昨日は「うまくいっている人の真似をしょう」という話をしました。その続きです。
目次
ほとんどの子は成績が上がる
指導していると長時間一緒にいる子が成績が上がると書きました。
その理由は以前のものを見てもらえばいいです。
その理由の1つの中に、一緒にいる相手の考えが自分にうつるというのがあります。
例えば、テストの前でチェックテストで「30点」を取ったします。普段は「50点」しか取ったことのない子は

とあきらめます。ですが、普段は「90点」取っている子は

と集中してそのところだけ問題を解きます。そして、当日はやっぱり「90点」を取ります。
そうすると「50点」しか取ったことのない子は

と思って自分とその子との違いに気づきます。そうやって相手から影響を受けるのです。
そうやって、出来る子に引っ張られてその子の成績も上がってきます。
賽銭にお札を入れる
今回同行した人には賽銭を入れるのに必ずお札を入れる人もいました。10か所の賽銭箱があっても、全部お札です。
その分、お札が飛んでいくわけです。お賽銭だけで1万円以上必要です。それを当たり前のようにやります。
「もったいない」と思うのか、そういう風にしてお金を使っていくのかと判断はその人のものです。
ですが「やっぱり違うんだな」という風に感じました。その人はお店を2店舗も経営していて、しかもほとんどお店に行かなくても回る仕組みにしているオーナーです。
そうやって、うまいっている人は考え方が違うのです。それにつられて私もお賽銭の金額をレベルアップしました(笑)
朝岡未来という人
朝岡未来という選手をしているでしょうか?今、格闘技界で賑わしている選手です。
兄弟そろって強くて、弟の海選手も別の階級でチャンピオンです。ですが、兄の未来選手は過去に少年院に入っています。
それが今では年収は億越えです。もちろん、未来選手にはもともと格闘技の才能がありました。
ただ、そんな特殊な話をしているわけではなく、その違いについて少し話します。
朝倉選手は他人をカツアゲしたりとか、万引きしたりとかってそうやって捕まったわけではないです。
ただ、捕まったのはケンカがしたかったからです。自分の強さを証明するためケンカをしていたのです。
が、それが行きすぎて少年院に入りました。そのお母さんは帰ってきてずっと泣いていたそうです。

と。ずっと自分を責め続けて泣いていたそうです。そして、やったことが未来さんに対して手紙を書くということでした。
ひたすら子どもに対して手紙を書きます。そうすることによって朝倉選手は変わっていったそうです。
自分が好き勝手にやっていたことがいかにも無責任で、自由をはき違えいたのかが、わかったそうです。
そしてそこから変わっていたのです。今はYouTubeで大人気です。
一方そのままの人もいます
これ鑑別所まで行った元不良の人から話を聞いた話です。その人の話では不良といっても2つのタイプがあるそうです。
1つは元不良であっても更生されて真面目にやっていける人。そして、もう1つは不良のままでその道に入っていく人です・
もっとひどいとその道に入っても何も出来なくて、中途半端で犯罪を繰り返すという人もいるそうです。
その違いは親の対応にあるということでした。子どもが悪いことをしたときには親もその事実に向き合います。
しっかりと叱って親も自分自身が反省することによって、親も変わります・そうすると子どもは変わります。
ですが、「うちの子は悪くない」とかばい続けて結局は子どもにあったことを認めさせない親とは子どもはそのまま変わらないままなのです。
介護を見て思うこと
介護施設でよく見る光景です。どういうことかと言うと親が病気になって施設に入れます。
お金は入れてくれるけれど、会いには来てくれない家。あるいは頻繁に会いに来てくれる家。孫を連れて会いに来てくれる家。
結局は子どもに対してどういう風にしてしてきたか、その人の老後にも影響にするわけです。
そのときはわからなくても後になって効いてきます。
私の兄が癌になって余命半年と宣言されたときに同じような光景を目にしました。
ある会社の社長が電話に向かって怒っています。知らないうちにこちらの耳にも入ります。
理由は

と怒っているのです。しばらくしても見舞いに来ません。しばらくして兄が転院したのでその後はわかりません。
そして、次のホスピスでも同じようなことがありました。県の職員の方だと聞いています。
現役のときにはそこそこのポジションにいたみたいです。ですが、その人にも誰も見舞いに来ません。
毎日ナースコールをしていましたが、だんだんナースコールを呼ぶ力も亡くなっていきました。
ですが、結局最後まで誰も身内は来ませんでした。
どうすれば良くなるのか?
今の子どもに対して何をすればいいのか?いくつか方法があります。
実際にあった話です。それは手紙を書くことです。子どもに対して自分自身の気持ちを手紙に書きます。
あるいは日記に書くというのは効果的です。それは自分を冷静に見ることが出来るからです。
そして、相手にも届きやすいからです。私の部屋には古い腕時計と1枚の手紙があります。
その腕時計というのは亡くなった祖父が身につけていた腕時計です。
決して高価なものではありませんが、ずっと祖父はその腕時計をしていました。
亡くなったときにその腕時計をもらいました。そして、手紙です。その手紙にはこんな風に書かれていました。
1に、おしん
2に、隆の里
3に、中曽根忍べよ、忍べ。若人よ。
私が大学に入ったときに祖父から送られてきた手紙でした。
私が大学生になって派手な生活をしないか心配して送ったきたものです。
書かれた人物はすべて苦労して忍んできた人です。
銀行の支店長になった祖父の話
「銀行の支店長になりました」という話を聞いても

と思うかもしれません。ではこれではどうでしょうか?重度の障害者で銀行の支店長になったという話です。
私の亡くなった祖父は重度の障害者でした。どれぐらい重度かと言うとまっすぐ道を歩けないのです。
生まれたときからではなく、確か20代のときに谷底に落ちて体が不自由になったのです。
何年も寝たきりで、そこから何とか歩けるようになったのです。ですが、まっすぐ歩くことなく、まるで酔っ払ったような状態です。
最後の方には靴下も履けないのでよく、靴下を履かせるように言われていました。
通常だったら絶望になる状態です。それでも子どもを5人育てるために毎日天秤に魚を入れて山登りをしてきました。
山の麓まで仕入れに行き、そして山を登って山の上に住んでいるとたちに魚を売るということをしていました。
それから銀行に勤めて銀行の支店長にまで上り詰めた人です。学歴は小学卒です。
漢字もよく間違っていました。そして、亡くなって私が苦しくなったときに出てくるのがこの祖父です。
私を睨みつけるような顔でずっと見ています。この祖父が出る度に「何クソ」と思って、頑張れたのです。
「忍べよ、忍べ。若人よ」
苦しいときにも耐えられたのがこれがあったからだと思います。だから、子どもに残るものを書くのです。
子どもの長所を書く
子育てがつらいと思ったら、まずはやれることは子どもの長所を毎日5つ書くことです。
そして、直して欲しいところは2つだけ書きます。それを意識して子育てをしていきます。
つまり、良いところは5つ認めてあげて、改善すべきところを2つだけ指摘してくわけです。
それをずっとやっていきます。毎日長所を書いていくと子どもの良いところに気づきます。
改善して欲しいところ2つだけ書いて、2つを叱るという形でやっていけばいいわけです。
ぜひともやってきてください。私の場合は長所を書くというのを何年かやったことがあります。
それは上司に対する長所で、ずっと最初のうちは出てこなかったのです。
が、長所を書くという風にやるとその人の良いところが見えてきます。
今まで気づかなかったところ良いところ気づくようになのです。これはやったものしかわかりません。
今までは「うちの子はダメだ」と思っていたことが実はたくさんいっぱいいいとこあるそうすると自分自身が気づいていないだけです。
本当は子どもはそういう風に育っているというのがわかるわけです。
勉強になったなというのではなく実践して初めてわかることです。そして、続けてみて人生が変わるのです。ぜひともやってみてください。