。周りの人から指摘を受けますが、自分では腑に落ちないのです。
最初のテストで気づいた話
中学校の定期テストで一番悪かったのが、中1の最初のテストでした。
私の学校では中間テストがなかったので、1学期の期末テストが最初です。
自分はできると思っていたのが、できなかったのですごく悔しかったのを覚えています。
なんて思っていました。そして、そこで気づいたのが
ということでした。自分ではやったつもりだったのが、予想以上にできません。
最後の詰めが甘かったのです。
と言うのに気づきました。それでいつもより1時間、勉強時間を増やしました。
また、1週間前からのテスト勉強でもそのページで満点を取れるまでやりました。そうやって、次のテストでは私の中で中学生活で最高得点が取れました。
音読しないのはなぜ?
息子のときもそうでした。勉強するときに
と中1の最初から言い続けてきました。私は音読については、生徒で何度もテストをしているので間違いないです。
音読なし、1回音読。2回音読。3回音読とやって、正答率がどうなるのかもテストしていたのです。
本人は、
というものの納得がいかないようでした。そして、結局音読はあまりせず、そして高校に進学。
そして、高校に入って成績が下がったときの話。高2のときに息子がこんなことを言いました。
と。なぜ今頃になっていうのか確認したところ
と。結局本人にとっては、成績が下がって「どうにかして成績を上げないと」と思ったときだったので同じ話でも効果があったのです。
痛い目に遭う
長い会員さんの場合は、成績が下がっても何も言いません。というのは
と思ってくれるからです。
「成績が下がったなら塾に行く意味がない」
と思うかもしれません。ですが、私が目標にしているのは
と気づいてもらうことです。気づきがあると自分からやることが多いです。
実際に勉強していなくて、最低点を取った子がいました。本人はまさか、ここまで悪いとは思っていなかったようです。
そして、次では最高得点です。それ以降は成績は下がることはありませんでした。
それよりも最低点を取る前の点数より、20点以上高く取れるようになったのです。
転ばぬ先の杖
問題は子どもの心配をしすきで、親が先回りし過ぎてしまうこと。そうすると痛い経験がないので
「痛い思いをするとすぐに心が折れる」
「立ち直れない」
ことです。学校と言うは社会に出るためにいろいろ経験するところですから、本当は小さな挫折を経験していくことです。
そして、自分で「気づく」ことです。それが
「このままではまずい。やろう」
と思ってもらうのがコツです。
気づいてもらうには
気づいてもらうには次が必要です。
1.情報を与え続ける
2.経験させる
3.待つ
です。情報を与えるのは感情を入れずに伝えます。私の「音読はいいよ」というものです。
決して、強制するものではないです。経験させるは、痛い目に遭ってもらうのです。
もちろん、痛い目だけはありません。本人にさせて経験させることです。
そして、あとはタイミングです。その子に状態にやって、同じ言葉でも響き方が違います。
そのタイミング、本人が気づくまで続けるだけです。
「子どものやる気を引き出した事例集」
+子どもつぶさない思考法