勉強法

塾で下のクラスか、下から2番目のクラスの子は見ないでください

春期講習の申し込みがあったお母さんと面談をしました。その内容がとても濃いのでその話を。

事実を知っているかどうか

春期講習前の面談でしたがお母さんが非常に理解のある方で助かりました。

多分、自分以外のお子さんを指導されたとしてもポイントをついた指導をされると思います。

それだけプロが見ても

「その通り」

という内容でした。どんな形なのかと言うと ご自身が中学受験を経験されているので物事の本質が十分わかっているお母さんでした。

だから話は早いです。言っていることも正しいです。後は子どもにそれをやって気づいてもらうかというだけです。

母親がする勘違い

実際に大手の塾に入っていて1番下のクラスや、下から2番目のクラスに通っている子は塾のやり方と合っていない場合が多いです。

やり方を変えないと多分受験まで、そのままの成績で推移する可能性が高いです。

「大手塾に通っているから安心」

というのは大きな間違いです。というのはそもそもやっていること自体があなたの子どもに合っていないからです。

特に難関校を狙っている塾に通っている子は問題のレベルとやり方が合っていないことが多いです。

課題が多くて「やらないといけない」という苦しんでいます。ですが、そもそもやる必要のないことをやっているということです。

そして、やらないといけないことに手が回っていないのです。

実際に成績の上げ方をついてお話ししましょう。これは大学受験でも同じことが言ます。

実力が1の子は10もやる必要がない

これは塾で指導した経験のある人で、成績の振るわない子を教えたことがある人であれば誰でも知っている話です。

成績がそれほど高くない子に対しては全てをやることはありません。

実際に中学や高校でもいわゆる進学校で勉強量の多いところで10やるとします。

それをそのままやっても成績は上がりません。もちろんできる子もいますが、ほとんどできません。

例えば、1しかできていない子であれば少なくとも5ぐらいまでやれば十分です。

みんなが10やるところを5までを2回やるそんなイメージですね。

10を1回やるよりは、5までを2回やった方が5までは定着します。

実は成績の上がらない子というのはやったとこが定着していないのです。

定着していないのにどんどんどんどん学んだとしても余計に混乱するだけです。

それがわかっていても、塾の課題をこなさないいけないのでやって、疲れて結局成績が下がるだけなのです。

お母さんも、お子さんも努力していないわけではない

塾からの課題をたくさん出されて毎日親子バトル。

仕事をしながら、あるいは下の子どもの面倒を見ながら一生懸命にやっているお母さんあなたが悪いわけではないのです。

ただ、塾の課題があなたのお子さんと関係のない課題を出しているだけ。

もし中学受験を希望されているお子さんであれば、3年以上先取りなのでそれだけでも立派です。

実際中学受験の模試で算数の偏差値が38でも国立大学には入ってきています。

でも成果が上がらない努力をしている子どもはかわいそうです。そのまま続けていると

「自分はやってもダメなんだ」

と自己肯定感が低くなります。その子の努力が足りないというより、やる方向が間違っているからだけなのです。

イメージしたらわかると思いますが、与えられたプリントをそのまま放置しています。

その上にさらに別のプリント置かれるイメージです。プリントというのは整理されて初めて片付きます。

整理されないままどんどんプリントを置かれても頭の中に入っていきません。

そんな状態です。子どもは課題を増やされて、成績アップに直結する身に付く問題がたまらないで、ストレスがたまるだけです。

ただやるべきことはやる量を減らして、学んだことを丁寧にマスターしていくということです。

それをすることによって成績が上がるのです。そうすると1だった子は5までいきます。

そうすると偏差値が50を超えていくのです。

「基礎はできている」という勘違い

もう1つ大切な話を。そのお母さんとの話。

以前「主語と述語の問題」で話をしました。国語の指導する前に

「主語と述語からします」

と話をすると反対するお母さんがいます。その理由は、

「うちの子は主語と述語はできていますから」

というものです。実際に主語・述語だけの問題を解かせると確かにできています。

ですが、私が求めているのはそれではありません。主語と述語を使いこなせるのかという意味です。

例えば音楽で

「【ド】と【レ】と【ミ】を引いてください」

と言われたときに人差し指一本で【ド】【レ】【ミ】と弾きました。

確かに弾いているですが、これが「使いこなしている」と言うと違いますよね。

難しい曲を弾くときにはドレミになると当たり前のように弾けないといけません。

まるで普段の生活をしているように鍵盤を扱わないといけないのです。

私が言ってるのは「主語・述語はできている」というのはこういう意味なのです。

成績を上げるには基礎を使いこなすこと

「基礎ができている」というのと「基礎を使いこなしている」というのは全く別の話なのです。

通常、難しい問題ができないこと言うのは基礎が使いこなせるまでにできていないことが多いのです。

実際に指導してみると難しい問題を出たときにその1つ前か2つ前レベルの問題を何度もやらせます。

そして、その後難しい問題を解かせると簡単に解けるときがあります。

実は成績が上がらないのはその理由なのです。

だから、「基礎を使いこなすまで練習する必要がある」のです。

まずは基礎から

春期講習は面談をしてからいまはやっています。もし

「うちの子はきっとそうだわ」

という場合はまずは問い合わせか、体験をしてみてください。しつこい勧誘はしません。

というのは時間のムダなのでそんな時間はありません。合わなかったら断ってくれたらいいのです。

以下より体験・問い合わせをどうぞ。

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